265 / 305
クロイスとヒアッカ(3/3)*
〈引き続きクロイス視点〉
「そこで悩むの!? なんで、僕がいいって言わないんだよ!!」
「だって、クロイスこーゆーの初めてなんじゃねーの?」
ヒアッカの言葉はそこまでだったけど、心の声は続いていた。
『そんなの、最初が俺みたいな男じゃ、流石にクロイスに悪いっつーか……』
なんでそんなとこ遠慮するんだよ。
『けど、初めてか? なんて聞くのって、やっぱすげー失礼だよな……?』
僕は「はぁぁぁ……」と大きくため息をついて、体を起こした。
僕の目はもう据わってるだろう。
どうやら、さっき切れたのは僕の堪忍袋だとかそんなやつらしい。
「もういいよ」
「ぇ、クロイス……?」
ヒアッカが僕を見る目に僅かな怯えが宿っているけど、もう気にしないことにする。
「ヒアッカは僕に抱かれるの嫌じゃないよね?」
確認しつつ、僕は自分の服を脱ぎ捨てる。
「お、おう。それはもちろ……んっ!?」
ヒアッカの言葉尻が揺れたのは、僕のモノが外気に触れた時だ。
ヒアッカの視線が僕のに釘付けになってるのがわかる。
ヒアッカは何だか信じられないような顔してるけど、ごめんね、僕のはヒアッカが思うほど小さくないんだ。
「僕ももう我慢の限界だから。ヒアッカ、相手してくれるよね?」
僕はヒアッカの返事を待たずに自分のモノに香油を纏わせる。
ヒアッカの脚を掴むと、ヒアッカの嬉しそうな声が聞こえた。
『そっか、俺触ってて、クロイスもムラムラしてたのか。そっか……。へへ……』
デレっとした心の声に、僕の息が詰まる。
だからそんな嬉しそうにしないでよ!!
僕までつられて嬉しくなっちゃうから!!
もう、……こんなのもう、友情じゃないよ……。
ヒアッカは、これでもまだ僕とは友達のつもりなの……?
僕は泣き出しそうな気持ちのままで、ヒアッカの内側へと入り込んだ。
「ぁ、ぁ、……あ、ぅ……クロイス……っ、……んっ、すげ、ぇ……っ」
既に3本の指で慣らしていたヒアッカのそこは、僕のをゆっくり飲み込んでゆく。
一番太いところが入ると、ヒアッカがホッと息をついた。
けれど、指で届かなかったほど奥に僕のモノが入り始めると、またヒアッカの息が跳ねだす。
「ふ、ぅ、んんっ、でけぇ、な……」
「痛く、ない……?」
思わず聞いてしまった。
痛みを堪える心の声はないって分かっていても、ヒアッカを気遣いたかった。
「ん、ちょい、苦し、けど……痛くねーよ」
「良かった……」
「はぁ、ぅあ……、っ、クロイスの、熱くて、きもち……」
涙を滲ませた赤い瞳をうっとりと細めるヒアッカの姿は、あまりに色っぽくて、すごく綺麗で、見ているだけで腰のあたりがぞくぞくしてしまう。
ああ、これは腰が振りたくて仕方ないって、僕の体が言ってるのか。
でもまだ、もうちょっと……、ヒアッカはこれが初めてなんだし……。
……ん?
「ヒアッカって、これが初めて?」
『ふぇ……? ヤんのが……? 入れられんのは初めてだな……。前は……えっと、いつだっけ……』
朧げな記憶がヒアッカの中で映像を結びそうになって、僕は思わず「思い出さなくていいから!」と叫んで、腰を押し込んだ。
「あぁぁぁあっ!」
一気に奥まで穿たれて、ヒアッカの体がびくりと跳ねる。
「ぁ、ごめん……」
僕の言葉に『ん、大丈夫、すげぇ、よかっただけ……』と心の声が返ってきた。
苦笑を浮かべながら、僕はゆるゆると腰を動かしてゆく。
ヒアッカの甘い甘い嬌声がいくつも漏れる。
すごいかわいい。
なんかもう、全部食べちゃいたくなる。
「ヒアッカ……、ヒアッカ、かわいいよ……」
僕は抱え上げたヒアッカの脚に夢中で口付ける。
「んっ、ぁ、クロイス……、きもち、きもちぃぃ、ぁあ、んんんぅ……」
蕩けるような言い方が、もう可愛くてたまらない。
どこを擦れば、どんな風に突けば気持ちいいのか、ヒアッカの心が全部僕に教えてくれる。
ヒアッカがより感じるように責め立てると、ヒアッカは声を裏返らせて、身体中を震わせるようにして吐精する。
僕のもヒアッカの中でぎゅうっと絞られて、ヒアッカの中に吐き出してしまった。
外に出そうと思ったんだけど、ヒアッカの心の声が、抜いちゃやだって言うから……つい……。
ケイト様は「ナカに入れたままだとお腹痛くなっちゃうから、終わったら浄化するね」って言ってくれてたから、中に出しちゃってもいいのかな……。
吐精して、冷静になってきた頭がぼんやりと余計なことを考え始める。
ケイト様達は、どっちが入れる方なんだろう。
聖女の姿ではそういう事はしてないっぽい事を、こないだアンナがポロッとこぼしてたから、余計わかんなくなっちゃったんだよね。
「クロイス……」
ヒアッカに両手を伸ばされて、僕はヒアッカの脚を下ろしてヒアッカに近づく。
「んっ……」
ああ、姿勢を変えたらナカが擦れたのか。
僕の背が低いせいで、僕が突っ込んでるとヒアッカの顔まで届かないな。
ヒアッカが体を起こして背を丸めてくれた。
「はぁ……すげぇ、きもちぃぃ……」
ヒアッカは僕の頭を抱き寄せると、ポカポカになったほっぺたを僕の頬にすり寄せてくる。
「ぁ、……ぅ、……んんぅ……」
時折、ビクビクとヒアッカの体が跳ねて、その度ヒアッカは甘い声を僕の耳元で零す。
ちょっと……、そんな事してたら僕まで元気になっちゃうよ……?
「なあ、クロイス……もっと……してくれよ……」
そう言って、ヒアッカは僕に唇を重ねてきた。
……待って?
僕……これ、ファーストキスなんだけど……?
せめてなんか、断りを入れてからしてほしかったんだけど……?
僕の動揺に気づきもしないで、ヒアッカは期待を込めた瞳で嬉しそうに僕を見上げている。
……ふぅん。そんな事するんだ……?
僕のこと、恋愛的な意味で好きかどうかわかんないって言うくせに。
僕におねだりのキスなんて、するんだ……?
「……っ」
自分の中に広がる苛立ちをどうすることもできずに、僕はそれをヒアッカにぶつけてしまう。
ガツンと腰の骨同士がぶつかる音に、ヒアッカのいつもより高い声が続いた。
だけど僕が乱暴に抉ってもヒアッカは悦ぶばかりで、だんだん、僕だけイライラしてるのが馬鹿みたいに思えてくる。
……悔しいけど。
やっぱり僕は、僕に抱かれて喘いでるヒアッカが、可愛くて仕方ないや……。
ヒアッカばっかり勝手だって思ってたけど。
わかんないんじゃ仕方ないって思ってたけど。
僕はもう、ヒアッカが気づくのを待つのはやめるよ。
だって、僕はもう分かってしまったから。
これでヒアッカがたとえ僕のことを友達だって言っても、僕はもうヒアッカを友達扱いはできないって。
これからも、何度でも、僕はヒアッカを抱きたいし、ヒアッカを僕以外の人に触ってほしくない。
だから、ヒアッカがわからないその気持ちには、僕が名前をつけてあげるよ。
僕の望む、名前を……。
「ここ、気持ちいいね」
ヒアッカに囁けば、ヒアッカはビクビクと身体を揺らして素直に応える。
「く、ぅ……は、……ぅあ、……」
声が少なくなってきたのは、ヒアッカがそれだけ快感に呑まれているからだ。
だって僕にはさっきから、きもちいいきもちいいって叫ぶヒアッカの心の声が聞こえてるから。
ヒアッカの前は緩やかに立ち上がったままで、トロトロと絶え間なく雫を零していた。
ヒアッカのキュッと引き締まった滑らかなお腹の、綺麗な縦長のおへそにヒアッカの白濁が溜まっている。
「前がもう、こんなにドロドロになっちゃったよ?」
指で掬って、ヒアッカのモノにたっぷり塗りつけて扱くと、ヒアッカが背を仰け反らせた。
「……っ、ゃ……、っっ」
「またイきそうなの?」
僕の言葉に、ヒアッカの心の声が僕の名前を必死で呼ぶ。
そこには僕が欲しいって気持ちがいっぱいに溢れてる。
「いいよ……、僕のでいっぱい、気持ちよくなってね」
ぐち、と奥深くまで強く押し込むと、ヒアッカの心に響く声すら蕩けてしまう。
喘ぎと大差ない、意味をなさない心の声をなんだか心地良く聞きながら、僕は奥まで押し込んだままヒアッカを激しく突き上げた。
「ん、んんん、っ、んんーーーーっっ」
ヒアッカの内側が僕を強く締め付ける。
まるで僕に注いでほしいみたいだ。
ヒアッカの内側に吸い込まれそうな感覚がして、僕のもひとまわり大きくなってしまう。
僕のがグンと怒張すると、ヒアッカから喜びの感情が溢れる。
『あ、ぁあああっ、大き……ぃ……、クロイスの、すげぇ……』
そんな嬉しそうにされると、なかなか終わってあげられないんだけど……。
ヒアッカが幸せそうだからいい……のかなぁ……?
僕はこれまで鍛えた体力と筋力をフルに使って、ヒアッカの求めにたっぷり応じた。
ともだちにシェアしよう!

