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「殿下?」 「いや……なんでもない。それで、番でも愛し合っているのでもなければ子はできないのか?」 「………………そうです」  こんなに純粋無垢なカシウスに嘘をつくのは心苦しかったが、いまはそういうことにしておこう。  でないと永遠にヤれない。 「ほら、殿下が視察の際に僕とヤッ……失礼、閨をともにしたときも子はできなかったでしょう?」 「うん……」 「ですから、心おきなく――いや違うな。えぇっと、殿下の御心のままに、どうかこのジェレミーにご慈悲を賜りたく――」 「慈悲……」  カシウスの慈悲はすでに大きくなっていた。  ジェレミーはそこへそっと指を伸ばし、ふくらんだ衣服の頂点をかりかりと擦り上げる。  カシウスはびくりと身を跳ねさせたが、先ほどのようにジェレミーを突き飛ばすことも逃げることもなかった。

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