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第9話
side:冥々
はずかしい、男が潮吹きだなんて。とんだドMなのかもしれない。
「初めてみた、潮吹き。」
「…引かない?」
「なんで引くんだ?可愛いだろ。」
…そうか、可愛いのか。俺は、裕太の目に可愛く映っているのか。裕太の手を取り顔を擦り付ける。
「廻、わんこみたいだな。」
「わんわん」
「はは、…唆る。」
唇を重ねられる。このまま、溺れてしまえたらいいのに。
「廻、動いていい?」
俺の熱を受け取っているからだろうか、目の前の男も強く発情している。
「はやく、…して。いっぱいして、じゃなきゃ殺しちゃう。」
「8回もしたらちんこ壊れるけどな。」
渇いた音と水音と、繰り返されるそれに快楽を感じたのち、意識が、飛んだ。
ふわふわ、ちかちか。明滅。そして暗転。
「おやすみ、愛してるよ」
と声がする。この声は一体…。いや、それより。今はこの気怠さに身を預けてしまいたい。
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