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第64話

感覚が ひとつずつ 別のことに上書きされる -ダメだ そう思ったのに 体が先に 安心を選んでしまう。 彼はそこで止めた 「今日はここまで」 額に軽く触れて 離れる 「続きはちゃんと話してからな」 逃げ道を残すみたいに でも戻れない距離にいることだけは はっきりわかった。

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