7 / 76

第7話

夜の店… グラス… 誰かの肩に回された腕… 「お前は?」 不意に視線が向けられる。 「…普通」 便利な言葉だ。 何も語らずに、会話を終わらせられる。 「そっか」 それ以上、踏み込まれなかったことに 少しだけ救われる。 駅が見えてきて 足が自然と遅くなる。 ここで別れたら また元の関係に戻る。 フォローしたまま、会話のない関係。

ともだちにシェアしよう!