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第7話 ※少し?
それから、俺たちの交際は2年ほど続いた。
彼はことあるごとに「会社に交際していることを報告しよう」と言ってきたが、「絶対に嫌。言うなら別れます」と言うと、渋々折れてくれる。
そして、漸く彼が本社に戻る日が決まった。
これで同棲も終わり、交際も終わりなんだろうな…
ホッとしているけれど、やっぱり苦しいが勝つ。
2年間、一緒に暮らし、定期的にデートやら旅行やらに連れて行ってもらい、散々「好き」だの「可愛い」だの「愛してる」だの囁かれた俺は、どっぷり長谷を好きになってしまっていた。
好きにならないつもりだったのに…
朝礼で、「長谷係長が来月末で本社に帰る」と告げられた日の夜、俺は”話がある”と切り出された。
いよいよ、別れ話か…
俺は覚悟を決めて「分かった」と伝えた。
夕飯の後、2人で向かい合って座る。
このおしゃれなインテリアで囲まれた部屋(長谷チョイス)ともお別れか…
「この部屋自体は、再来月末まで契約しておくね」
そう言われて、俺は「いや、流石に悪いから、尚文がいる日まででいいよ。俺も明日から物件探すし」と返す。
長谷のおかげで、少々貯金もできたし。
「は?」
長谷の低い声に俺は顔を上げる。
なんか変なこと言ったっけ?
「いや、別れるんだしさ、そこまで面倒見なくていいよ。
俺も大人なんだから」
それでそう言うと「別れるって何?」と長谷に睨まれた。
「え?だって、尚文は本社に戻るだろ?
そしたら俺とは別れるだろ」
ドンッ!!と大きい音がして、俺は身を強張らせた。
長谷が机に拳を振り下ろした音らしい。
「え、えっと、尚文…?」
「はぁ…、有にとっての俺ってそんなもんなの?」
「そんなもん…?」
「たかが転勤であっけなく別れられるものなのって訊いてるんだけど」
長谷の表情は冷たい。
そんなこと言われたって…、俺はずっとそのつもりで覚悟してたんだ。
「で、でも、本社との遠距離なんて絶対無理だし、尚文も俺なんかに固執しないで東京で新しい恋人を見つけた方が…」
「そうだね。遠距離なんて絶対嫌だ」
そう呟く彼の声に、俺の心はずきりと痛んだ。
自分で言いだしたくせに情けない。
「でも、有以外なんてもっと嫌なんだけど。
同じ気持ちじゃないわけ?」
「そ、それは…、でも…」
「俺は、本社に戻って昇進したら、有を引き抜くつもりだったよ。
そして、一緒に東京に住んで本社で働く。
そのくらいの覚悟があったよ、俺には」
初耳だ。
っていうか、長谷にそんな権限があったことすら知らない。
「そんなこと…、できるの?」
「前例はないけど、有のためならなんだってできるよ。
それなのに、有は…、たかが転勤で俺を捨てるんだね」
そう悲し気に微笑む長谷。
捨てられるのはどちらかと言うと俺の方だと思うんだけれど…
「な、なんでそこまでして俺の事…」と俺が呟くと、彼は虚ろな目で俺を見た。
「有のことがどれだけ好きか、ちゃんと伝えたつもりだったんだけどね。
まあいいや、もう一回しっかりと教え込んであげる」
立ち上がり、ゆっくりとこちらに近づいてくる長谷。
俺はその並々ならぬ威圧感にじりじりと後ずさるが、あっという間に彼の手中に収まった。
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「や"っ、もお、無理!!もう入らない!!!」
そう泣き叫んで、熱い棒杭から逃れようと体を捩るが、しっかりと筋肉のついた腕を引きはがせない。
「ダメだよ。有が二度と”別れる”なんて言葉を言えないくらい教え込まないと」
「も"、わ"か"った"か"ら"ぁ"ぁ"」
声がガラガラだ。
でも、そんなことよりも、俺の中を貪るように穿つ棒杭から与えられる快楽の方が辛かった。
イキ過ぎて、お腹が攣りそうに痛む。
「まだだよ」
ぐちゅぐちゅと下品な音が鳴り響き、結合部からは泡立った何かが零れ落ちる。
ローションなのか腸液なのか、はたまた長谷の精液なのか…
しばらくすると抵抗する体力もなくなり、人形のようにだらりと弛緩した。
その人形の腰を掴んで、長谷はひたすら腰を打ち付ける。
「あぁ、出そう。
有、有、もう別れるなんて言わない?」
「…」
「有?ちゃんと言って」
「あ、い、言わない」
掠れた声が出た。
「うん。絶対だよ。
可愛いね、有。有っ!
ああ、イク、出るっ」
長谷のモノがドクドクと脈打ち、俺の中に吐精されたらしい。
もう何度も出し入れされたそこは、痺れて感覚がマヒしている。
ずるりと、漸 く陰茎が抜き出された。
「ああ、有のケツマン捲 れちゃってる。
可哀想に。
こんなケツじゃ、他の男なんて絶対に抱いてくれないよ。
俺以外のところに行くなんて許さないからね」
そう念を押されて、俺は必死に首を縦に振る。
喉からはひゅーという声にならない音が漏れるだけだった。
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それから、無事、有も本社へ転勤になり、同棲生活が再スタートする。
出社してみると、なぜか社員全員が有と口をきいてくれず、ホームシックならぬカンパニーシックになりかける。
が、唯一口をきいてくれる長谷にさらに依存していく。
というか、依存させられていく…、と言う話です。
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