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第10話 エピローグ

 俺と真木が付き合っているらしいという噂は、瞬く間に学園中に広がった。  なんでも俺が真木を抱いて生徒会室から部屋まで連れ込む様子を大勢の生徒が目撃していたらしい。  あれから俺に抱かれまくっている真木は腰が立たず、学校を数日休んでいる。  真木が学園に戻ってきた時にはもう、この噂は真木が何を言っても覆しようがないほどになっているだろう。  俺は一人一部屋与えられている寮の部屋を、申請を出して俺の部屋へ真木を移動……つまり相部屋にした。  真木が帰る部屋は、真木が気付いた頃にはもう無くなっているはずだ。  最初はちょっと生徒会室に閉じ込めて一発やるだけのつもり、そしてあわよくば告白を受け入れてもらえたら……なんて思っていただけだったが、全寮制でゴシップに飢えているこの学園では噂が良い具合に俺を援護射撃し、思ったよりも流されやすかった真木はこれから外堀を埋められて俺のものになるしかなくなるだろう。  この時の俺は知らない。  ゲイである自分が受け入れられるなどとは到底思っていない――俺の考えなしの行動とは裏腹に、真木が学園に復帰し、俺に抱かれ続け――両想いになるまで、あと少し。

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