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第27話 俺の嫉妬(ジュリアス視点)①
なんだ?このイケメンクソ王子!ちょっとガタイいいからって人の婚約者に何言ってんだ!?つか俺のロディだぞ!?
しかもなんか挑戦的な目をして俺を睨んできやがった!!こんな奴前世以来だな!喧嘩しようってのか!?上等だよ!かかってこいや!!
……いや力じゃ負けるか。
「……第二王子様……失礼ながら俺とロドリゲス様は既に婚約しておりますので…それは難しいかと?」
と俺は王妃教育で何とか培った丁寧な言葉で返した!しかし奴は……なんか上から目線で
「この本のモデルは君だろう!?なんとふしだらな!もしや現実でも複数の方と関係を持っているのではないかな?
そんな人がロドリゲス王子の婚約者など私は我慢ならないのだ」
と言う。何なんだこいつ!!?俺は本の中のジュリエットとは違い誰とでもヤッてねぇし!!
すると国王陛下がごほんと咳払いし
「フェルナンド王子…本は創作でありまして……実際には息子とジュリアス嬢は仲も良く良好な関係です。破棄は難しいかと」
と言う。いいぞ!陛下!!
「これはこれはゼルフ国王陛下!!ご挨拶が遅れました。しかし私と婚約した方が王家との繋がりを持てますし婚約した暁には我が国の金鉱山を一つ差し上げたい!
悪い話ではないでしょう!?」
と言いやがった!賄賂か!?いや陛下も考えるような顔すんな!!
「うっ……金鉱山!!……我が国の財政と金の価値の値上がりとロドリゲスが国王となると新金貨の発行もしたい……」
と悩んでいた!!ロディも慌てて
「お父様!!僕とジュリは愛し合っております!ジュリでないとこの国の王妃は務まりません!!」
とロディが言う。ふっ!そうだ!俺が次期王妃になるに決まってんだろ!帰れクソ王子!!
と睨むと
「ロドリゲス王子……私はずっと貴方にお会いしたかったのです!」
「僕は失礼ながらこれが初対面ですが何処かでお会いしましたか!?」
と言うロディだが、
「隣国にも貴方の噂はこの本を通じ広がっております。それから貴方の姿絵を拝見し私は貴方の虜になりました!どうかその卑しい婚約者よりも私を迎えてください!
あ、陛下!結納にはロック鳥500羽も差し上げましょう!」
と言う。王妃様が目を剥く!
「ロック鳥!?石材も取れるし食べても美味しい高級鳥でうちの国では数羽しかおらず中々手に入らないのに!500羽も!!」
ゴクリと王妃様が生唾飲んだ!!
「ペガサスも100頭付けましょう!空の散歩にも最適です!」
と言う!!弟王子様達がこれに食いついた!
「うわぁ!僕……ペガサス乗ってみたいんだ!!お兄様!ペガサスだよ!!うちの国にはいないんだ!!フェルナンド様と結婚してよ!!」
と言う。
「エイト……それは……」
とロディが困っている。このクソ王子!物で釣りやがった!
「どうしてもその者を望むなら側妃としておけばよろしいのでは!?」
と言う!な、なんだこいつ!?王妃教育してきた俺にも側妃の立場くらいわかる!正妃の次の奥さんだ!!
この野郎!
「聞けば身体が弱いそうで?そんな事でお子を身籠もれるとお思いかな?」
「ジュリは体力も回復してきております!!私はジュリを王妃にします!!側妃を置くつもりもありません!」
と言うがそんなロディに
「ふふ、ロドリゲス様……。こんな淫乱男を好いてもいずれ他の男に奪われてしまうでしょう!私なら裏切りませんよ」
とロディの頬にチュッとキスしたではないか!!ぎえっ!何してんだこいつは!!
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