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黒①
「うっ、あぁ!!ア゙アーーっっ!!ア゙ア゙ア゙ーーっっ!!!!」
指とは比べ物にならない質量が、一気に中に入ってくる。全身に痛みが走る。
い、痛い、怖い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛みと恐怖が身体を支配する。自分がもはや何を叫んでるのか分からない。
痛みとは違う、電気のような強烈な快楽も同時に襲ってくる。
これから先は気の遠くなるような、長い夜が始まった。
どんなに泣き叫んで、どんなに懇願しても、赤が行為を止めることはなかった。
「んあ゛っ あっあ、ん゙ っあっ、アッ!やめ、てっ!やめっ、あっ!ア゙あッ!!アッアッアッ、」
両手はネクタイで締められ、後ろから体重をかけられて身動きが取れない。
そのままひたすら赤はガツガツと挿入し続ける。パンッパンッパンッと肉と肉がぶつかる音がする。
「あ、あぁ!、あ゛!、あぁ、いや、いやぁ!!、あん、あ、あ、」
赤のモノが押し込まれるたびに、身体が揺れ、足がビクビクと震えた。
「んあ、あ゛ぁ!、ん゙ あ゛!、あぁ、いや、いぁ゙!!、あん、あ、あ、ぁ゙、ア゙ァ!!」
ひたすら、いやだいやだと首を振り泣き叫ぶ。
「あ、あ゙あぁ!、あ!、あ゙ァ゙、いや、あ゙、あ゙!いやぁ!アァあ゙ん!あ゙、あ、ぁ、あんっ!あん、ぁぁん、い、あん、あ゙ん゙!ああぁ゙ん゙あ゙!あん!あん!いや、ぁ゙ぁん!!」
俺の喘ぎ声とパンパンパンと肉がぶつかる音が、ひたすら部屋に響いている。
時折、赤の息遣いが聞こえるが、それも俺の泣き叫ぶ声に、ほぼかき消される。
「あ゛あ゛あ゛!、あ!、あぁ、いや、いやぁ、う、うぅ、ひっ、いやぁ、いやぁ、ーアーーっっ!!アアアーーア゙ぁ゙!」
もう何度目になるのか、またイッてしまった
「あ゛ぁ゙、あ゛!! イッて、イッてる、と、とめ、て、とめてぇ!らぁ、あ゛あ゛!あ゛あぁ、イッで!るからぁ!!、おね、がい、あ゛あ゛!あ゛!、とめて!!、と、めて、とめ、でぇーーっっーー!!」
しかし、赤はお構いなしにガツガツと楽しそうに突いてくる。
俺は腰をひねってなんとか快楽を逃そうとするも、ガッチリと腰を強く掴んでくる。
時々緩急をつけて、少し角度を変えたりと俺を攻め立てる。
「あ゛あ゛、ああーー!!イッて、ぁぁん、あんっ、あんっ!あぁんっ!イッて!イ゙ッてる、あぁ、あん!やめ!や、あ゛、あーアーーっっ、!!あ゛あ゛、ああーー!」
俺は何度もイッて、何度も止めるよう頼んだが、赤は一向に止める気配がない。
「あぁ、あん、あん、あ、んあ!おね、とめ!てぇ、あ゛、あ、あん、や、あっ! い、やぁ゙!や、あ゛ぁ゙ぁ!!」
ペニスから薄くなってしまった精液が、ダラダラと流れている。
「あ!あぅ、あ、あん、あん、あ、あ、あぁ、あぁ、ひぃ、あ・・・ん」
どのくらい経ったのだろう。赤の動きが少しずつ緩やかになり、ついに動きが止まった。
あぁ、やっと終わったのかとホッとした瞬間、俺の身体を横向きにした。そのまま片足を抱えられる。
「うぁ、っっーあ!ーア、ア゙、ア゙ぁ゙ーーーーっっ!!」
角度が変わって、先ほどとは異なる衝撃が身体を襲う。
「あ、アァ、、あ、、か、やめ、やめて・・・」
赤をみようと、顔を上げた、だが、体位を変えるとすぐさま行為を開始した。先ほどよりも、さらに激しい動きになった気がした。
肉と肉がぶつかり合う音が再びする。
「ア゙ーーー!!アっっ!!あぅっ、うぁん!あ、あ、あ、あぁん、あ!あ゛!ああ、あん、いや、やめて、や゛めてぇ゙ーー!!」
涙と汗でもう顔はぐちゃぐちゃだった。
でもそれを気にしてる余裕はなく、ひたすら喘ぎ続けた。
「ひぁあっ!!あぅっ、あん!あ、あ゛、あ、ああん、あ゛、あ゛あ、アっっ!ア゙ァ゙ァ、あっ、あっ、あぅっ、あっ、あぅっ、あっ、あっ、あん、あぁ、あ、あ、」
抱えられてた片足を今度は肩にぐいと抱えられる。その衝撃でまた軽くイッてしまった。
そのまま、ガツガツガツとひたすら突かれる。
抱えられた足が突かれるたびに、またビクビクと動く。突かれるたびに、ペニスからピュッピュッと精液が出てくる。
「い、ぎ・・・ひっ、うっ、あ゛、あ、ぁあん、ひっ、ひっ!ひぁ!あぅ、ひっ、あぁん、あぁん」
少し動きが緩やかになったかと思ったら、足を少し下にしたり、また上に抱えたりと、挿入角度を変えてきた。その度に再び激しく挿入される。
「うぁ、あぁ!!あぅ、あ、あぅ、あん、あ、あ、あん、あぅ、ん゙あ、ん゙あっあ、ん゙あっあ、ひ、あ、あぅ、」
もう、何度自分はイッてるんだろう。自分が今イッてるのかどうかもよく分からない。突かれるたびにイッてる気がする。
「ひっっあ、あん、あ、あんぁ、あ、ん゙ん゙っ、ん゙あ、ぁあ、あ、あん」
もはやイキすぎて、ペニスからはもう何も出てこなくなった。
それでも、赤は行為を止めない。
しばらくまたそれが続けられると、今度は俺の身体を起こす。
そのまま後ろから膝裏を両手で抱え、下から激しく揺さぶってくる。
「あ!?あぁ、う、あ゛あ゛あ゛ーーー!! あがっ、あ、あぎ、い、あ、、ア゙ア゙アァ、やめっっ!て!い゙たい!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!!」
ユサユサと、しばらく揺さぶられたかと思ったら、今度は俺の体を浮かせて上から下へと叩き落される。衝撃で前立腺が激しくたたかれる。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ!!あ、ぎぁ、あが!い゙や゙あ、!や゙あ゛ぁっ!!や゙め゙で!こわっれっ!!い゙や゙あ、や゛、い゛やぁ、あ゛あ、あ゛あ゛!!」
足をばたつかせ何とか逃れようとする。しかし、がっちりと膝裏を押さえつけられ、やはり身動きがとれない。快楽地獄が続く。
「いや、い゙や゙あ、!、、いあ゙、い゙や!あ、あん、あ、いやぁ、い゙やぁ、、もう、い゙や゙あ、ぁあぁ!あ゛あ゛あ! や゙やめでっ、っ
や゙め゙でぇ゙ーーー!!」
もういっそ意識を失いたかった。だがそれを察してか、更に強い力で揺さぶってくる。
「あ゛あ゛あ・・・!!あ゛、、あ゛アァ゙ァ゙ァ゙゛ァーーっっ!!」
ひたすら嫌だ嫌だと首をふって、呂律の回らない声で懇願する。
「やめてぇっ!や゙め゙でぇ゙、や゙め゙でぇ゙!あ、、あ゛、おね、おねがい、あ゛あ、あん、あぁ、あ、あ、や゙め゙でぇ゙、あ、や゙め゙でぇ゙!」
ボロボロと涙を流し、ひたすら懇願する。
赤はそんな様子の俺が楽しくてしかたないのか、時々「ははっ」と乾いた冷たい笑いが、背後から聞こえる。
「ぁ゙あ゛ん、や゙めっ、あん!や゙ぁ゙!やぁあ!!あん、あ、やめっ、や゙めて!あん!あ、あ、あ、」
揺さぶったりと突き上げを繰り返され、また泣き叫ぶ。
「やめっって!やめ、!あぅ、あ゛ゔ!おねが、あん、ああ、ああ゛あ゛あ!!ぁぅ、あん!やめ!ああ゛ぅ!あ、あぁあ!あ!ああ!らめっ!ら゙ぁ、あ、いぁ、あ、あ、あぅ、あ・・・」
しばらくすると、さすがに腕が疲れてきたのか、動きが止まってきた。
こんどこそ、たのむ、終わって、くれ。
朦朧としてきた意識の中で願った。
その願いもむなしく、今度はぐるりと向きを変え、体位を正常位に変えた。
「あ゛あ゛あ、あ゛あーーー!!! う、うぁあぁ、ああ、あ、あ゛」
体位を変えた衝撃に、ビクビクと身体が激しく震える。
息も絶え絶えに赤を見た。
久しぶりに目があった気がした。
うっすらと汗を浮かべ、少し笑っていた。
だが、おそろしく冷たい目をして、俺を見下ろしている。
「あ・・・か、赤、たのむ、おねが、い、もう、やめ、て」
最後にもう一度懇願する。
赤はそのまま表情ひとつ変えず、再び強く打ち付ける。
俺は再び、絶叫する。
赤と初めて出会ったときの事は覚えている。
自分と同期で、唯一同じ部署に配属されて、席も隣だったこともあり、すぐに仲良くなった。
赤は感情が結構分かりやすく、表にすぐ出るタイプで、自分にはそれが合ってたのか、とても話しやすかった。
配属されてからは、お互いの上司や仕事の愚痴を話したり、悩みも聞いてもらったりした。
飲みにも行ったし、勉強にも付き合ってもらったりと、仲が良かった。こいつとは親友にもなれそうだなとも思った。
だが最近はお互い忙しくなってきたので、会話が少しずつ減ってきて、飲みに行ってゆっくり話をする機会が激減した。
だけど隣でこいつが頑張っている姿は、いつも見えてたので、常にいい刺激になっていた。
赤は本当に努力家で、仕事の合間に勉強してたり、俺も含めいろんな人達に、アドバイスを求めてたりしていた。
失敗して落ち込んでる様子も見られてたが、努力している姿はとても好感が持てたし、尊敬もしていた。
今回、久しぶりの飲み会だったので、前のように色々話せたらなと思っていたら、帰り道が一緒になった。
少し悩み事があるのか、以前よりもぶっきらぼうな受け答えだったが、久しぶりに話せてうれしかった。
もう少しお互い仕事に余裕がでてきたら、また前のように色々話したいなと思っていた。
それなのに・・・
あいつのあの目、心底俺を憎んでた。どうしてあんな、ひどいことができるのか。
わからない、どうして?
どうしてどうしてどうして?
思い当たる節は全くなく、ただただ苦しい。。。
気が付くと涙が流れ止まらない。ベッドで横になったまま、そのままずっと泣き続けて嗚咽していた。
飲み会は金曜の夜だったので、土日の休みがもうすぐ終わる…
全身の痛みは少しマシになったが、明日会社に行かなきゃと思った瞬間、吐き気が止まらなくなる。
ひたすら胃液を吐き続け、精神的に会社に行くことを身体が拒否した。
こんな状態では会社には行けない・・・
なにより、あいつに会うのが怖い・・・
無理だ、怖い、無理だ無理だ
どうしたらよいのか分からず、ただひたすら泣き続けた。
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