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第158話 しつこい

 M会というのは歴史は新しい。最近出て来た新興勢力だ。義理もスジも通さない。ただ、力だけが支配している野合の組織だ。トップは何とC国人らしい。とにかく金を持っている。  都知事を抱き込んで、都心のビルや土地を買い漁って汚い商売をしているようだ。  花田美鈴を使って怪しいショーを繰り返していたが、彼女の自死でショーは潰れたままだ。  オリンピックの選手村だった所が、ほとんどC国人に買われている。  亡くなった花田美鈴ほど、平気で残虐なショーを仕切れる女がいない。  C国の富裕層があのショーを見たいとしつこい。 「臓器を取るついでに見せるとイイヨ。国から連れて来ればイイヨ。人間、たくさん余ってるヨ。」  チャイニーズマフィアが言う。 「コンテナ押さえてるから、密入国も密輸もOKネ。早く見たいアル。」 「華僑の金持ちも見たがってるヨ。」  胸糞の客たちが要求して来る。世界中で莫大な富を築いたC国人の富裕層が東京に集まって来る。  M会の事務所で高橋が幹部に呼び出された。 「おうっ、この頃ガキ使ってチンケなカチコミやってんだって?」  高橋は勝手に銃を撃ち込んだことがバレないか、とヒヤヒヤしている。 「おまえが上田んとこで冷や飯食わされてるって泣きついて来たのを,拾ってやったのに、なんか勝手やってんじゃねえのか?」 「いや、中山さんの息子が酷い目に遭ってんですよ。」  幹部の中山は、掃除屋に打たれたヤクで廃人になって病院送りだ。もう正気には戻らないだろう。その息子が泣きついて来る。 「あれはしょうがねえな。 中山の息子のつるんでた女たちが胸糞だ。 今関のフィルムも手に入らなくなって、 商売上がったり、だろ?」  確かにシノギはガクッと減っている。幹部の話だと、C国人があのショーをやると言っている。今度はM会の仕切りだ。  犠牲になる者はもう決まっているが、綺麗な娘が少し必要だ,と言う。 「日本人の清潔感のある娘が切り刻まれるのを見たい、とおっしゃってるんだよ。  孫・悪事さんと李・平銭さんが。」 世界的な実業家として知られる二人のC国人の名前が挙がった。  六本木のタワマンで綺麗な景色を見ながら、 人を殺したいと言っている。

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