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第49話 添い寝してほしい甘えたくんモードON (R15)
玲乃は静かに僕の毛布を剥ぎ取ると、我が物顔でベッドに入ってきた。身体を横にして僕の肩を抱き寄せる。突然の出来事に頭がショートして動けない。
「俺、ベッドと枕違うと寝付き悪いから。お願い添い寝して?」
きゅううんと子犬のような眼差しで見つめられると追い払うことができなかった。僕は小声で玲乃に聞いてみる。
「冴島くんに見られたらどうするの?」
「そんなの気にしなくていいよ。俺が寝ぼけて睦のベッドに入ったってことにしておけば」
「……」
「冴島に見られると困ることでもあるの?」
にやにやと頬を上げる玲乃を見て、意地悪モードが発動したのだと気づき慌ててそっぽを向く。
「困るっていうか……その……僕と玲乃は内緒の友達だから、こういうふうに仲良しなのがみんなにバレたくない」
「……へぇ。内緒の友達ね。じゃあ今日は特別だ」
僕は照れくさくて、そっと視線を逸らす。
そのまま二人で肩を寄せ合うと、暖かさと安心感がじわじわと心に染み込んでくる。
「……おやすみ、睦」
耳元で囁かれる声に、僕の胸がきゅうっと締め付けられた。
その夜は、二人並んで肩をくっつけたまま静かに目を閉じた。身体の距離が近いだけで、心はもう十分に満たされていた。
僕は玲乃の柔らかな体温を感じながら、いつの間にか深い眠りに落ちていった。
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