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第93話 獣二人(side保)【***】

「では、次は保先輩の大好きな体位でイきましょうか。ほら、身体に手を回して下さい」 「えっ? う、ん♡」 手錠はチェーンの部分に少し余裕があり、手首の部分で回るため、後ろ手から前にゆっくり移動することが出来た。 そのまま修平の首に俺の両手を回すと、修平は俺の両膝を抱えてそのまま立ち上がる。 「あ、はぁん♡♡」 「保先輩は身体が軽いし柔らかいから助かります」 膝抱えスタイルで完全に浮いた身体を、駅弁の体位で腰を振る修平のペニスが何度も出入りする。 男を抱えてこんな動きが出来るなんて、流石修平だ。 体格も体力も体幹も全てが揃っていて、初めて与えられる悦楽。 パンッ! パンッ! パンッ! パンッ! 「ぁ♡ んうッッ♡♡」 俺は必死で修平に縋り付きながら、全体重を受けて貫かれる快感に酔いしれた。 「イイッッ♡♡ 気持ちぃ"ッッ♡♡!!」 「保先輩の媚び媚びアナル、凄い締め付けてきますよ」 「らって♡ しゅごいぃ……っっ♡♡」 全ての意識が、結合部に集まる感覚。 修平が腰を振れば、俺は一度修平の身体から引き離され、また自重によって元の位置へと戻される。 じゅぼ♡ じゅぼ♡ と修平のペニスを中心とした陰部に尻が叩き付けられ、合体を深める度に、修平の肉欲が膨れ上がっていくのを文字通り肌で感じた。 「ああ、保先輩のトロ顔可愛い、ほら、メスイキアクメでもう完全に俺に種付けおねだりモードですね。ヒダの絡み付き凄いですよ」 ドチュン♡! ドチュン♡! ヂュポッ♡! グチュン♡! 「ひ♡ あふぅッ♡♡」 「保先輩、上のお口も俺に下さい」 「んっ♡ んんっ~~♡♡」 修平の舌が俺の口内に潜り込み、探索を始める。 上の口も下の口も修平に翻弄されて、ぐちゃ♡ ぐちゃ♡ と淫水を溢れさせ、そのまま垂れ流した。 コックリングに解放されたペニスが、修平の腹に挟まれるのも堪らなく気持ち良い。 クリップで挟まれた乳首はずっと勃起したままで、たまに修平の身体に擦れた時に訪れる痺れも最高だった。 「しゅー、へ♡ 修平♡♡」 「保先輩、好きです、愛してます……!」 俺はただただ修平の首にすがりつき、アナルをガン掘りされ続ける。 気持ち良い、気持ち良い、気持ち良い……っっ♡♡ 「あー、もう俺もそろそろ限界です。保先輩の雄マンコの締め付けが半端なくて……っ」 修平の限界が来るまで、飽くことのない京楽は続く。 ふと視界が明るくなり、目隠しが外されたことに気付いた。 過ぎた快感と眩しさで目が滲み出して、優しい眼差しに溢れた修平の顔がぼやける。 「修平、好き……ッッ♡♡ 出して、俺のナカ、修平のでたぷたぷにして……ッッ♡♡!!」 「保、先輩……っっ!!」 ぐぐっと俺のアナル全体を、修平のペニスが内側から押し上げる。熱い飛沫が放たれたのを、腹の奥深くで感じて、俺の心は満たされた。 中出しされたと共に、その精を受けた俺の身体も、射精を伴わない何度目かわからない頂点まで連れて行かれる。 「ぁあーー……ッッ♡♡!!」 「俺のザーメン味わってイっちゃうケツマンコ、最高ですね」 その後、修平はペニスを抜くことなくベッドに横になり、俺の手錠や乳首クリップ、ボディーハーネスも全てを外した。 「エロい格好で誘う保先輩も素敵ですが、何も付けてないまっさらな保先輩も美味しそうですよね」 修平はそう言って、その後も俺を貪り尽くした。

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