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第27話 スパンキング。
岩永が絶頂を迎えてしまったので『行為が終わってしまった』、今まさに宗近は絶望的な状態だった。
警視正 を不様にストリップをさせ、不様に喘がせ、不様に潮を吹かせたのだ、自分の処分はかなりのものだろうと、宗近は覚悟を決め、岩永の尻穴に巨大な肉棒を引き抜こうとした。
「ああぁ……ん」
岩永の中の壁がうねりを上げ、宗近自身も味わったことのないくらいの快感を感じた。
そういえば『男同士のセックス』をググったときに、『挿入時よりも抜くときに快感を感じることが多い』と記載してあったことを思い出した宗近は、『どうせ殺されるのだ、ならば何をしても同じだ』、と、開き直ることにし、思い切り腰を揺すった。
『セックスってこんなに気持ちがいいのか』、宗近は夢中になってしまった。
こんなにも気持ちがいい行為ならば、岩永が今まで男を襲いまくっていても仕方がないかもしれないな、とすら思った。
それにしてもだ、淫らに善がる岩永はどう見てもマゾヒストにしか見えなかった。
だから、興味本位で岩永の尻を叩いた。
「っあぁ、……やんっ」
叩いた瞬間、尻の壁がキュッと締まって気持ちが良かった宗近は複数回尻を叩いた。
「あぁあっ、ああん」
尻穴を責められ、尻を叩かれ、高い声で善がる岩永は、どう考えてもサディストではなくマゾヒストだった。
「……ぐはぁっ」
淫れた岩永の中で宗近は絶頂を迎えると、余韻で互いに乱れた息を吐きながら口付けをして、名残惜しそうに岩永は擦り寄ってくる。
口付けをしてくれるのだ、もしかしたら『よかった』と言ってくれるのだろうかと、期待しながら宗近は告白した。
「誠人さん、好きです」
そして岩永はポスターと同じ笑顔での答えはこれだった。
「……絶対にコロス」
あんなに善がってくれたのに、何故大嫌いなのだろうか、『大嫌いだなんて、あんまりだ……!!』、と、宗近は心の中では泣いていた。
が、岩永は怒ったような、泣いているような表情を浮かべて怒鳴った。
「チカ、浮気したら絶対にコロスからなっ!!」
岩永はそう言うと、宗近の腹の傷を思い切り蹴飛ばした。
「っ!!」
あまりの激痛にその場に蹲った宗近は、岩永に頭を垂れているようだった。
「僕にスパンキングをした罰だ」
そう言って岩永はユニットバスに籠もった。
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