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第17話

昼間は何も起きなかった。 ソファで並んで、テレビをつけっぱなしにして 内容なんて誰も追ってない。 カーテン越しの光が 時間だけを教えてくれる。 相手は、俺の隣に座ったまま 時々、なんの意味もなく肩に触れてくる 指先が離れない。 俺が動こうとすると それに合わせて距離を詰めてくる。 夕方 空の色が変わり始めた頃。 相手が無意識にスマホを見る。 それに気づいて俺が聞く。 「仕事?」 相手は小さく頷く。

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