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第42話 シャワーを浴びたら僕にはおしりモデルになれる才能があるらしい(?)
「ほーら。バタつかない」
「ええっ。恥ずかしい……!」
「さっきまで色々したから平気でしょ」
『シャワー浴びよ』と提案されてすぐ。星七くんが僕のおしりを触ってくる。
セクハラだっ!!
だから僕は必死でおしりを向けないように逃げているところ。
「普通のお風呂に一緒に入るのとは意味が違うもん……」
さっきまでの甘い雰囲気はどこへやら。僕らは友達みたいに気を遣わない距離ではしゃぐ。
「ほらおしり向けて」
「うう……」
手首を掴まれてしまったので仕方なくおしりを向ける。
お母さん。もう、僕お嫁に行けないかもしれません。
「えろ。俺の出したの垂れてる」
「……言わないでよっ」
なんか星七くんの口調って時々オラオラ系になるんだよなあ。なんでだろう?
さっきもいつもと興奮して様子が違ったし。まあ、えっちの時は雄になるのかな?
そんなことを感じつつも、後処理をしてくれると言うので任せることにする。僕はした後の処理とか全然知らないし。
「別にいいだろ。俺のっていう印なんだから」
「……はぁい」
ほら今も。別人? ってくらい雰囲気が変わる。ほやほや優しい妖精みたいな彼氏が、急にオラオラ猛犬彼氏になったみたいな感じ。
「えらいえらい」
おしりを向けると上から温かいシャワーをかけてくれる。じんわりあったかい。そんなほっと一息を断ち切ったのは星七くんだった。
「力抜いてて」
「うん?」
ぐぐぐ、と星七くんの指がおしりの入口に入ってきた。
「なっ、何!?」
もう1ラウンドが始まるの?
と思った僕がお馬鹿なだけでした。
「中、出したの掻き出さないと腹痛くなるらしい」
「あ、ありがとう……」
真剣に僕のことを考えてくれているらしい。数分念入りに見られているのは恥ずかしくて火を吹きそうだったけど、それも仕方ない。
「これで綺麗になった」
ぺちぺちと星七くんがおしりの辺りを叩いてくる。その時の星七くんの手が大きくてびっくりした。
僕は小尻なのかな……?
後処理を終えたあとはふたりでシャワーを浴びた。ためた湯船にふたりで浸かる。お湯が首元まで迫ってきた。広いお風呂だから男ふたりが入ってもそこまで窮屈じゃない。ただ、星七くんの手足が長すぎて驚いた。
「深月の桃尻すごいな。鍛えてたりする?」
「いや、全然……。あ、でも散歩はよくするかも」
「へえ。おしりモデルになれそうなくらい才能のある桃って感じする」
「おしりモデル……?」
「知らない? 業界だと結構そういう面白いモデルがあるんだよ」
「そうなんだ」
「……くくっ」
不意に笑う星七くん。
あっ! もしかして。
「今の嘘?」
「騙されやすいのほんとだめ。24時間365日俺が守らないと」
「もーっ……星七くんが言うことなら信じちゃうよ、僕」
「俺のことは信じて欲しいけど、他の奴の言うこと素直にはいはいって聞いたら駄目だからね」
「うん……気をつける」
「いいこ」
くしゃ、と髪の毛撫でられた。心地いいな。星七くんの手のひら。おっきくて、骨ばってて、白くて綺麗。この手のひらに触れられると力が入らなくなる。リラックスしてしまうんだ。
「星七くんの手ってほんと綺麗だよね」
「そう?」
「ずっと触ってたいくらいすべすべだし」
「ふうん。いいよ。好きな時に触って」
「ほんと? 僕、好きすぎて親しゃぶりしちゃうかもよ」
「どうぞご自由に」
にやにや笑う星七くん。絶対からかわれてる。
いつか絶対に星七くんの親指しゃぶる!
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