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第1話
「唯斗 …俺もお前のこと好きや。一緒におったら、オモロイしな……でもな、お前の好きと俺の好きは、ちょっとちゃうんや…俺は、その、お前のちんこ見たいとか触りたいとかは、思われへんっていうか…ごめんやけど」
――わかってるって、健吾 。
お前を困らせるつもりで、言ったわけじゃないから。
ただ、最後に俺の気持ち、どうしても伝えたかったんだ。
ごめんな。
三十五時間前。
俺は、健吾に会いに初めて京都にやって来た。
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