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悪用厳禁!万能薬の副作用
魔花の事件から三日。
勇者アルノは、宿屋の廊下を歩きながら妙な違和感を覚えていた。
神官ナディルの足取りが、やけに重たいのだ。
ローブの胸元を押さえて歩くその姿は、どう見ても普通ではなかった。
「ナディル、どうかしたか?」
「……なんでもない。筋肉痛だ」
「筋肉痛?昨日も今日も、大した依頼じゃなかっただろ」
「うるさい。放っておけ」
冷たく言い放ちながらも、ナディルの耳まで赤く染まっていた。
(こりゃ何かあるな)
アルノは端正な顔に悪戯な笑みを浮かべた。
晩の食事を終え宿に戻ると、ナディルの部屋から微かなうめき声が聞こえた。
「……うっ……く、ぅ……!」
完全に怪しい。
アルノは迷わず扉を開けた。
「ナディル、どうした!」
「うわ……っ!?か、勝手に入るな!!!」
ナディルは肩から落ちた法衣を押さえて、素早くアルノに背を向ける。
浅い褐色の肌がランプの光で艶やかに光る。
筋肉質な背中には肩甲骨の影が落ち、腰に向かって細くなるシルエットが魅力的だ。
「呻き声が聞こえたんだよ。心配するだろ、普通」
「分かったから、出て行ってくれ!心配無用だ!」
「おいおい、まずは心配してくれてありがとう、だろ?」
ナディルは朝から晩まで法衣を着込んでいるため、こうやって肌を晒しているのはかなり珍しい。
衣服の上からでもたわわな肉付きが見てとれたが、実際目にすると中々の色香だ。
生娘のようにしきりに体の前面を隠しているが、何を晒したくないのだろう。
アルノは大股でナディルに歩み寄ると、肩を掴んで向き直らせる。
それでもナディルは、胸の前で両腕を抱き、法衣を手放さない。
「怪我してるのか?俺には相談してくれよ」
甘いマスクに爽やかなスマイル。
親切な言葉をかければ、老若男女がアルノを慕った。
だと言うのに、ナディルは憎しみすら感じさせる侮蔑の目線を返してくる。
「……なんでナディルには効かないんだ?」
「軽薄なやつめ。俺に触るな」
「冷たいこと言うなよ。またキスしてやろうか?お前好きだろ?」
魔花事件以来、アルノはナディルへのアピールを欠かさない。
清らかで素直な体が与えられる快楽に染まっていく姿を忘れられず、そしてぐずぐずに蕩けたナディルの顔が頭から離れなかった。
「そういうところが!軽薄だと言ってる!!」
顔を真っ赤にして怒鳴る顔すら、なんだか色っぽく見える。
「うんうん、そうだな」と軽くいなして柔らかく抱きしめる。
あまりにも自然な動作に、ナディルは全身を温かく包まれ暫し思考が止まった。
「ナディル。俺が気に入らないのは仕方ないけど、体の不調は隠してほしくない」
今度は少し声音を低く、紳士的な態度をとる。
「パーティの皆に迷惑がかかってからじゃ遅い。リーダーとして、頼むよ」
性的な意味にならないよう、軽く力を込めて背中を叩く。
ここ数日、様々なパターンで声をかけてみたが、権威的な振る舞いが一番効果的だ。
ナディルの強張りが解けたことを確認し、少し体を離す。
気まずそうに目線を下げたナディルが、ぼそぼそと話し出した。
「……確かに、不調は共有すべきだった」
すまない、と謝意を伝えられる。
(生意気な態度と素直な反応……このギャップが堪らねぇ……!)
胸が高鳴るのを必死で押し留め、頼れるリーダーの顔を貫く。
「それで、何が問題なんだ?」
「…………胸だ」
「胸?」
「腫れて……液体が漏れてくる」
羞恥で震える腕が衣を開く。
そこには溢れんばかりに豊満な胸筋と、ぷっくりと膨らんだ桃色の乳輪、そして存在感のある濡れた乳首があった。
一目で破廉恥なハプニングが起こっていると確信したアルノは、益々顔をキリリと引き締める。
(なんっってエロい乳なんだ!胸だけじゃなくて、乳首もデカい……!揉んで良し、吸って良し、挟んでも良し……!)
繁々と観察する視線に耐えきれず、ナディルは言い訳するように声を上げた。
「昨日の晩から、腫れている感じがあったんだ。それが昼頃から、先から何か出てきて……」
苛立ちと不安が入り混じる声に、年相応の幼さが垣間見える。
ナディルはまだ18の歳だ。
大人顔負けの魔法技術と自他への厳しさを持ち合わせているが、想定外の事態に弱い。
「昨日から?それは辛かったな。症状を見るために少し触るぞ、痛かったら言えよ」
渋々頷いたのを確認し、慎重に胸筋を持ち上げるように触れる。
力の抜けた筋肉は、手のひらの形に沿って柔らかく密着する。
たぷ、と揺らすと、ナディルの腰が小さく震えた。
「痛い?」
「もんだい、ない……っ」
「おい、また強がってるだろ」
やわやわと弾力を確かめていた指先で、胸筋を鷲掴む。
途端に力の入った筋肉を、丹念に揉みほぐすように弄る。
「んぎ……ッ!?嘘じゃな、ひぐ!……っすこし、ビリビリするだけだ!」
「ふぅん?どこが?」
「〜〜っ!……ち、乳首が、ビリビリする」
「ちゃんと言わなきゃ」
「ぅ……っ、む、胸を揉まれると……乳首がビリビリ、して……何か出そう、なんだ」
卑猥な胸を差し出しながら淫らな言葉を紡ぐナディルに、アルノの煩悩は沸点を迎える。
「乳首が?触ったらどんな感じだ?」
突然乳輪ごと乳首をつねられ、ナディルは体をビクビクと跳ねさせ背中をのけぞられる。
「ぐゥッ!?♡♡つねる、な"ぁ"♡」
ふかふかの乳輪を楽しむように何度か摘み上げていると、乳首の先からぴゅっぴゅっと白濁した液体が飛んだ。
(出るって……母乳が出るってことか?処女のくせに生意気だな♡)
胸を噛み付くように頬張り、腫れた乳首に吸い付く。
胸全体をマッサージするように揉み込み、ちゅうちゅうと吸い上げると、ほんのり甘い液体が口の中を満たす。
「お"♡んくぅ……っ♡吸うの、やめろ"ぉ"……っ♡」
ちゅぽっ♡と口を離し、舌先で弾くように弄れば、アルノの端正な顔に漏れた飛沫がかかる。
「……これ、魔力暴走だな」
「へ……?♡まりょく、ぼうそう?」
アルノの真剣な表情に、ナディルは毒気を抜かれる。
「ん、飲んでみたら少し魔力を感じる。この前飲んだエリクサーの副作用だろう。余分な魔力が溜まって吹き出してる」
精緻な説明をしながらも、胸への愛撫は止まらない。
「んひ♡もむ、なぁ……♡」
「普通は体液に混ざって排出されるはずだけど、ナディルはオナ禁してるから、行き場がなくて胸から出たんじゃないか?」
「お"ぉ"ッ♡つねるの、きつい♡ひぎゅっ♡」
「まあとにかく、体内から排出されたら治るから。俺も手伝うし、頑張ろうな」
労わりの言葉は、どこか楽しげに響いた。
ナディルをベッドに座らせ、その脚の間に体を入れる。
中腰の姿勢で乳へと吸い付き、もう片方は指先で絞るように乳首をつねりあげる。
「ひぎっ♡アルノ、つよい"ぃ"♡ちくびのびるぅ"♡」
腫れた乳首はコリコリと芯を持ち、膨らんだ乳輪からビン!と突き出ていた。
(あー、デカ乳首うまっ♡ビンビンに勃ってエロがってんじゃねぇよ♡すぐ舐めてやるからな♡)
「ぷは……っ♡でも早く治したいだろ?強い刺激の方がいっぱい出るみたいだ」
「ほ、ほかに、方法ないのか……?♡体が、変なんだ……っ」
ナディルの両手は自身の股間を押さえつけていた。
敏感な胸を散々刺激されて勃ってしまったのだろう。
乳首でイかせたかったが、ここは頼れるリーダーとして振る舞うべきだろうと持ち直す。
「恥ずかしがらなくていい。体が体液を出したがってるから勃っちまうんだよ」
慰めるように眉尻を下げながら、たぷたぷと胸を揉み続ける。
「んぅ……♡そう、か……自然なこと、なんだな、くふぅ♡」
「どうする?射精すればもっと早く治るけど、戒律が……」
「そ、だなッ♡射精はできないから、これ、つけておく……、ン"ぐお……ッ♡♡」
ナディルは布衣のポケットから大きめの指輪のようなものを取り出すと、留め具を外し、勃起した自身の根本にバチン!と輪を嵌め込んだ。
「………これ、なに」
「射精、しないようにするっ、法具だ……っ♡陰茎が、膨らんだらぁ……んぎ♡嵌めるようにしてる"……っ」
(コックリングが法具????)
相変わらずとんでもない教えだと震えが走る。
しかし、日頃からそんな淫靡なことをしていたのかと、アルノの陰茎にも硬く熱が集まる。
「ナディルは敬虔だなぁ……オナニーは全くしないのか?ちんぽ触らねーの?♡」
乳首を捏ねながら耳元で囁く。
体中を強い刺激に苛まれ、ナディルの口が緩み始めた。
「自慰は…ったまに、する♡射精しちゃだめ、だから……!触ったら、これ嵌めて寝るんだ♡射精しなきゃ、問題ない……んふっ♡」
なぜか寸止めオナニーを自慢げに語られ、アルノは興奮を煽られる。
「いつもはどうやって触ってんの?本当に射精しない?」
疑うような声音で聞き返せば、ナディルはおずおずと指先を血管の浮いた陰茎に這わせる。
「こうやって、ぅひん♡擦るん、だろう?♡それぐらい知ってる!♡射精も、我慢できてる……♡♡」
ちゅくちゅくと指先で小刻みに擦るだけで、ナディルの陰茎は脈打つように震え、先走りが床まで垂れる。
(そんな激弱シコリ、オナニーとは呼べねぇって♡ちんぽはでっけぇのにクリみたいに触りやがって♡)
「おお〜♡しこしこ上手いじゃん(笑)そのまま弄ってろよ?乳首からビュービュー絞ってやるからな♡」
こりこり♡ちゅぱちゅぱ♡じゅるるっ♡
尖った乳首を舌と指で思う存分弄ぶ。
ナディルの体が快感に支配されるほど、乳首からは甘い体液が滲み、アルノの喉を潤す。
「ナディル、ちゅぱっ♡その調子、じゅる〜〜♡いっぱい出てるぞ♡」
2人の衣服は母乳で濡れ、汗と混じった匂いが部屋を甘美な湿度で満たす。
ナディルはへこへこと腰をゆすりながら、真っ赤に膨らんだ亀頭を指の腹で擦る。
(射精禁止童貞ちんぽ、雑魚手コキしか知らねぇのか……可哀想に♡)
アルノはナディルをベッドに押し倒し、大きな手のひらでナディルの陰茎を包んだ。
「……ぁあ……っ♡」
ナディルはふるりと身体を震わせ、アルノの顔を見上げる。
「我慢できるよな?」
獣のように鋭い笑顔を向け、アルノは脈打つ陰茎をぐちゅぐちゅとしごき上げる。
「んお"〜〜〜〜ッ!!♡"♡"♡づよ"い"!!こえ"、だめ"ぇ"……ひぎぃッ!!!♡♡」
剣ダコがごつごつと隆起する分厚い手で乱雑に愛撫され、ナディルの陰茎は限界まで膨らんでいく。
そり返った背中はシーツから浮き、脚は硬直して爪先まで一直線に伸びている。
「お"ぉ"っ♡ほ、ぉふ♡おねが♡どま"っで♡♡しゃせぇしぢゃう"♡やめで♡♡」
びくびくと痙攣を起こすたびに膨らんだ乳首からミルクが吹き出し、ベッドシーツを濡らす。
錯乱した嬌声は部屋の外にまで聞こえるほど大きくなっていた。
「だいじょーぶ♡法具着けてるから平気♡セーフオナニーだぞ♡」
アルノの手コキなのだからもはやオナニーではないが、戒律遵守の安全な行為だとナディルの脳に刷り込んでいく。
「しゃせぇしたい"♡せーしだしたい"のに"ぃ"♡んぎぃ♡お"っぱいしか、でない"♡♡」
「戒律守っておっぱいたくさん出してすごいぞー♡さすがナディル♡優秀だな♡」
アルノはナディルの腹の上に乗り上げ、自らの長大な逸物を曝け出す。
豊満な胸筋の合間にベチッと叩きつけると、ナディルの両手を導いて胸を寄せさせる。
アルノのものの半分ほどが胸の溝に沈み、むっちりとした圧で包み込まれる。
腰を前後に振って自身の男根をナディルの眼前に突きつける。
(お〜〜♡むちむち雄っぱいのパイズリ、眼福だなー♡ふは、ナディルは俺のちんぽに釘付けだ♡)
眼前に迫る大きな逸物に完全に気圧され、ナディルの赤い瞳は上下する亀頭を追う。
ぐちゅぐちゅと肉同士を擦り付けるたびに、乳首からはミルクが溢れる。
最初ほどの勢いはないため、そろそろ排出し切るのだろう。
「ナディルッ♡口開けろ……っ♡はぁ、はっ……舌見せて……♡」
操られるように、ナディルは震える唇を開く。
濡れた舌先を突き出し、アルノの腰振りに合わせて熱い吐息が漏れた。
「は、はへっ♡んぇ"……っ♡アルノぉ……♡」
甘美な声がアルノの鼓膜をくすぐる。
「あ"〜〜♡出そう、ナディル、出るよ♡」
激しくピストンしていた腰を浮かせ、唾液で濡れそぼるナディルの口内に陰茎を押し込む。
苦しくない程度に腰を沈め、幹を手のひらで包んでしごく。
「ナディル♡飲めよ♡たくさん出すからな♡まずくても飲め♡絶対飲め♡」
もう片方の手で白い短髪の頭を押さえつけ、射精への坂を駆け登る。
塞いだ口からはくぐもった悲鳴が聞こえ、見下げるとナディルは自らの手で乳首をつねってミルクを絞り出していた。
「ナディル、ナディル……っ♡ぐゥゥーーッ……!!♡」
狭い口内に一際強く熱を突き入れ、濃い精液をなみなみと注ぎ込む。
信じられないぐらいたくさん出た。
魔力入りの母乳の効果か、はたまた淫らなナディルのせいか。
「………んっ♡……ッん"ぶ♡♡」
口を塞がれ、唇の端や鼻の穴から白濁を溢れさせたナディルは、懸命に喉を鳴らして嚥下している。
時折吹き出しながらも、最後にはアルノのものを丁寧に舐め取り、尿道の入り口をほじくった。
アルノは喉を低く唸らせ、慎重に腰を引く。
ぐぽ……っ♡とナディルの喉奥が鳴る。
「ん"はァっ……♡アルノ、飲んだぞ……っこれで、治るんだろうな……?」
「んー?……そうだな、溜まった魔力が薄まって、すぐに治るんじゃないか?確かめてみろよ」
すんなり飲精したと思ったが、治療の一環だと思い込んでいるらしい。
それならそれでいいかと受け流し、ナディルの指先を急かす。
弄られすぎた乳首と乳輪は真っ赤に腫れ上がり、見るからに痛そうなほどだ。
ナディルは乳輪をそろそろと撫で、二本の指で軽く摘み上げる。
「ンんふう"ゥ"〜〜〜〜♡うぎっ♡ひぃあ"〜〜〜♡♡♡」
大きく喘ぎながら、指先を捏ねて乳首の芯を刺激する。
感電したように大きく痙攣し、全身がうねるように力んだ。
(お、乳首でイった……!♡やっぱ開発し甲斐があるなー♡)
アルノが爪先で乳首を弾くも、ミルクはすっかり出なくなっていた。
「ん"ぉ"……♡治ったァ……っ♡」
甘い匂いで濡れたシーツに、ナディルは四肢を沈める。
微かに微笑むような表情で愉悦の余韻に浸る姿が扇情的だ。
「よかったなー♡……なぁ、ナディル」
蕩けた体の中心では、コックリングを嵌めたまま涙を流す起立が震えていた。
「これ、どうするつもりだ……?♡」
ナディルが一言許可を出せば、激しく手淫して天国を見せてやる。
ついでに処女返りした後孔も弄って生まれ変わらせてやる。
期待を込めた質問に、ナディルは満足げに答えた。
「どう……?放っておけば、んっ、治まる……っ♡それより、治療してくれてありがとう、アルノ……頼って、よかった……♡」
快楽に痺れた笑みが憎らしい。
このまま押し倒してしまうか、今後のために好感度を保持するか。
アルノはしばらく悩んで、後者を選び取った。
ナディルの身体を拭き、シーツを敷き変えてやる。
自分らしくないなと小さくため息を吐いた。
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