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【日常編】3.ぷぅの真実ー小話

※屁ネタ。苦手な人は気をつけてください。 なんでも許せる方向け。 ――― 静かな午後。  ラスヴァンとジェイスは、日課の読書タイムを終え、木造の家の小さなダイニングテーブルの椅子に並んで腰かけていた。  風の音、鳥のさえずり。  そんな穏やかな時間に―― 「……ぷぅ」  音がした。  ジェイスの目が見開かれる。  ラスヴァンの視線が、ゆっくりと横に滑る。 「……っッ!!」  ジェイスは両手で椅子を叩いた。 「い、今のは椅子だよ!? ほんとに! イスがきしんだだけだから!!」 「ふぅん」  ラスヴァンは興味深げに頷く。 「じゃあ、もう一回きしませてみろ」 「な、なんでそんな証拠要求するの!?」 「……証言に信ぴょう性がないからな」 「うぅ~~~ッ!! やめてぇ~~~!!」  ジェイスは頭を抱えて丸まり、顔が真っ赤になっていた。  その姿を見て、ラスヴァンは少し肩を揺らす。 「……かわいいなって思っただけだよ」 「それがいちばん恥ずかしいんだよぉぉぉ!!」

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