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第3話 鶏胸肉が苦手な人はささみを代用するといい ※

それからはなんか流れに流されて絢斗は女を呼ばなくなって俺だけ呼んでラブホに連れ込まれた。 そうやって親友なんだかセフレなんだか恋人ごっこなんだかよくわかんない期間を半年過ごしてから絢斗に告られた。 「お前のこと一生取られたくないから付き合って俺のものにしたい」 ん? だいぶ独占欲が強いが大丈夫そうか? いやいやあの絢斗のことだ。 まあ独占欲が強くても俺なら蹴り倒せるし。 俺185センチ。絢斗175センチ。10センチの差はかなり手厳しいのです。 俺の方がジムで鍛えてて足腰胸強いしな。無理やり抱かれることはないだろう。 「そっか。わかった」 俺はついに念願の初彼氏を手に入れた。嬉しすぎて舞い上がりそうだが頬を緩ませてはいけない。俺が飛んで喜べば絢斗はにんまりとするだろうから。 かくして幼馴染の絢斗とセフレ経由で晴れて恋人になった俺たちは新しいベッドを探す旅に出た。 理由は俺が絢斗に潮噴かされすぎてベッド死んだので。シーツにも染み込んでて衛生的にやばそうなので。健康性生活のために2人で家具を見に行く土曜の昼下がり。 カフェラテは俺。アイスティーは絢斗。 絢斗は甘いものが苦手だ。 だから甘い食材が出てきたらそれは強制的に俺が毎回食べることになってジム通いが忙しくて全然幸せでいつでもこいつをエロがらせるためのカラダを作り続けている。 鶏むね肉のパサパサ食感が苦手な人はささみを代用するといいと思う。 俺と絢斗はそうしている。 Fin

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