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後編③
「……はぁ……」
俺NPCの後ろ、少し離れた位置からため息が聞こえ、俺ははっとする。まだわからない、でも、と俺はシステムウィンドウを閉じた。
俺NPCが立っているのは牧場の入り口。牧場の建物を背に立っていて、俺NPCより後ろは牧場の敷地内だ。俺NPCは牧場の前を通る人と、牧場の敷地から出て行った人に声をかけるように設定されている。そのため、背後――つまり牧場の敷地内にいるため息の主に対して話しかけることはない。だから、振り返って相手を確認することはできないのだ。俺は後ろの人物が口を開くのを待った。
カツカツと足音が近づいてきて――俺NPCの真後ろあたりで止まった。そして……俺NPCはまたオーバーオールと下着を一気に脱がされた。ほぼ剥ぎ取られたと言っていい。
片方の尻をくにっと指で開かれアナルが外気に晒される。
「最悪……」
ぽつりと低く呟く声が聞こえた。いつもより低いし怒っているような声だが……間違いない。いつもの攻めプレイヤーのイケボだ。
俺NPCの尻から攻めプレイヤーの手が離れてしばらくすると、ナカに残っていたり足に垂れたりしていた液体の感触がきれいさっぱり消える。どうやら攻めプレイヤーが設定で消したらしい。ちなみに愛液は前のプレイヤーがいなくなってから出なくなっていたので、NPCの身体の設定は自動でリセットされるようだ。
「はぁー……ねえ。なんで浮気してんの。ほかの男に簡単にヤらせるとか……」
(う……ごめんな。まさかそんなに気に入ってるNPCだったなんて思わなくて……)
どうやら攻めプレイヤーのお気に入りNPCだったらしい。謝罪の言葉を伝えられないので、俺は心の中で謝る。空いてるからラッキー、と気軽な気持ちで俺が中に入ってしまったばかりに、このNPCはほかの攻めプレイヤーに人が入ってるという理由で犯されることになってしまったのだ。
もうこのままログアウトした方がいいな、と考えていると、いつも通り状態リンクの承認申請が届いた。
(……え、あれ? いいのか?)
純粋にこのNPCとのセックスをしたいんじゃ、と驚いていると、耳元に唇を寄せられる。
「早く承認してよ。なに、浮気セックスで感じまくった身体見られるのイヤとか考えてるの? どうせバレてるんだから観念しなよ、淫乱くん」
(は? え? ん??)
頭にはてなマークを浮かべまくってると、早く、と急かされ無意識に承認を押してしまった。
「チンコガチガチじゃん。さっきイかせてもらえなかったんだ?」
「んっ……♡」
つつ、とちんぽを指でなぞられる。先ほどのやりとりに気を取られていたけど、俺の身体は快感を求めて疼きっぱなしだったようだ。
「ほかの男なんかで満足してないからちょっとだけ許そうかな。イくのガマンできてえらかったね。その分僕がちゃんと気持ちよくしてあげる♡」
「んんっ♡ ふぁぁっ♡ ひゃ、ぁんっ♡」
ローションでぬるぬるになった攻めプレイヤーの手が俺NPCの乳首とちんぽを弄くり回す。待ちに待った刺激。先ほどとは違う、俺自身が直接愛撫されているかのような気持ちよさに、状態リンクのすごさを改めて思い知った。
「あーっ♡ ぁああっ! んんっ♡」
「いい声♡ でも、さっきのやつにも聞かせたから……お仕置きね」
「ん゛んッ!? あ゛っ゛♡ ひ、んん゛っ゛♡」
ぎゅううっと強く乳首をつままれる。ゲームにログインするたび乳首を弄られまくっていたせいで、痛いくらいの強さにも俺は快感を得てしまっていた。
「あーそうだった。もうなにされても感じる淫乱くんにはご褒美だったね」
「んぅぅ……っ♡ ア゛ッ♡ イ……ッ♡」
「カウパーダラダラ垂らして悦んじゃって。でもだーめ。まだイかせてあげない」
俺NPCの身体から攻めプレイヤーがすっと手を離す。また俺を切なさが襲う。
「は、ぁ……んぅぅぅ……っ♡」
「ふふふっ、こっちのが効いてるねえ。痛くないように準備するだけだから、大丈夫だよー」
身体の疼きに思わず声を漏らしていると、攻めプレイヤーはローションを追加し俺のアナルを拓く。いつもは指である程度ほぐしたらすぐに挿れてくれるのに、今日はじっくりねっとりとナカをほぐし出した。しかも、絶妙に前立腺を外してナカをこねる。
「ふうううぅ……♡ あぁあ、ん、ぅう……♡」
「んー? 甘えた声出しちゃって。そんなに挿れてほしいんだ?」
(早く、もう、ちんぽ欲しい……っ!! 俺のナカ、あの大きいちんぽでいっぱいにして……っ♡)
そう必死に叫ぶが、もちろん届かない。その代わり、俺のアナルがせいいっぱい彼の指をしゃぶってアピールした。
「ぁ、ぁっ……ん……っ♡」
「あは♡ おねだり上手じゃん。えろいマンコにここまで欲しがられちゃしょうがないなあ」
「……っ♡」
指を引き抜かれ、ぐいっと尻を突き出すポーズを取らされる。馴染みのある熱が俺NPCの尻に当たった。
「挿れるよ……っ」
「んっ♡ あ、んん……っ、ォ゛! あ゛ッ、ぁ゛あ゛ァ゛~~ッ゛♡」
「く……っ!」
限界まで焦らされていたため、入ってくるちんぽの気持ちよさに耐えきれず、ナカイキしながら射精した。イってるのにお構いなしに奥まで進んでくるちんぽが行き止まりを突いた瞬間、潮も盛大に吹き上げた。
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