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花鬼・用語解説

白鳥家(シラトリケ) 京都市内にある旧家に端を発した家系。分家の白鳥と区別され、本家とも呼ばれる。大本は高利貸しだった。莫大な権力と財力を持ちながら、常に歴史上表には出ることなく暗躍している。 白鳥当主(シラトリトウシュ) 本家と分家、更にはその末端の家系までの元締め的存在。単に白鳥とだけ呼ばれることも多い。初代からの絶対世襲制における直系で成り立っており、全員が色持ちと呼ばれる桃色の虹彩を表す遺伝子を有する。 色持(イロモ)ち 遺伝子による色素異常からなる桃色の虹彩を指す。白鳥占有の色とされ、これを所持しないものは本筋といえども白鳥と認められないらしい。極稀に本家以外の血筋にも発生することがあるが、こちらは突然変異で遺伝性はない。 分家(ブンケ) 白鳥本筋から派生した白鳥の姓を持つが、本筋ではない家柄の総称。家ごとに特色があり、生まれた時から殆どその後の運命が決められている節がある。 字継(ジツ)ぎ 分家の次に白鳥の本筋から近い家柄を指す。殆どが白鳥の「白」という字をその姓に宿していることから、こう呼ばれるようになった。白鳥とともに政治的な関わりをすることが多い。殆どの人間が本職以外の副業を持っており、普段はその副業務に勤しんでいる。字継ぎの中でも家柄に優劣の関係はあるらしい。 世話係(セワガカリ) 白鳥本筋の人間の身の回りをする使用人の別称。ひとりではなく大体が5~8人程度で構成されている。白鳥と対峙することが多いことから家柄が重視され、殆どが世襲的に引き継がれる。 世話係筆頭(セワガカリヒットウ) 世話係の中で白鳥本筋の人間と行動を共にする人間。使用人の中では相当の高官と見なされているが、世話係筆頭の仕事はあくまで白鳥の身の回りの世話であり、分家や字継ぎのような白鳥に対する政治的関わりは一切持たない。ひとりではない場合もある。 白鳥月家(シラトリツキケ) 白鳥分家のひとつ。全員の名前に月の字が入っていることからそう呼ばれ、月家と略されることが主。先祖代々からの医者家系で、殆どの人間が医師免許を持つ。普段は白鳥が経営している総合病院で勤務しているが、本職はあくまで白鳥専属医。

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