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第6話
LIMEを交換した日から、小野寺さんから週2回くらいの頻度でメッセージが送られてくるようになった。
初めは、嘘をついていた罪悪感から返していた。
けど、小野寺さんとやりとりする内に、打ち解けてきて小野寺さんとのやり取りは、楽しみになってきたりしている。
「なんかキヨ最近、調子よさそうだな。」
真矢さんが、褒めてくれた。
「前はもっと自分よがりだったのに、今は俺たちの音を聞いてる感じがする。元から技術はずば抜けてたから、今の感じいいな。」
小野寺さんとやり取りする内に、俺は前よりも人のことをみるようになった。
だから、2人がどんな音を求めてるのか考えることが演奏中に増えた気がする。
2人に支えられて演奏してたけど、今は2人と並んでできてると思う。
「そう思わないか。ハル?」
「まぁ、そうだな。」
けれど晴彦さんは、最近歌い方に焦り見える。
迫力はすごいけど、見ているこっちは心配だ。
真矢さんも
「喉が潰れる。大事にしろと。」
晴彦さんをとめる。
俺の演奏をいつも晴彦さんがベタ褒めしてきたのに、それもない。
結局、晴彦さんの喉の大事を思って練習は早めに切り上げた。
俺はまだ練習したかったから家でベースを弾いていた。
そこに小野寺さんからLIMEにメッセージがきた。
「こんにちは。何してますか。」
演奏をやめて返信する。
「今は、ベース練習してますよ。」
「すごいですね。ところで、明日の小テストは大丈夫ですか。」
まずい、明日が小テストなのを忘れていた。
本当に小野寺さまである。
「忘れてました。ありがとうございます。」
と小野寺さんに返信して小テストの勉強にかかる。
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