48 / 76

第48話

店を出て 駅までの道を歩く。 夜風が少し冷たい 別れ際、いつもの場所で足が止まる もう少し一緒にいてもいい気がした。 理由は無い ただ帰りたくない そんな気持ちに気づいてしまって目を逸らした 「じゃあ、またな」 彼はいつも通りで何も残さない それが逆に胸に残る -これはただのご褒美 そう思いながら 次に会う日を考えないようにした。

ともだちにシェアしよう!