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 金色くんは、いつもいつも見なくてもいいぼくの面倒を見てくれてる。  それなのに、ぼくの方は迷惑ばかりかけて、お願いさえも聞けないなんて、そんなのイヤだもん。  ぼくだって、金色くんの役に立ちたい。  嫌な顔ひとつしないで勉強を教えてくれる金色くんみたいに、ぼくだって……。 「ごめんね、少しガマンしてね」  唇を引き結んで痛いのを我慢していると、金色くんの心配そうな声がぼくに囁く。  クリームをまとった指がゆっくり侵入してくるのがズキズキ痛い。  だから『へいき』っていう言葉さえも言えない。  コクコクコクコク。  ただうなずくだけしかできない。  穴を広げるようにして、指が円を描く……。  ズキズキ痛かったお尻の中――なのに、ある一点、ふいに触れられてぼくの体がビクンって跳ねた。  これは、『痛い』っていう感覚じゃない。  なんだろう。  なんだか、とても……。 「ココかな?」 「っ!! やっ、はんっ」

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