8 / 8

第8話

俺は窓の外を見る。 夕方。 1日がほぼ終わってる。 「なんで起こしてくれなかった?」 責めるほど強くない。 でも 拗ねた感じは隠れてない。 相手は一瞬だけ黙って コーヒーを1口飲む。 「あんまり寝れてないだろ 顔でわかるから 起こさなかった」 それだけ。 夕方の光が 二人の間を静かに埋める。 「俺にもコーヒー...」 「はいよ」 渡されたコーヒーの香りに どこか懐かしさを感じて 心が落ち着いた気がした。

ともだちにシェアしよう!