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第72話 起きないと…
腕にエストレヤの重みを感じながら目覚めた。
安心しきった顔で眠るので少しイタズラと言う名の確認をすることにした。
エストレヤの尻は数時間前まで受け入れていたので指一本はすぐだったのだ香油を塗り解していく。
「んっ…ふぅん…」
眠りながら感じている。
俺のも完全に準備できていたので、エストレヤが眠っているうちに入ってみた。
いつ起きるのか試したくなった。
「んっんふぅんんんん」
俺よりも睡眠が勝っているようでエストレヤは起きなかった。
毎日のように睡眠不足にさせているのは俺だから、寝かせてやりたい気持ちはある…あるんだが、滑らかなエストレヤの背中を触れば手が止まらない。まだ気持ち良さそうに眠っているエストレヤの存在を腕の中で確かめると安心できた。
この時間が続けば良いのに。
誰にも見られず、誰にも触れられず俺達だけの世界で幸せに…。
俺ってヤバいタイプの恋愛脳だったらしい。
「んゃぁん」
ん?
起きたのか?
どうした?
「…アティラン?」
「おはよっ」
「んっおはょぅ…」
「どうした?」
「んっふぅん…す…するの?」
もう、してるけどな。
「ん?どうしでだ?」
「…んっ…入って…る…。」
まぁ入れたな。
入れたからにはやりたいな…。
やらないつもりはない。
「ん~したい…けど、エストレヤは?」
一応エストレヤの意見も聞いてみた。
断らせるつもりはないけどな。
「アティランの…おっきいと…つらいでしょ?」
「しても良いってこと?」
「んっ」
眠いのかエロいのか分からない表情だが、瞳は俺を捉えていた。
「ありがとっ」
ちゅっ
上から見下ろすエストレヤの身体には、俺の着けた痕がくっきりと付いていた。昨日というよりも数時間前にした俺の痕跡が至るところに残っている。
そういえば、エストレヤの声掠れてたな。
喘がせ過ぎたのかもしれない。
それに、顔にも涙の痕がある。
…こんな俺によく着いてきてくれるよな。
昨日とは違い優しく抱いた。
焦らしているわけてはないが丁寧に、エストレヤの反応を一つでも見逃さないように。
「んゃぁんっんんっんふぁんんっんっんはぁうんぅっ」
エストレヤは俺の動きに合わせて吐息交じりの喘ぎで楽しませてくれる。
激しくしないよう理性で押さえ込みながら優しく丁寧に抱いた。
怖がらせないように、俺から逃げようなんて考えないように丁寧に気持ちいいことだけを与えた。
エストレヤの気持ちいいところは既に把握済み、そこを攻めると「あぁん」と俺が望んだように感じてくれる。
シーツを掴む手に手を重ねると、握り返してくれる。
顔を近づければ瞼を閉じキスを受け入れる。
俺がエストレヤを快楽漬けにしたいのに俺のがエストレヤの身体にハマっていく。
どうしたらエストレヤも俺のようになってくれるんだ…。
限界を迎えたエストレヤのモノが弾け、俺の身体に飛んだ。
繋がってなければ、直接舐め取ってやりたいくらい。
俺自身もエストレヤの中に放つまで奥を攻め続ければ、エストレヤにぎゅっと締め付けられ幸福が溢れた。
「なぁエストレヤ、俺の事アティって呼べよ。」
繋がりを解いてベッドで恋人…婚約者の会話を楽しんでいた。腕枕をしながら、空いている手でエストレヤの唇に触れる。
「ア…ティ?」
「そっ」
「…ア…アティ。」
照れたように上目遣いで呼んでくる姿が可愛い。
「エストレヤ」
包み込むように優しく抱きしめた後は恒例の朝風呂。一晩中繋がっていた為、足が思うように動かないでいたエストレヤを支えながら身体を綺麗に洗った。
いつもより抱きついてくるエストレヤに満足してしまう。
「尻痛むか?」
「…んっ大丈夫。」
二人で浴槽に浸かり身体を癒す。
俺を跨ぐように座り抱きしめるように寛いでいた…というより俺が尻を確認する名目で撫で続けているので、俺の首に必死に捕まり気付かれないように小さく喘いでいる。
身体を充分休ませる為の風呂から上がりバスローブ姿で寛ぐも、エストレヤは未だにふらついていた。自分で着替えると言うエストレヤを言いくるめ俺の手で着替えさせた。でなければ倒れてしまいそうで心配だった。
エッチな手付きで触れるつもりだったが、エストレヤの状態をみると煩悩は消え去る。
昨日は強引にやり過ぎたようで、立ち上がるなど一つ一つの動作が一苦労なようでゆっくりで、食堂まで有無を言わせず抱き上げた。
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