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運転中の秘書に悪戯する社長
「死ぬまで一緒にいよう」と誓った相手が選んだのはボクではなかった。
彼が選んだのは幼馴染の、素朴な男と女。
三人のうち誰かが結婚する……というワケではなく、お互いのそばが居心地良いという感じだった。
だったらボクと一緒にいてもいいじゃん……と思っていたら、どうやらボクは相手にされていなかったらしい。
あれから数年が経ち運気が回って来た。
なんと幼馴染の二人が車に乗っている時に崖から落ちて死んでしまったのだった。
親しかった彼はみるみる衰弱していき、このままではダメだ、と思ってボクの秘書に就かせた。
前の仕事を辞めさせ無理やりにボクのそばに置いたようなものだった。前の会社にたんまり金を出せばあっさり手放した。というか、ボクって元々権力でなんでも出来るポジだし。
今日も嫌々、秘書になった彼が社長室に来て挨拶をしてくれる。
メモを取り出し今日の予定を話していく彼の元に早速行き、尻を鷲掴む。
体を震わせ、しかし何もなかったかのように再び話し出す仕草が可愛らしくて耳に息を吹きかける。
サッと顔を逸らし、顔を顰めながら淡々と話し終えた彼は「◯◯会社との会食に向かいます」とボクの手をピシャリと叩いてひと睨みし、社長室から出ていく。
いつもこうだ。連れない。好きになった者同士はいちゃいちゃするものだと教えられているのに。
まあ、いいか……この後。彼が抵抗できない状況で弄りまくってやる。
*
車で移動する時は送迎を手配することも出来るが、敢えて秘書に運転させる。綺麗な横顔をずっと見続けるのも良いが、今日は気分を変えたくなり運転席の背後にある後部座席に座ることにした。
車が走り出してから数分。特に雑談することもなく秘書は与えられた仕事だけをしていく。
拾ってあげたボクに感謝してくれても良くない? だから、体くらい触らせてよ。いつも触ろうとすれば逃げられてしまうから。でも、今は逃げられないよね?
運転席に両腕を伸ばし上半身を弄る。車が一瞬、右にずれた。しかしまた安定した走りになり、弄り続ければスーツの上からも乳首を見つけることが出来、力一杯に指で押しつぶす。そのままゴリゴリとこねくり回していく。
「あ゛……い゛……ッ」
車が左右に揺れる。俯いた秘書は慌てて前を向いて運転に集中しながら「おやめください」と伝えてくる。
「おやめって、何を?」
「運転中です。体に触れてはいけません」
「なんでぇ?」
「運転に支障が──」
「じゃあちゃんと安全運転してね」
人差し指でぷっくり膨らんだ乳首をカリカリ引っ掻いていく。なんだか震えているような秘書が面白くて乳首をいじめてしまう。
そのうちに乳首だけじゃ物足りなくなり背もたれから体を離して前のめりになりながら、運転席を覗き込んで下半身に付いている、彼の一番デリケートな部分をきゅっと握り込む。
ビクン。
車が左にずれ、また戻っていく。
「社長。お戯れが過ぎます」
「だって全然構ってくれないんだもん」
「今運転中ですから──」
「運転終わった後は触ってもいいってこと?」
「そういうわけでは、」
「違うなら、今触る」
もみっ、もみ、もみ。
むにゅ、むにゅっ。
触られていることの羞恥心か、この異様な状況にか。秘書はじっとりと額に汗をかいていく。「やめてください」と呟き続ける秘書が煩くて、一度拳を作って鳩尾を軽く殴る。
「ッ⁉︎ ぐはっ」
「黙ってやらしいことされていなよ」
「……っ、」
痛かったのは効いたらしい。
もう何も言わなくなった秘書の下半身を触り続ける。半泣き状態なくせに、嫌がってるくせに触り続ければだんだんと起ち上がっていくのが面白い。
「本当は興奮してるんじゃないの?」
「……誰がっ」
口答えしようとしたのでもう一度、今度は数回鳩尾を軽くど突く。車のアクセルが緩み、左右にふらふら動いていく。
周りに他の車がいなくて都合が良い。というか、今走っているところはボクの私有地内なんだから邪魔者はいない。
そんなこと、秘書には伝えてないから一生懸命運転している姿が滑稽。だから仮にどこかにぶつけたりしてもお金で解決できる。
悪戯されてる間、秘書はスピード出せないもんね。公共の場なら迷惑だけど私有地なら大丈夫。周りにいる車も、カモフラージュだし。
「も、もうやめ……」
ジジ、とチャックを下げベルトも緩めていく。流石にハンドルから左手を離し慌ててボクの腕を掴んで止めようとしてくるから「安全運転しろよ!」と怒鳴る。
「あ、安全運転って、こんな、こんなの──」
「もっとスピード出せよ。さっきからチンタラ遅くて一向に辿りつかないんだが?」
「も、申し訳──あ、ああっ⁉︎」
直で触れ、縮こまっているモノを高速で扱いていく。嫌々と首を振るも「走らせろ」と耳元で言うボクの言葉に従い、荒い呼吸をしながらアクセルを踏み込む。
グン、とスピードが加速した時に先端を執拗にいじっていけばカウパーが溢れ出す。嫌がってる割に反応している。
扱いているうちにカサカサだったものは段々湿って来てぬちゃぬちゃとやらしい音が響いてくる。
「お願……ゃめて……っ」
秘書が何か言っている。無視して「もっとスピード上げろ」と告げれば戸惑いながらもアクセルを踏み込んでいく。
「この先、崖があるからちゃんとハンドル切ってね」
「っ、じゃあ、こんなことはとても危険でっ」
「別にボクはいいんだよ? 愛してる君と一緒に死ぬことが出来て」
死ぬまで一緒にいよう、と誓った仲じゃん。君はそう思ってないみたいだけど。
はくはくと、震える呼吸の秘書とバックミラー越しに目が合う。怯えている。体が熱くなり、両手で彼のモノを扱いていく。
「あ、ああ……っ⁉︎」
ぬちゃぬちゃぬちゃぬちゃ。
くちゅくちゅくちゅくちゅ。
「やめ……!」
「ほら、その先崖だよ」
ぬぽっ、ぬぽっ、ぬぽっ。
ゴシュゴシュゴシュゴシュッ。
あ、君は知らないだろうけど。
君の幼馴染二人は邪魔だったから排除させてもらったよ。睡眠薬で眠らせたらあっさり。
君は崖に相当トラウマあるけど、どうかな。制御出来るかな? それとも同じような道を辿るかな? ボクはどっちでもいいよ。君と死ねるならね。
「や゛め゛…゛…やめ゛てく゛だ゛さい゛!゛ 本当゛に゛、こ゛の゛ま゛ま゛じ゛ゃ゛……゛っ!゛」
喘ぎながら止めてと懇願する。ああ、可哀想で可愛いね。だから。さらに手に力を込めて考える余地をなくしていく。
「ほ゛んとにっ!゛ こ゛のま゛まじ゛ゃっ! ハ゛ンド゛ル……゛ハンドル゛が゛ぁ゛……゛っ! や、や゛め゛……゛い゛、い゛……゛っ゛」
お、そろそろイくか?
カーブもそろそろ近づいて来た。
君はハンドルを切れるかな?
それとも。
イきながら死んじゃう無様な人になる?
「や゛め゛て゛や゛め゛て゛や゛めて! 離し゛てっ゛! 離゛し゛てく゛だ゛さ゛い゛ぃ゛ぃいい゛……! や゛だあぁ゛ぁ゛ああ゛あ゛っ!゛」
秘書の絶叫が響き渡る。
*
両手でハンドルを握ったまま、ぶるぶる体を震わせて秘書は俯いたまま号泣していた。
ボクの両手にはべっとりと白濁がついている。
「死にぞこなっちゃったかー……」
秘書はハンドルを切ることも落ちることもなく。
その手前でブレーキをかけていた。
「あーあ。死んでいたら死ぬほど嫌な相手からのセクハラに耐える日々は終わっていたかもしれないのにね?」
「……ふ……く……、ひっく」
「死ねないってことは……えっちなことが大好きってことなんだ」
「っ、ちが……」
「大丈夫だよ。また違ったシチュで盛大に射精しちゃおうか」
そうだな。次は会議中に下半身いじられまくる秘書なんてどうかな?
まあ、嫌だと言っても、ボクの秘書なんだから無理やりやらせるし、逃げようとしたら捕まえにいくし。スマホも取り上げてるし。
というか、彼の部屋は時計とベットしかないから脱出不可能なんだけどね。
両手で顔を覆って泣いてしまった秘書を慰めるように頭を撫でた。あ、ボクの手は秘書の白濁がたっぷり付いていたから髪の毛汚れちゃった。会食はそのまま出てね。時間無いから。ごめんね?w
運転中の秘書に悪戯する社長【完】
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