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第1話

同窓会の案内が届いたのは、何気なくSNSを 眺めていた夜だった。 行くつもりなんてなかった。 正直、会いたい人なんていないと思っていた。 それでも、彼の名前が参加者一覧にあるのを 見つけた瞬間、指が止まった。 -まだ、フォローは外してない。 何年も会っていないのに 彼がどんな服を着て、どんな場所で 笑っているのかは知っている。 ただ、言葉を交わしたことは、1度もない。

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