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第2話

店に入って、最初に聞こえたのは笑い声だった。 すぐに分かった。 変わっていないようで少し変わった声。 「…久しぶり」 名前を呼ばれてようやく目を合わせる。 制服じゃない彼は、当たり前に大人で それなのに、視線が合った瞬間 高校の教室の匂いまで思い出してしまった。

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