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☆
ブンブン。
金色くんの言葉に返事をしたくても、やっぱり何も言えなくて、ぼくはもう一回首を振る。
だけど喉につまるのは悲しいからじゃない。
すごく嬉しいからだ。
「ぼくも……好き……です」
金色くんに、ボソッと告げてみる。
「ありがとう」
金色くんはぼくを抱きしめてくれた。
「マフィン、君が作ってくれたなら食べられるよ。でも、イチくんを先に食べたいな」
手にしているマフィンを見つめていると、そっと耳打ちされた。
「ぅえっ!?」
ただでさえ、ギュってされてすごく体が熱いのに、金色くんの言葉でずっと熱くなる。
もう何も考えられなくなったぼくは、勢いよく電柱にぶつけたおでこのことも忘れて、ただ広い背中に腕を回した。
▽・w・▽つ〈わんわんほりでぃ~〉**END
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