1 / 20
登場人物
◆鍵崎翠(かぎさきすい) 34歳
・主人公
・Vector Design Supporters 代表取締役 社長
・業務執行部 センチネル管理課
◆特徴
・現世界最高峰のセンチネル。
・プラチナブラッド(野明の血筋)を継承する、最後のセンチネルのうちの一人(もう一人は永心咲人)。
・実の両親は野明良弥と野明実花、養父は鍵崎海斗。
・幼少期は海斗が潜入で世界中を飛び回っていたため、児童養護施設で育っている。この頃は、父が生きていることすら知らなかった。
・天涯孤独だと思っていたため、生活費を稼ぐために高校生になると直ぐにタワーからの仕事を受けるようになる。
その頃はタワー所属のガイドからのケアを受けていた。その苦痛に耐えきれず、校舎に隠れて泣いていた事がある。その翠を助けてくれたのが蒼で、それ以来何度も彼に救われている。
・自分のために高レベルになる努力をしてくれた蒼に惚れ、恋人同士に。その後、結婚。それから田崎と三人でVDSを立ち上げる。
・他の人のケアを受ける事が出来ないため、「もし蒼のレベルが落ちてしまって、ケアが行き届かなくなってしまったら、気が狂って死ぬだろう。その時は、俺はお前に壊されたい」という願いを蒼に託し、蒼もそれを叶える約束をしている。
◇果貫蒼(かぬきそう) 34歳
・翠のボンディングパートナーで夫。
・現世界最高峰のガイド
・特級ランク10
・スピリットアニマルは龍(応龍)
・Vector Design Supporters 代表取締役 副社長
・業務執行部 ガイド管理課
・サイコキネシス取得者。
◇特徴
・高レベルのガイドはボンドを超えてケアをする事が出来るが、翠は蒼以外の人物のケアを受ける事が出来ない。蒼は翠をケアする事が出来る、唯一無二の存在。
・父を早くに亡くして以来母と二人で生活していたが、大学の頃にその母も亡くしている。
・孤独だったお互いを埋めあえる存在として、翠を溺愛している。
・「俺たちは二人で一つ」が夫夫間の合言葉。
*田崎竜胆(たさきりんどう) 34歳
・翠、蒼とは大学生の頃からの友人。VDS共同経営者。
・永心和人の夫。
・ミュート
・Vector Design Supporters 代表取締役 副社長
・業務管理部 業務管理課
*特徴
・子供の頃にミッションで父を亡くし、母はケアを受ける相手がいなくなって狂って亡くなった。
・ミュートである自分では母を助けられず、婚約者のセンチネルも救えなかったために自分を嫌っていた。
・翠、蒼と和人が田崎をその悩みごと包み込んでくれたため、今はそれも癒されている。
・竜胆という名前は、「亡くなった人々に敬意を表する」「あなたの悲しみに寄り添う」といった意味が込めてあり、その重さを田崎はずっと受け止められずにいた。
・それが和人との出会いにより自然に理解出来るようになり、今はこの意味を受け止められるようになっている。
◆真壁翔平(まかべしょうへい) 24歳
・センチネル
・特級パーシャルランク8
・虎
・Vector Design Supporters 業務執行部 センチネル管理課 課長
◆特徴
・翠に次ぐ高レベルセンチネル。聴覚特化型だが、他のレベルも高いためあまり違いはない。
・才能が開花したばかりの頃に一度誘拐されている。
・鉄平とは幼馴染で、夫夫。
・父が母の元交際相手を殺害しており、彼が逮捕された後に両親は離婚した。
・その後、母の姓(里中)になっていたが、鉄平と結婚した際に真壁姓にした。
◇真壁鉄平(まかべてっぺい) 24歳
・ガイド
・特級ランク8
・スピリットアニマル:虎
・Vector Design Supporters 業務執行部 ガイド管理課 主任
◇ 特徴
・蒼に次ぐ高レベルガイド。翔平のボンディングパートナー。
・翔平の能力開花に釣られてガイドとして覚醒。
・最初は警察官になろうとしていたものの、翔平とペアを組める相手がいないため、鉄平もVDSへ。
・気が利かず空気も全く読めないが、その分彼が人を褒める時は嘘がない。
・翔平とは高校時代にユニットを組んで音楽を作っていた。(ギタリスト)
◆ 永心咲人(えいしんさきと):34歳
・能力:レイタント→センチネル
・レベル:一般ランク6→特級パーシャルランク5
・スピリットアニマル:猫
・所属:Vector Design Supporters 業務執行部 センチネル管理課
◆特徴
・永心照史の三男。
・実母は野明未散、養母は多英。
・翠(野明良弥の子供)とは血縁では従兄弟にあたる。(戸籍上は違う)
・翠と共にプラチナブラッドを継承する野明の遺伝子を持つセンチネル。
・本来なら咲人の方が力は上になる(実父がエース、実母がインフィニティであるため)が、本人が長年それを拒んでいたため、未だ能力は完全開花していない。
・幼少の頃は野本慎弥に守られていたが、その記憶がない。
・大学に通い始めてすぐの頃に野本慎弥という人を意識し、すぐに恋に落ちる。
・父が母を蔑ろにして男の秘書と浮気していると思い込んでいたため、家に寄り付かなかった。(実際はその男性池内大気こそが実母の野明未散だった)
・池内が巻き込まれた事件の捜査中は警察官だった。(水上警察署センチネル交渉課所属課員だった)
・警察官だった時期は、野本とは先輩後輩という仲だった。
◆野本慎弥(のもとしんや) 39歳
・ガイド
・ランク:一般ランク6→特級ランク5
・スピリットアニマル:猫
・所属:Vector Design Supporters 業務執行部 ガイド管理課 主任
◇ 特徴
・池内のセンチネルが潜入先でターゲット(野本崇)との間に授かった子供。
・誰にも必要とされない孤独を埋めてくれた咲人を溺愛している。
・生まれてから小学校卒業までは池内にいて、執事長に育てられているため、潜入捜査が得意。
・大学へ入ると同時に咲人の護衛を任せられ、ずっとそばで見守ってきた。
・警察官時代も、咲人を守るために奮闘していたが、業務中にセンチネルに騙されてしまい、任務を失敗した経験がある。そのため、捜査官は早々にやめており、センチネル交渉課でVDSとのやりとりを任されていた。
◆高月肇(たかつきはじめ) 25歳
・センチネル:視覚特化型
・一般レベル7、Rs+(レアタイプセンチネル)
・スピリットアニマル:イタチ
・Vector Design Supporters 業務執行部 センチネル管理課 課員
◆ 特徴
・ごく普通レベルのセンチネルではあるが、自己回復できるレアタイプ(Rs+)。
・野本祈里のパートナーで夫。
・元々は相原に三年ほど片想いをしていた。
・精神・神経内科で国家資格のカウンセラーをしながら、その安月給に耐えかねて裏取引をしていた(会社員の交渉の手助け)
・大のミュート嫌い。
・面倒見の良いタイプで、あまり困っているとミュートでも助けてしまう。
・能力の発言が早く、中学生の頃からガイディングを受けなければならなかった。
・それをクラスメイトのミュートに揶揄われたことで、ミュート嫌いになる。
◇野本祈里(のもといのり) 20歳
・ガイド(レアタイプ)
・ランク:一般レベル8、Rg+
・スピリットアニマル:イタチ
・所属:Vector Design Supporters 業務執行部 ガイド管理課
◇ 特徴
・高月肇のパートナーで、夫。
・レアタイプ同士は運命の番。
・タワーからの指示で、常に行動を共にするように言われている。
・ガイドではあるが、接触ありのガイディングは肇にしかした事がない。
・性的な接触を好まず、ガイドの使命から逃げ続けていたところ、空間ごとケアが出来る能力を身につけた。
・同時期に擬態能力を身につける。
・ガイディング能力の限界を超えると、番からのケアを受けなければ倒れてしまう。
・ガイド一家の野本家嫡男。
・野本慎弥の甥。血縁上は義弟に当たる。
・後継者だが、16歳の時に父から勘当されている。
・双子の弟、漱とは瓜二つ。違いは瞳の色だけで、祈里はヘーゼル。
*野本漱(のもとすすぐ) 20歳
・能力:ミュート(モジュラー)
・桟光大学 農学部 農学科(休学中)
*特徴
・祈里の双子の弟。
・現野本家当主、野本崇の次男で後継者。
・戸籍上は慎弥の甥。血縁上は腹違いの弟。
・瞳の色は、薄茶色(左)と薄い青色(右)。
(右目の黄色色素が抜けている。原因は不明。)
・数百年に一人現れるという特殊なミュート。(モジュラー)
・他人の能力を変質・増強・減弱することが出来るという特殊な能力を持つ。
薬物を使用することなくミュートをセンチネルもしくはガイドへ変えることが出来る。
⚪︎モジュラーに出来る事⚪︎
・コンバーター→漱に抱かれるとセンチネルに、漱ぐを抱くとガイドになる。
・ミキサー→繋がりの深度でその効果の増減を調整する。
・野本の一族は、漱の能力に気がついて以来、その体を売って生計を立てている。
・中学生の頃に相原と交際していた。
・15歳の頃に相原に抱かれ、相原のセンチネルの力が一時的に消失してしまう。
それを知った崇が、漱を商売に利用しようとして相原を遠ざけた。
(祈里はそれに巻き込まれただけで、体良く厄介払いされたようなもの)
・漱が崇のもとから逃げ出さないのは、ある理由がある。
ともだちにシェアしよう!

