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赤①
俺の名前は赤。
医療機器メーカーに勤める25歳だ。
会社に入社してもうすぐ3年目。
仕事もだいぶ慣れてきて、そこそこデキてると思う。
そこそこ有名な会社に勤めているし、他人からみたら順調な人生に見えるのではないだろうか。
だが俺から言わせれば全く順調ではない、ある人物のせいで。
「ただいま戻りました」
爽やかで自信に満ちた声と共に、その人物がオフィスに入ってきた。顧客との商談を終えて帰ってきたみたいだ。
奴の名前は黒。俺と同期の25歳だ。
端正な顔が一瞬こちらを向いたので、慌てて目をそらす。
商談はどうやらうまくいったのだろう。顔に余裕の色が見える。
本当にいまいましい。
俺は小さく舌打ちしてPCを眺めてたら、一人の女性が俺のデスク前を通り過ぎたので、思わず顔をあげる。
彼女の名前は白。同じく俺と同期の25歳。
彼女のきれいな横顔が一瞬で通り過ぎ、横目でちらりと上司と話している黒を見つめているのが、後ろ姿でも分かった。
心臓がずくんと痛む。
上司との話を終え、黒が俺の隣の席に座った。
どうして、よりにもよって隣の席なんだよ・・・
奴はPCを急いで開き、作業を始めた。
こいつ、いつも忙しそうだな。仕事できる人は違いますね、そうですか。
俺は心の中で毒を吐くが、もちろん黒は気づかない。
すると彼女がもどってきて、俺と黒に話しかけてきた。俺の心臓がまた大きく動く。
「ねえ、黒君、赤君。今度同期の子達と飲み会あるんだけど、どう?行かない?〇君と×君も来るんだけど。。。」
彼女は若干緊張した様子で、俺たち二人に話しかける。
「あぁ、いいね、行きたいな。いつだっけ?そういえばグループラインきてたね」
黒は俺にも目くばせしながら、笑顔で答えた。
どうやら同期のグループラインに、飲み会の誘いが来てたらしい。もちろん俺も入ってるのだが見落としてた。
「来月の3日みたいだけど、どうかな?忙しい?」
「いや、俺は大丈夫だよ。赤、どうする?」
「・・・あー、俺も、行こうかな・・・」
少し頑張って笑顔で答えた。
「そう、良かったー。じゃあ、みんなにラインしてあげてね」
彼女はそう言って、軽やかな足取りで、自分のデスクに戻っていった。
黒が来ると分かった瞬間の、白の輝いた顔、本当につらい、嫌でもわかる。
彼女が黒に恋してるのが。
飲み会当日は更につらかった。彼女はさりげなく黒の近くに座り、一生懸命話しかけていた。
少しでも近づこうとする気持ちが伝わる。なんともいじらしかった。
「相変わらずモテるなー黒のやつ」
少し酔った隣のやつが話しかけてきた。
部署が違うのであまり関わりなかったが、何回か飲みに行くうちに、仲良くなっていった同期の一人だ。
たまに喫煙所でも会って、お互いの近状を話したりしている。
「まあ・・・そうだな・・・」
「あいつ、この前も契約とっていたんだろ?すごいな、顔もいいし仕事もできるわで。お前あんなやつと同期で同じ部署で、マジで大変だな・・・」
心底同情した様子で、そいつは俺の顔を心配そうに見た。
本当にこいつの言う通りで、俺はいつもこいつと比べられて辛かった。そんなに仕事ができないわけではないのに、どうしてこんなにみじめな思いをしなきゃいけないのか。
「まぁ、いつかは異動とかもあるだろうから、それまでは、まぁ、」
言葉を濁してビールを一口飲んだ。飲みながらまたちらりと、白と黒が仲良さそうに話してる姿を見た。
白が好意を寄せているのは見て明らかだが、肝心の黒はそこまで好意を寄せているようには見えない。
少しだけホッとする。
諦めて俺のとこ来ないかな・・・
そんな願いもむなしく、飲み会は終了してしまった。
二次会も一応あったが、あまりにも辛かったので、俺はここで帰ることにした。
「じゃあ、二次会行く人ー」という幹事の声とほぼ同時に
「ごめん、明日用事があって早いんだよね」
すかさず悪びれる演技をして、二次会を断った。皆の反応を見る前に、そそくさと帰ろうとしたその時
「ごめん、俺も今日はここまでにするわ」
なんと黒も帰ると言い出した。これは予想外で「え」と思わず声に出してしまった。
すぐに女性陣も残念そうな声が聞こえる。
「えーそうなの?残念・・・」
「そんなこと言わずに行こうよ」
と色々な声がしたが、「ごめんごめん」と笑顔で手を合わせて皆に謝りながら、俺のところに近づいてきた。
「赤、○○駅だろ?一緒に帰ろうぜ」
「え」
思わず固まってしまった。
「じゃあな、みんなお疲れ」
爽やかにそのまま歩き出す黒の様子に、皆はそれ以上引き留めようとせず、二次会に向かっていった。
「黒君、赤君、お疲れーまたねー」
名残惜しさが残る白の声に、俺は我に返ったかのように、ノロノロと黒の後についていった。
黒は振り返って、俺のことを待っていてくれた。
黒は俺と同じ路線の電車だったので、一緒の電車で帰ることになった。
黒とゆっくり話をするのは、久しぶりに感じた。
もちろん社内では隣の席なので、ある程度の会話は当然するが、仕事関係の会話が多い。
入社したばかりの頃は、一緒に勉強したり飲みに行ったりもして、プライベートで仲が良かった。
疎遠になってしまった原因は、仕事に差がついてきた事と、白の事で嫉妬してたのが大きな原因だろう。
徐々に俺が黒を避け始めたからだ。
そんな俺の気持ちなど、黒は全く気付いてないだろう。
電車で一緒に座って、黒は少し顔を赤らめて話しかけてきた。少しだけ酔っている様子だった。
「飯美味しかったな、結構飲んだ?」
「まあまあ、お前は?」
「いやー俺も少しだけ。酒弱くなったわー」
こんなたわいのない会話どうでもいいのだが、仕方なく会話に応じる。
あまり関わりたくないのが、正直な気持ちだった。
ただ沈黙も気まずいので、とりあえず会話を続ける。
「いいのかよ、二次会出なくて」
自分のことを棚に上げて聞いたら、案の定つっこまれた。
「いや、それはお前もだろ」
「まあ・・・な。特に何もなかったけど、行く気しなくて」
正直に答えたら、黒は一瞬少し真顔になって
「・・・そうなのか。まあ、そんな日もあるよな」
と優しく微笑んだ。
その表情に目を奪われ、男の俺でも少しドキッとした。
こんな優しく微笑まれたら、そりゃあ女はほっとかないよな
自分の想い人を思い出し、胸がまたズキリと痛む。
それと同時に、久しぶりに話して、そういえばこいつはこんな奴だったなと、うっすら思い出した。
近づきすぎず、遠すぎず、適度に心地よい距離感で相手に接してくる。
初めて出会った時もそれが心地よくて、決して嫌いじゃなかった。
一緒に飲みに行って、色んな話をするのが楽しかった。こいつとは親友になれるかもな、とも思った。
それがまさか今じゃこんな気持ちになるなんて…
「まあ、でもお前が先に言ってくれて良かったよ。抜けるって言い出しにくいなって思ってたから。」
「はあ、お前なんか用事あったの?」
「いや、用事っていうか…」
「…女?」
半ば期待して聞いてみたが、あっさり
「いや、違うよ」と言われ、がっかりした。
「仕事忙しくて彼女つくってる余裕なんて…そんな場合じゃないって」
と冗談っぽく言った。
本気ではなかったかもしれない。でも俺の心はひどくざわついた。
そんな場合じゃないですか・・・彼女の顔を思い出して、胸にどす黒い気持ちが、じわりとわき出る。
そんなつもりは全くないのだろうが、俺と白の気持ちが、どうでもいい扱いをされた気がした。
顔に出そうになったので、慌てて話題を変える。
「・・・お前、どこに住んでるんだっけ?」
「×駅だよ」
マジか結構近いな、心の中でゲッと思ってしまった。
「赤もこの辺りじゃなかったけ?」
「うん、近いな」
「そこって環境どう?」
「環境?まあまあじゃない」
何がいいたいんだ、こいつ。
「いや、近いうちに引っ越してもいいかなと」
「はあ?なんで?」
「いや、家で勉強してるんだけど、隣の音とかが結構気になって、、、もうちょっと静かな環境に引っ越したいなって」
「・・・お前、家で勉強してるの?」
「うん、まあ、仕事に役立ちそうなことなら・・・」
まじか・・・こいつ、あんな残業してて、さらに勉強してるって・・・
その瞬間、雷に打たれたかのような、敗北感が襲ってきた。
突然うつむいた俺に、「どうした気分悪いのか?」と、黒は見当違いの心配をしてきた。
こいつは何も悪くない、むしろすげーいいやつで、すげー努力している。
俺はどうあがいてもこいつに勝てない・・・
それなのに、自分でもびっくりするくらい、どす黒い気持ちがあふれ出る。
なんだろう、この気持ち、こいつが憎くて憎くて仕方がない。
「ごめん、ちょっと気分悪いかも・・・」
「え?マジか。降りる?」
「うん」
自分一人だけで電車を降りたかったのだが、黒は迷いなく一緒に電車を降りて、急いで水を買いに行ってくれた。
心配そうに水を渡す黒に、一瞬目が合ったがすぐに下を向いた。
後に引けなくなり俺は気分の悪いフリをする。
駅のホームのベンチに座って、二人でしばらく座っていた。
そっと隣で様子を窺って、俺の気分が良くなるのをずっと待ってくれている。
先ほどの会話を思い出す。
本当は今日も勉強したくて、二次会断ったんじゃないんだろうか・・・
こんなにいいやつなのに・・・どす黒い感情が収まりそうもなく、そのまま時間が過ぎていく。
ほんの少しの罪悪感と、いつまでも湧き出る黒い感情にどうすることもできず、ずっとうずくまっていた。
どのくらいの時間が経ったのだろうか。
さすがに申し訳ない気分が出てきて「先に帰れよ」と声を絞り出したが、黒は断った。
「いや、さすがにほっとくのは・・・タクシー呼んでくるわ。俺んち近いし」
思いもよらぬ展開になってしまった。まさかこいつの部屋に行くことになるとは。
「歩けるか?」
タクシーが黒のマンションに到着したみたいだ。
俺は演技を続けて、おぼつかない足取りで車を降りた。
黒は何も言わず、俺の腕を自分の肩に回して支えてくれた。
そのまま支えながらエントランスキーを挿し込み、マンションの中に入った。
へー、ここに住んでるんだ
実際、気分は悪くもなんともなかったので、余裕でマンション内を観察した。見た目はありきたりなマンションだった。
廊下を歩いてると、玄関先にベビーカーやら三輪車が目についたので、ファミリー向けのマンションに見えた。
もうちょっと静かな環境がいいと言っていたのは、子供のはしゃぐ音とかが原因なのかなと思ってたら、そいつの部屋に到着した。
その間にも、俺のどす黒い感情はどんどん湧き出てる。
奴が玄関のドアを開けた瞬間に決めた。
こいつをめちゃくちゃにしてやろうと。
ドアを開けるとまっすぐ廊下があって、奥にも扉が見える。
両サイドに三つ扉がある。おそらくそのうちの二つはトイレと風呂場だろう。
一瞬、もう一つの扉が寝室かと思ったが、黒は俺の身体を支えたまま、奥の扉を開ける。
一番奥の部屋はリビングルームだった。
入って左側にベッドがある。ダブルベッドだった。
右手にはオープンキッチンがあり、リビング全体が見渡せる。
オープンキッチンの手前にシンプルなテーブルが一つ、椅子が二脚向かい合って置いてある。
黒はすぐに俺をベッドに連れていく。
そこに俺を寝かせ、「水、取りに行ってくる」とキッチンに向かおうとした。
その瞬間、俺は迷わず黒の手首を強く握って、行かせまいと引っ張った。
驚いたように振り返って「え?」と驚いた声がする。目が合った瞬間、さらに体重をかけ強く引っ張った。
バランスを崩した黒は、俺のすぐ横に仰向けのまま、ベッドに倒れてしまった。
「え?え?」面食らってる間に、すかさず上から押さえつける。自分の赤いネクタイをほどき、手首を縛ろうとした。
が、さすがにびっくりしたらしく、暴れだした。
軽く舌打ちして、腕をつかんで黒の身体を少し横向きにする。そのまま思いっきり頬をひっぱたいた。
パンっと乾いた音がする。
ひっぱたいた衝撃で、またベッドに仰向きになる。
「っつ、痛、・・・・あ・・・・え・・・・・?」
顔だけこちらを少し向いて、信じられないという目で俺を見る。頬が赤くなり口が切れて血が出ている。
怯えたように声を震わせ、俺を見る。
その瞬間、黒い気持ちが一気に膨張した。
こいつが憎い、めちゃくちゃにしてやる。
後ろから膝で背中を押して、ベットに強く押し込む。手首を縛っていたネクタイをさらに強く結ぶ。
「・・・!!痛っっ・・・」
ズボンに手をかけ、下着ごと一気にずり降ろした。
「え、あ!? ちょっ・・」
当然困惑して喚き出すが、俺はそこで作業を中断して台所へ向かった。
さすがに何か潤滑剤が必要だよなと思い、油を探しだす。
キッチンの下の棚を開けると、よく見るメーカーのサラダ油が見えた。
お洒落なオリーブオイルでも置いてあるだろうと勝手に思っていたが、とてもありきたりなメーカーの安い油しかないのは意外だった。
すかさずその油を手に取って、再び黒に近づいて行った。
黒は仰向けから身体をひねって、上半身だけ少し横向けになって、怯えた目で俺をみていた。
ネクタイで縛られた手を一生懸命ほどこうとしていて、手首は赤くなっている。
ズボンと下着はずらされて尻は丸出しになったままで、全身を震わせていた。
その姿をみて、哀れだな、可哀そうだなと、他人事のように思った。
それ以上に気味が良かった。
「ははっ」
乾いた笑いで、手に油を塗りながら近づく。
黒の顔が恐怖で一層強張った。
「あ、赤、頼む。やめてくれ!よせ、や、めーー」
無視してそのまま油を塗った手で、入り口を強引に広げ出す。
「い、痛!痛い!い、やめ、い、嫌だ、、本当に、やめて、、!」
一瞬声をふさごうかと思ったが、こいつの懇願する声が心地良い、もったいないのでやめておいた。
しばらく内を指でまさぐった
「あーーっッや、やめろ、やめてくれ、痛い、い、嫌、痛い、痛い!や、やめ、やめて、い、っつ、あ、あぁ、いや、あ、アァ、あう・・・うあ、うぅ・・・あ、あぁ、いや、・・・あああ、ああ」
いいところに当たったのか、少しだけ反応が変わった。
あーこれが噂に聞く男の前立腺ってやつかな?
反応が変わったところを、しつこく擦った。
「あああ!!やっっぁっっ、アッアッアッ、あぁ、いやあ、あ、あ゙、アッアッ」
女のように喘ぎだした。
なんだ。感じてんじゃん。
しばらく擦ってると、ペニスもゆるやかに勃ってきた。
おれは一層愉快になって、さらにしつこく擦りだす。
「うあぁあ゙ぁ!!やめっやめっやめてっ、、いやっ、あっ、あっ、あんっ、アッアッアッアッアッ」
腰をゆるやかに動かして、本当に感じてるようだった。
指を一本から二本に増やしてみる。
「あっっらっ、やめっや゙めっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あああ゙、アアア、ア゙ア゙ーーっっ!!」
と、ついにイッて射精してしまった。
黒はびくびくと全身を震わせる。
「はあ、あ、あ、・・・あ、・・・あぁ・・・」
息をきらして、顔を真っ赤に染めていた。
あまりにも順調にイッてしまったものだから、自分でもびっくりした。
なんだ、こいつ、めちゃくちゃ感じやすいじゃん。
面白くなってさらに指を動かし続ける。
「いやあぁぁーー!!や゙、めて、もう、あ゙あっ!あっ、あっ、あっ、あっ、」
さきほどと同じく首をふりながら、いやだいやだと喚き続ける。
「やめてやめてやめて!!あっ、あっ、あっ、あっ、やめてくれ、あ、か、や、あん、あっ、あっ、あっ、あっ」
ついには泣き出して懇願し始めたが、無視してより一層手を動かす。場所はもう覚えた。トントントンと強くそこを押してやった。
「あーーーーっアーーー、あぅ、アア、ーーっっ!!」
またイッてしまい、先ほどよりも一層身体がびくびく動く。
「はははっ」
その様子を笑いながら眺める。
俺はもう止められなくなり、三回目の律動を始める。新しいおもちゃを見つけたがごとく、何度も何度も指で前立腺を押しつける。「いやーー!!い゙や、いや、い゙や゙ぁーー!!!」
なんとか逃げようとする身体を押さえつける。
「や゛めて、もうや゛めて、ああん、、あっ、あっ、あっっっ、、やめて、、!やめ、や゛めてぇーーー!!」
ついに三回目もイってしまった。
息も絶え絶えで、意識も少し朦朧としているかのように
「あ、ああ、あ、あ、あ」うわごとのように喘いでいた。
俺はさらに続けようと思ったが、自分のモノが苦しくなってきたのに気づく。
すっかり興奮している下半身に目をやり、ズボンを脱ぎ始めた。
黒はその様子を見て逃げ出そうと、身体を動かし始めた。
「何、逃げようとしてんだよ」
乱暴にワイシャツを引っ張ると、ボタンがちぎれてしまった。
「い、あぁ」黒がまた呻く。
せっかくなので、そのままワイシャツを引きちぎり、上半身も裸にさせた。
黒は全身真っ赤にさせて、息も絶え絶えで泣いている。
白にこの情けない姿を、見せてやりたいな、そうすれば彼女は俺のモノに・・・
そう思いついた瞬間、すかさずスマホを取り出し、ベッドの隣にあるサイドテーブルに置いた。角度を調整し撮影する。
黒は気づいてないようだ。その間も赤に泣きながら、やめるように懇願している。
「おい、ゴムあるか?」
懇願の声を無視して、サイドテーブルの棚をあさりはじめる。
見つからなかったので、もう一度聞く。
「おい、ゴムはどこだよ。」
やつは泣きながら首を振る。
イラついたので馬乗りになり、もう一度頬を殴った。
「っつ!!うあ、う」
痛みと衝撃で呻く黒に、先ほどよりも一層強い口調で問い詰める。
「どこだっつってんだよ!!!」
だがそれでも奴は答えず、震えながら泣き出してしまった。
「っち、、!」
と舌打ちをして、もう一度棚を漁り出したら、使いかけのゴムが奥の方から出てきた。
「…なんだよ、女いんじゃねーか」
一つ取り出して装着する。もう自身のモノは興奮してバキバキになっている。はやく突っ込みたくてしかたがない。
「やめ、やめて、やめ・・・!」
自身のものを黒に当てがい、一気に貫いた。
黒の叫び声が再び部屋に響き渡る。暴れる身体を押さえつけ、俺はひたすら貫き続けた。
両手を縛っている赤いネクタイに血が滲み、黒く染まっていくのが見えた。
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