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何度かボール遊びをした後に腹の音が鳴ったのを機に、床に置いてあったエサ皿を咥えてご主人の元へ持って行った。 「なんだ、『ごはん』か?」 「わんっ」 ハッハッと息を短く吐き、お尻を振って早く早くとしていると、「ちょっと待ってな」とエサ皿にドッグフードと水をそれぞれ注いだ。 それを目の前に置かれた時、「待て」と手で制された。 その合図は躾の一つだ。腰を下ろし、前足をお行儀よく揃えてご主人のことを見つめていた。 「よし食べていいぞ」 「わんっ」 ひと鳴きすると、四つん這いになり、頭を下げドッグフードをガツガツと食べ始めた。 舌がこの味を覚えたようで美味しいと感じられるようになった。 「すごい勢いで食って。そんなにも腹が減っていたのか?」 「わふ⋯⋯っ」 水をペロペロと舐めた後、返事をして間もなく食べ続けた。 ぺろりとたらいあげ、満足そうにしっぽを振った後、腰を上げ、足を大きく開き、前足を胸の位置まで上げ、そして胸を突き出した。 「今度は『さんぽ』か?」 「わんっわんっ!」 「分かった。じゃあリードを付けような」 「わ、ん⋯ッ」 乳首にクリップを付けた瞬間、強くて甘い痺れが身体中に駆け巡り、大きく震わせた。 もう片方も同じように付け、さっきより反応を見せたことから、「なんだ、嬉しそうな顔をして」を分かっているようなわざとらしく茶々を入れてきた。 「ほら、大好きなお散歩をしような」 「わんっ!」 しっぽを振って大きく鳴いた。 くんっ、とリードを引っ張り、繋がれた乳首が過敏に反応をし、「うっん⋯っ」と声を出した。 一歩先に歩くご主人の後を追った。 ゆっくりとした足取りに合わせて愛賀も歩いていたが、ご主人が急に立ち止まったり、足早に行ったりしてその度にぴんと勃った胸の頂がビクッと興奮で震わせる。 けれどもその悪戯な行動に愛賀は悦びで鳴いてしまう。 犬としてご主人に愛されているんだ、と。 ご主人の言う通りにすれば可愛がってくれる。ちゃんと『ごはん』をもらえる。 こんな幸せなことはない。 そう信じて疑わない従順な犬は熱っぽい視線でご主人を見つめて、次の命令を待つのであった。

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