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第42話(彼視点)

冷やしたタオル。額に置くと ようやく呼吸が落ち着く。 -考えすぎた そういうところも前から知ってる 帰るかどうか少しだけ迷って 結論はすぐに出た。 今日は帰らない。 ソファに座らず 寝息が整ったのを確認してから 照明を落として ベッド脇の椅子に腰を下ろす。 呼吸が落ち着くまで そこを離れなかった。 自分がここにいる理由は 言葉にするつもりはなかった それはもう ケジメの話じゃない。

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