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「いやだ」  ……ふえっ?  グイッ。 「他の人を当たってくださいっ!!」  ……おわわっ!  パフンッ。 「ムリっ!!」  ……ふにゃっ!?  グイッ。 「どこが、『校内一カッコイイ』だよ、イチくんがイく姿を食い入るように見てたムッツリスケベっ!!」  ……あわわっ!!  パフンッ。 「そっちこそ、どこが、『学園の王子』だ。ただのエロ魔人じゃないか」  ……ほげっ?  グイッ。 「生憎(あいにく)ですが、僕はイチくんしかこうはならないんでっ!!」  ……ふわわああっ!!  バフンッ。 「俺だって、他人のイく姿で勃ったのは、一くんがはじめてだっつぅの!!」 「うっ、もう、やあああっ!!」  ……もう、もうもうもうっ!  ふたりとも、『イく』とか『勃つ』とかそんなこと人前で言わないでよっ!  これじゃあ、ぼくが金色くんと何をしてるのか、みんなに筒抜けだよっ!! 「ふええっ! もう、言わないでよぉぉっ!!」  ――雲ひとつない青空の下、朝露が残るこの時間は、こうして両腕を引っ張られることからはじまるようになりました。 ▽・w・▽つ【えっ!? どうしてこうなっちゃうの!?】**END

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