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第119話 放課後 二日目
昨日の今日で噂は広まる事はなかった。
俺とエストレヤがイチャつくのに見慣れたのか、周囲も大して気にしていない。
むしろ昼休みの中庭では、どこの婚約者・恋人が一番愛し合っているのか競う程イチャつきまくり、他人のキス現場を目撃することは珍しくなくなった。
感心するのは、皆イチャつくのは昼休みの中庭のみで教室や廊下ではそのようなことは見られなかった。
真面目なのか、ここだから開放的になってしまうのかイベントのようになっていた。
それでも周囲がそんな状況であるにも関わらず、己のペースというかティエンダとフロイントは膝に乗せ「凭れ・支える」を貫いていた。
二人はお互いしか目に入っていないのだろう。
少し進歩したのはティエンダがフロイントを抱き寄せる距離に遠慮がなくなったのと、フロイントがティエンダの胸辺りの服を握りしめている所で、二人がここでキスしているのは見たことがなかった。
もどかしいが、それでも順調ならなにも言わない。
二人の様子が変わり、変なのも近付いている雰囲気はなくなった。
最近では、子爵も姿を見せなくなった。
この状況で割って入ろうとは思わないのだろう。
金髪がしでかしたことも水面下で広まり俺達に良からぬ計画を実行する者も消えた。
驚くほどのんびりとしていた。
こういう時が危ないと聞くが、もう平気なんじゃ?と思ってしまうのは当然だと思う。
決して嵐の前の静けさにはなってほしくない。
放課後には今日もエストレヤと個別室へ向かった。
今日は扉を閉めたと同時にエストレヤを扉に押し付けながらキスをした。
「ぁっ…アティ」
切羽詰まったような俺の行為に困惑しつつも俺の背に手を回している。
エストレヤの制服のボタンを外し脱がしていく。
「アティ?どうしたの?」
荒々しくしている訳じゃない。
だけどなんだか今日は優しくできず、エストレヤから制服を奪って放った。
部屋じゃない場所で「学園ではだめ」といつも拒んでいたエストレヤを壊したかった。
上半身を裸に剥き身体中にキスをした。
胸にキスして噛みつき「きゃぁあん」と甲高い悲鳴を聞くと興奮する。
擽るように舐め、痕がつく程吸い確認してちゅっと優しくキスをした後にまた噛んだ。
優しくしてやりたいのに痛みも同時に与えたかった。
エストレヤとしては胸を守っているだけだが、背中を丸め大事なものを抱えるように俺の頭を抱きしめる手が嬉しくてもっとしてしまいたくなる。
膝をつきエストレヤのズボンに手を掛け、パンツを一緒に降ろしエストレヤのものを咥えた。
口で扱きながらエストレヤの足から邪魔なものを引き抜き靴と靴下だけの姿にした。
普段のエストレヤなら恥ずかしくて抗議をしていたはず…けど、今はない。
それは多分、俺がいつもよりエストレヤの身体を欲しているから。
俺の頭に優しく触れながら、喘ぎ声の合間に「アティ」と俺を心配するような声が降ってくる。
エストレヤの不安を感じつつ、求めることを止めなかった。
昨日と違い今日は香油を準備していた。
エストレヤの尻に塗り込み、指で解し広げていく。
俺の早急な行為も受け入れ、困惑しつつも反応している。
扉にエストレヤを押し付け、エストレヤの両足を抱え身体は扉と俺に挟まれ宙に浮いた状態で強引に挿入した。
初めての体勢や俺の強引さにどうすることもできす、首に回す腕に力が込められた。
激しく打ち付ける度に生まれるエストレヤの喘ぎは、部屋の外に居る者に聞こえていただろう。
今日も廊下に誰かいるかもしれない、そんな状況を望んでいた。
俺のエストレヤ。
エストレヤを喜ばせているのは俺だ。
誰も知らない、俺だけが知るエストレヤ。
それらを分からせたかった。
誰に?そんなものはわからない。
自分で何故こんなにも焦っているのか分からなかった。
ただエストレヤを誰にも取られたくない、それだけだった。
「アティ…んっ…アティ…んっんぁっ…アティイ」
エストレヤは俺にしがみつき名前を呼んでいる。
行為の最中、すがるように俺の名前を呼ばれるのが好きだった。
もっと俺の名前を呼んで欲しい。
もっともっと俺を求めろ。
そんな感情からエストレヤを追い詰めていく。
「あっあっあっんん゛ぁっんっんっあぁぁっんっアッティイっんぁっ」
重力でより深く入っている感覚だった。
エストレヤも同じように感じているのかいつもより締まりが強く、腰を抱え直し唇を奪った。
それはエストレヤがイっても弱めることなく、寧ろ激しく揺さぶった。
「はっはっやっまってっんっんっんぁっん゛かっらだっおかっしいよっアッティ」
エストレヤの身体がびくびくと跳ねていた。
普段ならエストレヤに合わせられるんだが、今日は出来ない。
エストレヤが欲しくて堪らない。
本当にどうしたんだ?
身体がエストレヤを欲っして先走っているようだった。
当然エストレヤの中に放った。
放ったのに満足できず俺のは壊れたように未だ興奮している状態だった。
エストレヤの片足を離し床に足をつかせた。
「エストレヤ、向きかえるから足ついて」
「…ぅん」
俺の指示に逆らうことなく、繋がったままエストレヤとの体勢を変えた。
扉に手をつかせ腰を付き出した状態にさせ、解けかけていた繋がりを再び深く結ぶべく腰を進めた。
エストレヤの細い腰を掴み、奥深く入るよう勢いよく腰を振った。
激しく揺さぶり、エストレヤのモノからは再び勢いよく噴き出していた。
ガクガクと震える足で立たせ、俺の欲望を受け止めさせた。
全てを流し込むとエストレヤは床に座り込んでしまった。
残念ながら繋がりも解け、エストレヤの尻から俺が出したモノが溢れている。
後ろから抱きしめると、エストレヤは俺に身を預けるよう凭れてきた。
その事に少し安心した。
強引にやり過ぎた自覚はあった。
俺に恐怖を覚え、拒否されるのではと一瞬抱きしめることに躊躇もあった。
抱きしめたエストレヤからは拒絶は一切なく、俺の腕の中に自ら囚われに来た。
俺は今日エストレヤの真面目さを壊すつもりが、俺の方がぶっ壊れた。
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