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2 (ライラside) 俺はベルブたちが何やら揉めている間に、風呂場のドアに手をかけて逃げようとしていた。 冗談じゃねぇ… あんなのが2人して俺を襲ってきたら……とんでもないことになる。何をされても許してしまいそうな自分が最早、怖い…。 「ライラ、逃げないでよ」と、背後でベルブの声がしてビクッと振り向く。 「む、無理だ…お前ら2人を相手にしたら……俺っ…」 「嫌かな?いつもの2倍、キスも、触れるのも、愛してるって伝えることもできる。ライラのこと、沢山愛せると思うんだ」 コ、コイツ…何を涼しい顔をして言ってやがる…! つまりいつもの2倍、俺が感じるってことになるんじゃねぇのか…? 「…っ……そんなの……俺、感じ過ぎてっ……!無理だろ、受け止めきれねぇって…!」 あぁ、マジでそうだ。どうなるか目に見えてる…。 おかしくなるに決まってる、地獄のような快楽に突き落とされるだろう…。いや、もう、それは天国か…? それを味わいたいという蜜のように甘く広がる好奇心はあるが、コレはヤバいぞ、という警告を本能的に感じている。 俺は風呂場からとりあえず脱出しようと、慌ててドアを開ける。まぁ、逃げても奴らは俺を察知して追いかけてくるのはわかってるが…… だが、少し時間が欲しい… せめて、心の準備を…! しかし、脱衣場には俺の逃げ場を塞ぐかのようにベルブが目の前に立っていた。既に瞬間移動して回り込んでいたらしい、もう1人のベルブだ。 「うわぁっ…!?挟み撃ちにするな!お前ら…っ…やめろ…!落ち着け!」 目の前に現れたのは全裸のベルブ、つまり、分身の方だ。髪はもう解いていて、魔術で綺麗にしてしまったのか、その体に泡は無くなっていた。 『ライラこそ落ち着いて。大丈夫だよ。怖い?怖くは無いよね…?』と、分身が言うと…… 「本当は嫌なのかな…?嫌なら止めるから、遠慮なく言ってほしい」と背後からも同じ声が響く。 この2人の言動を聞いていると、俺の意思を尊重するという考えは同じらしい。だが拒否権は俺に無いようなものだ…。無理強いをしないところが、逆に狡い…! ベルブが望むのなら、どうにでもしてくれという気持ちにさえなってきちまう… ただ、心配だ…。だってコイツら… 「嫌とかじゃ、なくて…。そもそも嫉妬し合うんじゃないのか!?喧嘩なんかしてたら萎えるだろうがっ!」 顔を赤くしながらそう伝えた。 俺を取り合って嫉妬するなんて……想像したら愛おしい姿ではあるが…。いや、愛おしいだけじゃ済まされない。魔力を使って決闘でも始められたら困る…寧ろ、恐ろしいじゃないか。 『そうだな…。俺は俺だ。嫉妬しても無駄だと理解しておこうか』 「ふん、分身風情が何を抜かす…」 『お前こそ本物だから威張ってるのか?俺はお前だ。自分を貶して楽しいか?』 2人のベルブが火花を散らすが如く睨み合っている… 俺が言ったそばから…! 「ほら見ろ、早速喧嘩してるじゃねぇか。やめだやめだ…。早く魔術なんて解いちまえよ…」と、呆れた声で2人を宥めつつ。サッとバスローブを取って体に羽織る。全裸だったことを忘れていた…。 『これではライラを困らせるだけだね…』 「よし。分身よ、話し合おう。崇高な目的のため譲り合う精神も必要だ」 『…仕方あるまい。歩み寄る姿勢を見せようか。俺の情けに感謝しろ』 「何をほざく。お前は俺の一存でどうとでもなるんだぞ、分身め」 阿呆なのか、コイツらは…。 また喧嘩してやがる…。 「はぁ。もうやめとけって…」と、冷めた目線を向ける。するとベルブたちはその体を寄せあってヒソヒソと話し始めた。 『…ライラが呆れてる』 「あぁ、あのライラの目線は辛いものがあるね…」 『ライラからの印象を下げるな…』 「分かってる。お前のせいだろう…」 全部聞こえてるんだが…。 俺は顔を真っ赤にしながら頭を抱える。やはりベルブが2人になると、俺の手にも負えないぞ…。 「ライラはベッドで待っててくれるかな?」 そしてまだ諦めてないのかこの馬鹿野郎どもは…。 「チッ…なんで素直に待たなきゃならねぇんだ…!」 『お願いだよ、ライラ』 「俺からも頼むよ、ライラ」 ぐっ…顔も身体も、良すぎるだろ…。 そんな顔で2人して見てきたら……断れるわけねぇだろうが…! だぁぁぁあ! 「分かったよ…!変態…!この悪魔!」 泣く泣く俺は寝室へと向かう。 ……しかし、待てよ。 あのベルブたちに冷静な話し合いができるだろうか。何を決めるのかは知らんが…いや、知りたくもないが…。 不安になって咄嗟に振り返る。 「…ベルブ、お前ら、手を出して喧嘩したら許さねぇぞ。魔術も暴力も禁止だからな」 キッと睨みつけながら低い声で警告するように伝える。ベルブたちは直ぐに微笑んだ。 「任せて、ライラ」 『嫌われるようなことはしないからね』 こういう所は素直なんだよな…。 この調子であれば危ないことはしないだろう、と自分を納得させながら、とりあえず寝室に向かう。 心臓がうるさい… バクバクと鳴っている。 何をされるのか… 少しの恐怖と、同時に、認めたくはないが、期待もしてしまっている…。単純に、愛しているベルブがもう1人増えたんだ。 それだけのこと……ではあるが。 ーーーーーー 「「ライラ、お待たせ」」 ドンっ、と勢いよく開けられた寝室のドアの向こうから、2人のベルブの声が重なって聞こえてきた。 「…ず、随分と早かったじゃねぇか…」 ベルブが並んで寝室の入口に立っている。あれよあれよと言う間に2人は俺を真ん中へ挟むようにして、ベッドに体を乗せてくる。 『どっちか本物か分からないでしょう?』 「何もかも公平にするために差を付けないことにしたんだよ」 左右から顔を覗き込まれ、ギュウギュウと体を寄せられる…。まるでサンドウィッチの具にでもなった気分だ…。 右を見ても左を見ても…俺の惚れた悪魔の顔が……! 服装まで同じだ、どちらもバスローブを羽織っている。分身だったほうが髪も解いているから、どちらかなんてもう見分けが付かない…。 両サイドから右手と左手がそれぞれ伸びてきて、俺が羽織っていたバスローブの襟元を握る。 コイツら、さっそく俺の服を脱がそうとしてやがる…。 ドッドッ、と早鐘を打つ鼓動は、俺の体の外へ聞こえてしまいそうなほど大きい。そんなに急かすなよ…。もう、脱がされちまう… 「…べ、ベルブ……や、優しく…っ」 上擦った声で訴える。しかし容赦なく、左右から襟元をグイ、と開かれて、腰紐も解けていく。あっという間に裸体を露わにされてしまった。 「ぁ、っ……恥ず……かしい…っ」 呼吸をハァハァと乱しながら、顔や首までも赤くなっていく。右も、左も…どっちを見ても……俺の体をジットリと妖しい目つきで眺めるベルブの横顔があった…。 まるで、辱めるかのように…。 俺の身体を…舐めまわす視線が全身に張り付いてっ…。 「可愛い…。勃起してるよ…」 『乳首も主張してるね…。触って欲しいのかな…』 ベルブたちはそんな言葉を両側から囁いてくる…。ゾクゾクと背中に電流が走るような快感が駆け抜けていった。 「っ…ぁ…♡……見る、な……っ」 羞恥心で顔から火が出そうなほどだ。 恥ずかしい……凄く見られてる…。 指摘された乳首もペニスも腫れ上がって…ベルブに触られるのを期待してるのが丸わかりだ… 必死に腕を伸ばしてこの体を隠そうとした…。しかし、そんな抵抗はいとも簡単に制止されてしまう。ベルブが左右からそれぞれ俺の右腕と左腕を掴み、ガッチリと体を隠せない位置で固定されてしまった。 体を捩らせて太腿をくっつける。 隠したい……。隠したいのにっ…! そうやってベルブの間でモゾモゾと抵抗する俺に、あの悪魔たちがニヤニヤと意地悪く目を細めて微笑みかけてくる…。 「ぅ……も、…ぉ……こんなの…っ…」 浅くなった呼吸を繰り返して胸板が上下する。 敏感な場所に触れられている訳でもないのに、まるでその目線だけで犯されているようだ。 体が熱い、中心が疼く――――その時。 左右両方から伸びてきたそれぞれのベルブの白い手が、俺の両乳首を捏ねくり回し始める。 「アァッ…!?♡…あッ♡…あッ♡」 ビクッと背中が反り返り、声を我慢しようとしたのも叶わず、直ぐに根をあげてしまった。恥ずかしいのに、俺のものとは思えない程の甘い声を漏らしてしまう。 動けないように腕を捕まえられている上に、下半身も逃げられないようにベルブたちの脚が、俺の脚に絡みつくようにして固定されている。 「ライラ……腰が淫らに揺れてるよ…?」 『イヤらしい声……乳首、気持ちいい?』 「っあ"…♡…や、め……へ…っ……耳っ…ぁ、ひ…♡」 両側から、耳元で甘く低い声で…俺の羞恥心を煽るような言葉を掛けてくる… あぁ、乳首気持ちいい……♡ ベルブたちに摘まれて、弾かれて… 無意識に腰も揺れてる……全身でベルブに媚び売るみてぇに…止まらねぇ…っ 「ん"っ…はぁ…ぅ♡…ケツ……触って……おねが、いぃ…♡」 ケツの奥が疼いて…ベルブのチンポ……早く欲しい…っ… 「可愛いね…。もうオネダリするの?」 そんなベルブの言葉で、ハッと羞恥心が蘇る。 でも、我慢できない…。 「ベル…ブ、ゥ……ムリッ…早く…♡ケツ…ッ…」 「いつもより感じてる…?俺たちに体を弄ばれて嬉しい…?」 辱めるようなベルブの囁きにさえ、ピクッと身体が小さく痙攣して反応してしまう。 「うぅっ…♡…うれ、し……っ……もっと…シて…くれッ…♡」 『ふふ、愛おしいね。すごく蕩けた顔してる…。ほら、俺と…キスしよっか?』 たった乳首を触られただけで俺の意識は快楽で甘く溶けていて、訳の分からないまま、左側からヤツの腕がこの顔へと伸びてくる。グッと首を捻るように傾けられ、左を向いた俺の唇に、奴の綺麗な顔がヌゥっと近づけられた。 「んぅっ…♡…はぁ……ふ…ん…♡」 甘い吐息を鼻から漏らしながらベルブのキスを受け止める。舌がヌルヌルと絡みついてきて、唾液が混じって溢れていく。 コレ…マジでヤバい…ッ… 夢中になってキスをしていたら、突然右の乳首に強い刺激が与えられて、ヒクンッと身体が跳ね上がる。 「ん、ほぉ…っ♡…ンンッ…ン"っ♡ン"っ♡」 あぁ…右の乳首……吸い付かれてる…? 左のベルブとキスしてる間に、右から責めてくるベルブが…俺の乳首を……♡ 駄目だ、左乳首も、さっきより強く摘まれて、爪先で虐められて…… 「ンーッ♡…ン"ン"~ッ!!!♡♡」 イクッ…♡ 乳首と…キスだけで――…… キスも気持ちいいッ… ベッドに磔られたような状態のこの体は、胸板と腰がビクビクと激しく上下に痙攣した。ビュクビュクッとペニスが跳ね回って……キスをしているせいで何も見えないけど、射精しているのが分かる…。下半身も、乳首も…全部痺れるように熱い…… 「ンッ…はぁ、…あ"っ…♡…ハァ…ッ…ハァッ…♡」 やっと唇が離される。俺は完全に蕩けた表情で、顔を遠ざけていく左のベルブを虚ろに見つめた。キスをしていたベルブの、その赤く美しい瞳が、熱心に俺を見つめ返してくれる。 しかしその時… 「ッ…♡」 俺の視界へと、右側から、ブルンッと逞しく反り勃った肉棒が突然カットインしてきた。 その猛々しさに息を飲み、すぐに口を開ける。 「はぁ……はぁ…♡」 しゃぶりつきたい… 吸い込まれるように顔をソレに近づける。左にあったこの重心が、次第に右の方へと傾き……この体を捩る。 さっきまで左のベルブとキスしていた口を大きく開く。今度は右のベルブのペニス……ソレをこの口の中へと迎え入れた。

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