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第3話

本当は音楽に専念するために大学なんて行きた くなかった。 でも、両親に猛反対を受け、音楽を続けたいなら国公立大学に行けと言われて、バンドも1年間休ませて貰って死物狂いで勉強して今の大学に入った。 そのせいで、授業はわからない、コミュ症で部活にも入ってないから過去問もないという絶望的な状況の俺だった。 だか、小野寺さんと会った今、過去問を回してもらえて授業のわからないとこは小野寺さんが教えてくれるという素晴らしい状況を手に入れた。 それに、俺の食生活を知った小野寺さんが俺にたまにご飯を奢ってくれるようになったのだ。 ありがとう、小野寺さんいや、小野寺さま! 流石に、いつもして貰ってばかりは申し訳ないので、俺もジュースくらいはおごっていたりする。 このことをメンバーたちに話した。 「なんか、そいつお前に近づき過ぎて気持ち悪くね?絶対、下心あるだろ。」 と、先程まで、楽しそうにしていた晴彦さんが少し不機嫌に返す。 「下心なんてありませんよ。男同士ですし。それを、言うなら晴彦さんは、ファンの人と関係持ちすぎですよ。」 第一、小野寺さんは彼女がいたことがあって、今も女の子からモテモテなのだ。 あの、高三のときの彼女とはもう別れてしまったらしいけれど。 俺みたいなら自分よりも背が高くて前髪の長いヒョロガリを好きになるわけがない。 「んぐ。」 俺の正論に晴彦さんは何も言えず、口を閉ざす。 ちょっと言い過ぎたかもしれない。 「まぁ、キヨはちょっと危機感足りないからな。気をつけろよ。」 すると、真矢さんまでも心配そうに言う。 俺ってそんなに危機感ないだろうか。 俺の話で一瞬、不機嫌になった晴彦さんもお酒で酔っ払って結局皆んなで楽しく過ごした。 晴彦さんが酔い過ぎて、帰れなくなったので、俺の家に連れて帰ることになった。 だいたいこいうときは、真矢さんが連れて帰るのだが、明日は仕事があるから無理だとと言われて、お願いされた。 俺も明日は、午後に1限だけだったから、引き受けたる。 晴彦さんを引きづりながら、なんとか家に到着して、ベットに寝かせる。 明日、頭痛にならないよう晴彦さんに水を飲ませた。 俺もお酒は飲んでないが疲れたので、そのまま一緒にベットで眠りについた。

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