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第98話 エストレヤ イグニス
思い出した…。
アティが媚薬て苦しんでいて、僕と…。
「ァ゛ディ…は?」
「…アティラン様は、公爵家に戻った。」
「戻っ…体調が悪いの?」
お父様に尋ねると困ったような表情をされた。
「いや…アティラン様は昨日目覚め…エストレヤは二日眠り続けていたんだ。」
「二日も…?」
「今はしっかり休みなさい。」
お父様は部屋を出ていってしまった。
二日も寝たと聞いたのに、僕の身体はまだ睡眠を欲していた。
早くアティに会いたいな…。
眠りから目覚めると数時間が経っていて、ベッド脇のテーブルには水が用意されていた。
水に手を伸ばすと身体に痛みが走った。
喉が乾いているのに身体が痛くて飲み物を取ることができなかった。
こんこんこん
「…ぁぃ」
はい、と返事したいのに声がでなかった。
扉が開き現れたのはお父様だった。
「エストレヤ目覚めたのか?」
「…ぅん゛」
「水飲むか?」
「ん゛っ」
お父様の気遣いで漸く水を飲むことができた。
飲むのも一苦労で支えてもらっていた。
甘えるようにお父様の腕の中にいると、どうしてもアティを思い出してしまう。
アティならもっと身を寄せて、心臓の音が聞こえ程近くて凄く心地良かった。
僕の腰に腕を回しながら、エッチな触り方をされるのも好きだった。
下からアティを覗いていると唇が近づいて、キスしてくれる。
アティのキスは日によって違う。
啄むような優しい時もあるし、舌を絡めて離してくれない時や息さえ奪う激しい時もある。
だけど、決まってその後はエッチなことをする。
今でもアティは僕の胸が大好きみたいで、舐めたり吸ったり啄むようにしたりする。
最近では、され過ぎてちょっぴり膨らんだ気がして恥ずかしい。
そうしたのはアティだけど…じっくり見られるのはやっぱり…恥ずかしい。
アティに会いたい。
「エストレヤ…エストレヤ」
「…んぁっはい」
そうだお父様が来ていたんだ、ついアティの事を考えていたらエッチな方向に行ってしまった。
「大丈夫か?」
「あっはい、平気です。」
恥ずかしい、お父様の前でアティとの…を思い出すなんて。
「食事は出来そうか?」
「はい。」
「ここに持って来させよう。」
「ありがとうございます、」
お父様は使用人に食事を持ってくるよう伝えその間もずっと支えてくれ、スプーンやフォークは持つことができたので一人で食べることができた。
いつもより時間を掛けてしまった。
食事を下げられ、お風呂は止めておきなさいと言われたので再び寝かされた。
「………」
「お父様?」
「…いやっ何でもない。」
お父様は何か言いたげだったのに、出ていってしまった。
不安に思ったが、二日ぶりの食事を終えると急に眠くなり眠ってしまった。
あれだけ寝たのにまだ眠いって、僕の身体どうなっちゃったんだろう…。
アティもそうかな?
早く会いたい。
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