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10.※
金属製の輪っからしきものが、先端部を塞いでいるようだった。
目で見えてないために一瞬何かと思ったが、以前愛賀も別の客にされたことがあったことを思い出す。
"はるか"が勝手に尿を出したからそれで栓したが、本来排尿する器官にしかも細いところに無理やり挿入 れるために苦痛を伴う。
だから"はるか"は悲鳴を上げていたのだ。
その声にならない叫び声を上げてしまうのは嫌でも分かってしまう。
「あ、そうだったぁ〜。ソレを挿入 れたままだったんだ〜。あいが、それを抜いてから口の中に受けて止めてね〜」
すっとぼけたように客はそう言い、そして残酷な命令を下す。
抜く際もまた同じことを味わせてしまう。だが、客の言うことに背くわけにはいかない。
今からされることに勘づいているらしい小さく震わすような声に、口で輪っか部分を咥えた時、震わせているらしい身体の振動が伝わり、再び緊張が走った。
急に引き抜いてもその拍子に堰き止めていた尿が出てきてしまう。とはいっても、ゆっくり抜いても敏感部であるため、ちょっとした刺激で出てしまうかもしれない。
どっちにしろ無理な話ではあるが、しかし客の言う通りに口の中で受け止めることをしなければ、二人揃って酷い仕打ちをされる可能性がある。
とはいえ、引き抜いて"はるか"が刺激で出さないことを願うしかない。
ドクドクと心臓音を聞きながら、ゆっくりと頭を動かす。
「⋯⋯ふ⋯っ、ぅ⋯⋯」
小さく跳ねるのを感じた。
反応してしまうのは仕方ない。が、それも我慢して欲しい。
思わず咥える力が強くなる。
「あいが。ちょおっとだけ戻して」
半分ほど引き抜いた頃だったか、客が残酷な命令を下す。
ようやく時間かけて半分ほど抜けたというのに、そのような無慈悲なことを言われるなんて。
しかし、自分達には拒否権なんて一切ない。だから、言われた通りにするのみ。
それにちょっとだけなのだから。
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