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第10話
鼻をくすぐるいい匂いで目が覚めた。
起きあがるといつの間にかソファに移動してた。
毛布もかけられてた。
それに気づいたオーナーが声をかけてくれて
「起きたか…」
「うん…」
オーナーに手招きされて
キッチンカウンターに行くと
そこには俺が食べたいと言ってた
ビーフシチューがあった。
驚いた顔でオーナーを見ると
クスッと笑って
姫が食べたいって言ってたし
メニュー試作も追加でと言ってた。
「冷めないうちに食べて感想な」
「わかってるもん!!」
不貞腐れながらもいただくことにする。
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