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後輩が、二人がかりでリモート○しようとしてくる
ふい~。
とりあえず今日の仕事は終わった。
相手先の都合で少し遅くなっちゃったけど、その分、明日の朝は遅めの時間でいいと言われたから少しゆっくりできるし。
おれは一人で出張に来ていた。
社会人二年目で、初めての一人での出張だ。今まで何度も取引をしてくれた客先でもあるし、信頼関係もできているだろうからと課長が任せてくれたのだ。客先の担当の方とはずいぶん打ち解けたし、その分仕事もスムーズに進んで俺的にはこの出張の成果を出せたのではと喜んでいた。
まあ、明日もあるから、気を引き締めておかないとだけど。
「とりあえず今は~ビール!」
コンビニで買った弁当やおつまみを前に、俺はビールのタブを引きごくごくと飲んだ。
うまぁ!
しかも・・
今日は一人で寝れる!
つまり誰にも邪魔されず朝までゆっくり寝れる!ということだ!
後輩二人のところに引っ越し、三人で暮らすようになってから早いもので三か月が過ぎた。
もともと二人の事は人間としても好きだったし、・・ああいう、ことがあって、‥身体から先に堕とされたみたいではあったけど、一緒に暮らしていくうちにどんどん好きになった。
正直、「二人」を愛することができるか不安なところはあった。一緒に暮らしていると、あの二人が愛し合っているのは見ただけでもよくわかったし。
だからこそ、同じ熱量で「二人」を愛せるか、っていう不安。
けど、それって杞憂で。
俺は自分でもびっくりするくらい、「二人」を好きになった。頼一の少し強引だけどちゃんと優しいところだとか、秋央のガサツな感じでいながら時々すごくかわいくなるところとか。
視界に二人が入っていないと自然と目で探してしまう。
二人に抱かれて、ちんこ挿れて挿れられて、いっぱい愛撫されて。
それはこれまでの人生で味わったことのないような多幸感で。
それに気づいた時、実はちょっと泣いた。
俺は家族に恵まれなかった。
母は物心つくまでに亡くなり、父が一人で俺を育ててくれたけど愛情を示すのが下手だったのかそれともそもそも俺に興味がなかったのか、ほとんど可愛がられた、っていう記憶がない。
そして俺は小学校に上がったころ、父は再婚した。
義母は優しい人だった。父がいる時は。
父がいない時には徹底的に無視をし、食事もまともに与えてもらえないことがザラだった。
そうやって虐められながら、高校に上がった時父が俺に一人暮らしをしろと言ってきた。
義母がようやく妊娠したらしい。
ああ、俺はこの家族にはいらない存在なんだな、と思った。
家族にさえ愛されないなんて、価値のない人間なんだな、って。
父はそこそこ収入のある人だったから大学までは出してもらえた。
だが、父に会ったのは高校二年の三者面談が最後だ。
もう、多分会うことはないだろう。
こんな生い立ちだから、俺はとにかく周りの空気が悪くなるのが嫌で、そういう感じになりそうになると必死でそれを変えようとする癖がついた。
そういう自分も卑屈で嫌だったのに。
二人はそんな俺を好きだと言ってくれて、そういうところを長所だと言ってくれた。そして、全身で俺を愛してくれた。それは今まで味わったことのない幸福で、その甘さに俺は泣いたんだ。
そんな俺を二人はとても優しく抱いてあやしてくれたなあ。
だから、今はもうあの二人と一緒にいない生活なんて考えられない。
だが!!それはそれ!これはこれ!
二人とも絶倫すぎ!体力ありすぎ!性欲すご過ぎ!
俺のひ弱な身体が持たない!
それに射精でイクだけじゃなくて、後ろや乳首だけでイクからもう際限なくセックスさせられてしまう。いや、きもちいいよきもちいいんだけどね!
おれは君たちのように翌日けろっと仕事できないからね!
という訳で、抱かれること自体は気持ちいいから好きではあるけど毎日微妙に寝不足、というコンディションが続いていたのだ。
だが今日は寝れる!ぐっすり寝れる!
なんて素晴らしいんだ!
ビールを一本飲み終えたころ、携帯が鳴った。
「お~頼一、どした?」
『先輩寂しくて一人で泣いてないか不安だったので。泣いてない?』
「な、泣かねえよ!仕事もうまくいきそうだしな。‥まあ、心配してくれてありがと」
『・・寂しく、ないんですか?』
そう訊いてくる頼一の声が、少し拗ねているように聞こえて、俺は思わず言った。
「まあ・・寂しいけど。でも仕方ないだろ、社会人なんだし。こういう事もあるよ。今日は一人でゆっくり寝られるのを楽しむことにするさ」
『‥‥俺たちも、寂しいです。伊織さんはもう俺たちの生活の一部だから』
頼一はそう言った。
「頼一、久しぶりに二人だな」
「そうだな。伊織さんがいないのなんて、何か考えられないけど」
「・・うん、そうだな。出会いってすげえよな。恋って落ちるもんなんだなあとお前に惚れた時思ったけど、また同じことがあるとは思ってなかった」
「・・俺も」
「・・頼一」
秋央は頼一の首に腕を回して引き寄せキスをした。頼一もすぐにそれに応え、秋央の咥内に舌を挿し入れていく。
秋央が差し出した舌先をなぞるようにして舐めまわしてから唇で舌をちゅっと吸った。秋央がふるっと震えたのがわかった。
「‥ん、あ、なあ、下触って‥」
秋央がねだるのを聞いて、手を下着の中に差し込んでペニスをまさぐる。ゆるく勃起しているそれはもう熱を持っていて、頼一が触れるとぴく、と反応する。
「はあ・・」
と秋央が悩ましげな声を出す。その声を聞いて頼一のペニスもガチガチになってきた。先走りで濡れてきた秋央のペニスをぬちぬちと弱い力で扱く。親指の腹でつるりとした亀頭の先を撫で、鈴口をくりくりと刺激した。
「あッ、んッ、なんでぇ、もっと強くしてぇ」
強い刺激を与えてくれない頼一に焦れたように甘えた声を出す。秋央のペニスにはじわじわと熱がたまり、それを放出させてくれないことが辛い。もっと、と思わず腰を頼一の脚にすり寄せた。頼一の引き締まった太ももに擦られたい。だが頼一は、くすっと笑って再び秋央の咥内に舌を侵入させその中を蹂躙し始めた。頼一の舌は長く、上顎の全体や舌の表面などをちろちろと舐めてきて、それが信じられない快感と熱を秋央に与える。きもちいい、けど足りない。
「んんッ、よ、りいちぃ、あん、もっとぉ・・」
裸の胸を頼一のそれに押しつけて乳首へ刺激を与える。愛撫され慣れて、ふっくらとした乳首が、頼一のたくましい胸の筋肉に擦られてきもちいい。
「あ、ん・・」
んぱ、と秋央の唇から離れた頼一が、少し意地悪そうな眼をして秋央を見つめた。
「秋央は、本当に快感に弱くてかわいいよね」
「頼一、のせいじゃん、か‥」
そういって秋央は頼一の首筋に顔をうずめ、ちゅっとキスをした。少し下がってじゅうっと吸い上げキスマークをつける。ここなら多分見えないだろう。‥見えてもいいけど。
首筋を吸われて頼一もぴくりと震えた。そして顔を秋央の胸に寄せて柔らかな筋肉の上で待っている乳首を乳輪ごとぱく、と咥えた。
「は!、ああん・・」
待ちかねていた刺激に秋央が喉を反らせて喘いだ。頼一は唇全体を使って乳輪をしごきながら、舌先で乳首をくりくりと転がし時々ぐっと押して潰してやる。秋央はひいひいよがった。乳首が弱いのだ。
「あ、んッ、頼一ぃ、もう、ケツ触ってぇ」
さっき風呂で洗浄し、散々ほぐしてあるアナルがひくひくと疼く。ぢゅっと乳首を強く吸って離してから、頼一はローションを手に取って掌を擦り合わせ温めてから、秋央のアナルに掌ごと押しつけた。
尻たぶを片手で掴んで開き、少し柔らかくなった後孔にぬちゅぬちゅと馴染ませていくと、その刺激だけで秋央はよがった。
「あん、いい、いれて・・」
そうねだる秋央の声を聞きながら、その柔らかいアナルの指を沈ませた。
「あう、」
頼一のゆびが、柔らかいアナルの中をかき回す。ローションが入り込んでぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる。頼一は焦らすように入り口辺りでゆびをぐりぐりとかき撫でる。
「お、前、わざと、だろっ‥」
イイところを絶妙に外してくる頼一のゆびに、秋央はもどかしく腰をくねらせた。くっくっと笑いながら、頼一は秋央の耳たぶをかしッと甘く噛んだ。
「ひんッ」
耳からの熱が、また体の中へこもる。
「あっあ、お願いぃッ、ケツいじってぇ、いいとこ擦ってぇ」
秋央はそう言って腰をへこっへこっと情けなく動かした。その時、頼一はじゅぼ、と深くゆびを挿し入れ、ナカの膨らんだところを擦った。
「あひい!」
待ちに待ったその刺激に、秋央の目からぽろりと涙がこぼれた。頼一はキスでその目元を吸ってやり、ぐりぐりと膨らんだしこりを擦る。軽くゆびで挟み扱くようにして押すと、秋央はぴん、と脚を強ばらせた。
「あ、ソコ、イイッ、あ、あ」
ぐちぐちとアナルから音がする。下半身の熱は放出を求めている。ペニスからはとろとろと液体がこぼれている。
「俺も、我慢できないかも」
頼一はそう言って秋央の脚にひっかかっていた下着を脱がせ、自分の下着も脱いだ。血管を浮かせバキバキに勃起したペニスが天を衝いている。
ゆっくりと脚を開かせて、ペニスを押しあてる。秋央のアナルは、やってくる快楽の予感にパクパクと小さな孔をひくつかせている。
その孔が鈴口に寄せるわずかな刺激に、頼一はぞくぞくとした何かが身体を駆け上るのを感じた。
じゅぶり、と秋央のナカに侵入する。柔らかく暖かい媚肉が頼一のペニスを包み込み、しぼり上げる。大きな快楽に、持っていかれそうになるのをこらえながらじゅぼじゅぼと少しずつ秋央のナカをひらいていく。
「ああ、あ、い、」
秋央は腰を揺するように動かした。もっと奥を、奥のイイところを激しく擦ってほしいのに、頼一はいつも焦らすようにゆっくりと中に挿入ってくる。じわじわと広がる快楽は心地いいのは確かだが、最初はがつがつ穿ってほしいのだ。
「あ、おく、ねえ頼一ぃ、おく、突いて‥」
喘ぐ息の中から必死にそう言うと、頼一はずちゅん!といきなり奥まで突き入れてきた。
「おあ、はぁ、」
かふ、と息を吐いて、めくるめく快楽の渦を秋央は喜び迎え入れる。欲しいものが与えられた安心感と幸福感、そして快感が全身を包み込んでいく。
余韻に浸る秋央を見つめながら、頼一は激しく腰をグラインドし始めた。秋央の前立腺をカリで押しつぶしながら奥をこすり上げる。
「あ、あ、あ、いいッ、あ、よ、り、いちぃ」
「うんッ、俺も、いいッ、あきお、」
ペニスをぎゅうぎゅうに絞り上げる秋央の媚肉が、頼一にたまらない快楽を与え、絶頂を誘う。だがはあと息をつきながら頼一は耐え、がんがん腰を振る。秋央はずっと脚を突っ張らせ、絶え間ない快楽に溺れている、口は半開きになり、涎を垂らしながら舌を出して頼一を誘う。
差し出された舌を噛みつくように吸い上げ、じゅるじゅると淫靡な音を立てた。
「ん、んんっ、いひ、ひ、」
キスの中で喘ぐ秋央の、淫らな嬌声が聞きたくて唇を離す。すると打ちつけられるペニスからの快楽に、秋央はとめどないねだりの嬌声をあげ始める。
「あ、あ、いいッ、いいよォ、あひッ、おくぅ、こすって、もっとぉ、いっぱいぃぃ」
「うん、擦ってやる、イイとことおく、だよな、ああっ」
ぐちゅぐちゅ、ばちゅばちゅと秋央の尻と頼一の腰がぶつかる。肉がばちばちと当たる音が、ペニスが奥深くまで刺さっていることを示している。結合部からはローションが少し泡立ちながら流れ落ち、それがまたいやらしい音を引き立てている。
「ああ、いい、いい、もっとぉ、もっとぉぉ!いいよぉ、より、いちぃ、すき、すきだから、ああ、ああ、ソコ、イイ、あん、当たるッ、当たってるぅぅ」
「当てて、るから、ねッ、んっ、秋央、そんな、締めるとイク、よ」
秋央はひしと足を頼一の腰に回して引き寄せた。
「だめ、だめぇ、もっと、して、してぇ、イイ、イイからぁ、あん、あんッ」
強烈な秋央の嬌声に、頼一の頭はくらくらした。無理だ、もうこんなに締められたら、いく、
「ごめん、無理だ、秋央ッ、い、っかい、イかせ、て」
そういって秋央の腰を掴み、より激しくペニスを抜き挿しし始めた。ぐちゅっぐちゅっという音とぱんっぱんッという音が交互に聞こえる。
「あ、ごめ、ん、あき、イク、いくッ」
『‥‥お前ら、何、聞かせてくれてんだよ‥』
頼一はずるりとペニスを秋央のアナルから引き抜いた。その刺激でまた秋央がひく、とふるえた。枕元に設置しておいた携帯から、伊織の声が響く。
『も、おれ、寝れない、じゃん・・』
「先輩、ちんこ勃ってるよね」
『‥‥』
「俺たちのセックスの声聞いて、すっごくセックスしたいよね?」
『‥‥‥』
「一人で寝られて、嬉しい、なんてもう思ってないよね?」
『‥‥ない』
「ええ~?何ぃ?聞こえないんだけど伊織さん!」
『うれしく、ない!‥‥悪かった、ってぇ~‥‥』
「あ~泣いちゃった」
「泣かないで伊織さん」
『‥‥意地悪すぎるだろ、お前たち‥俺のちんこどうすればいいんだよ‥』
俺が、うっかり、本当にうっかり
「今日はゆっくり寝られそう」
なんて呟いてしまって、それを聞いた頼一が
『伊織さん、カメラにしますから見ていてください絶対見ててください』
といって、秋央とじっくりセックスを始めたのだ。
画面の向こうに見え隠れする二人の身体と、聞こえてくる息遣いや嬌声。
俺の身体なんてすぐに反応して、ちんこはずっとガチガチで、一回二人の姿見ながら抜いたけど、尻孔の方が疼いて、でもすぐには触れないからじれったくて。
身体中を熱くさせながら画面越しの二人の痴態を見てた。
「も、つらい・・」
と俺が涙声で言うと、起き上がって画面に映った秋央が声をかけてきた。
『伊織さん、出張用のトランク開けて。中に紺色のポーチ入ってるから持ってきて。』
「‥?わかった・・」
入れた覚えはないけどと思いながら探してみると言われた通りのものがあって。
中を探ると、洗浄道具とディルド・・が入ってる。
うぉい!何入れてくれてんだよ!
と思わず叫んだ俺に、秋央は
『早くお風呂行ってきて。じゃないとまた俺達始めちゃうから』
と急かしてきた。
俺も身体は疼くから、言われた通りにアナルをきれいにして戻ってくると
『じゃあ、俺が指示するから、言われた通りにして』
『俺も指示するからね』
と二人の声。その、優しく甘い響きに、思わずちんこを触ろうとしたら
『ダメ、まだ触らないで』
と秋央に止められた。
『指示するって言ってるでしょ。‥まず、アナルにローション塗り込んで。使うのは人差し指だけ。他に入れないで』
画面の向こうから聞こえる秋央の声に従ってローションを出し、後ろに手を回してくぷ、とゆびを入れる。ずっと期待していたものに、俺のアナルはひくひくと反応した。
「あ、ん、」
『伊織さん、ゆび一本でそんな声出すんだ。エロいね』
頼一がいつものからかうような声で言う。かっと顔が熱くなるけど、でもゆびを止めることはできない。ぐぷ、ぬちゅ、と音を立てながらゆびを挿し込んでいく。
「あん、ふ、」
『伊織さん、それ俺のゆびだと思って』
秋央が優しく囁く。アナルの中は熱くて、肉がひくひく蠢いていて、自分の身体と思えないくらい。
『ゆび、深く入れるよ。ほら、ココ、伊織さんの好きな‥』
そういう秋央の声につられて同じようにゆびを動かす。
俺の、好きなココ、もう、少しふっくらしてきている、感じるところ‥。
『くにってひっかいて、それからとんとん押してあげるよ‥』
「あッ、あ、いいッ、」
秋央の声が言う通り、俺は自分のアナルに深くゆびを入れかりっとひっかいた、そして膨らんだしこりをぐっと押す。ああ、きもちい‥
「あ、秋央、ゆび、増やして‥」
『ん、やあらしいね、伊織さん』
くすくす笑いながら秋央は言う。
『じゃあ、中指入れてあげる。お尻についたローションすくって、ほら、中指入れて‥』
中指を孔周りにすりすりつけて、ぬるっとなったそれも穴のナカに入れていく。尻孔が開かれる感じがして、きもちいい。
「あ、きお・・」
『二本のゆびで、孔のナカをかき回して‥』
俺は、はあはあと息を荒げながら画面に向けて大きく脚を広げ、二本のゆびをぐちゅぐちゅにかき回した。腸壁を前立腺を思いきり擦る。
『きもちいい、よね』
「ん、・・やぁ・・」
秋央の声が響くけど、やっぱり切なくって腰ががくがくふるえた。
俺のゆびじゃなくて、秋央の太いゆびでぐちゃぐちゃにしてほしいのに。
『伊織さん』
頼一の低くて艶っぽい声が響いた。もうそれだけで俺のペニスはぎちぎちに固くなってまた先走りをたらたら零している。
『伊織さん、乳首も好きだよね。俺が触ってあげるから‥ほら、もう片方の手で、胸を揉んで』
アナルをいじってない方のゆびを左胸に這わせる。乳首の上を過ぎて、ざわ、と快感が来る。
『親指と人差し指で挟んで。。こりこりっていじってあげる。‥それから軽くつまんで…』
言われた通りに乳首を挟んでこりこりと転がす。・・きも、ちいい・・
軽くつまんだ乳首を思わずぎゅっと力を入れた。
『伊織さん、乳首弾いて』
「え、やだ、いたい・・」
『俺はやるから』
そういう頼一の声にひかれて、ぎゅっとつまんでいた乳首をぴん、とはじいた。じわっと快感が下半身の方へ移動するような気持ちよさだ。
「も、ほしい・・」
『あげられないよね』
『伊織さん一人で寝るんだからな』
二人の意地悪い声がハモって、俺はまた泣きそうになった。熱い、きもちよくなりたい、二人の手が、舌が、ちんこが欲しい。
「ごめんって‥」
画面の向こうからくふふっと含み笑いが聞こえる。
『ほら、そこに俺のちんこあるよ、伊織さん』
・・そういえば、ディルドがあった。
俺はディルドにローションを塗りたくった。
『入れるよ、伊織さん』
秋央の甘い声が響く。おれはぐぐっとディルドをアナルに挿し込んだ。小さなつぶつぶがいっぱいついているディルドで、俺の腸壁を擦り前立腺を擦っていく。
つぶつぶにざらざらした感覚がぞわぞわと上がってきてきもちいい。
「んぅ、は、イイ、」
『いいよね?もっと奥、突いてあげるから、もっと見せて』
頼一の声につられ画面に向けてアナルを晒す。恥ずかしいことをしている自覚はあったが、もう身体が熱くて疼いている俺はそんなことに構っていられなかった。
ああ、見られてる、二人にすごいところ見られてる、そう思うと余計に興奮してきて、俺はディルドを激しく抜き挿しして奥のイイところに当てようとした。強くぐっぐっと挿れたら奥までこつんと当たった。
『伊織さん、優しくつくから、とんとんって‥激しすぎると傷ついちゃうよ‥』
『乳首もいじって、強くひねって』
『乳首の次はちんぽ擦って、ほら、もう出てるいやらしい汁‥ぬちゅぬちゅだ』
『ああ、お尻きもちいいねえ』
『ちんぽいっぱい擦ってあげる』
二人の声に反応する機械みたいに、言われるとおりに乳首をいじってちんぽ擦ってアナルをぐちゅぐちゅにディルドで突いた。ディルドのつぶつぶがぞりぞり前立腺を擦り上げて、目の前がスパークした。
「あッあっ、い、いく、いく、うッ」
ちんぽからはびゅるびゅる白濁液が飛び出し、アナルからはふわふわとした快感が上ってきて、俺はぐったりとベッドに崩れ落ちた。
『きもちよかった?伊織さん』
『帰ってきたら‥俺たちのちんぽでごりごりにおく、突いてあげるね』
『最初のセックスの時は、お仕置きだから』
『俺たち二人で伊織さんのアナルぐちょぐちょに突き上げて寝かさないからね』
二人の声を遠くに聞きながら、俺は意識を失った。
俺は、出張が嫌いになった。
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