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第6話
先輩の家は、思ってたよりずっと広かった。
家具はどれも統一感があって
余計なものがなくて落ち着いている。
生活感が無いわけじゃないのに
"父親の家"っていうより
ひとりで暮らしてる部屋って感じだ。
本当にパパなのかちょっと疑うくらいには
そんな場所でどうしようもなく嬉しくて
同時に少しだけ落ち着かない。
デリバリーのピザが届いて、二人で食べる。
向かい合って座ってるだけで落ち着かない。
視線を上げる度に先輩がいて
まともに顔も見られない。
正直、味なんてほとんど覚えていない。
ただ、好きな人と同じ空間で
同じものを食べている
それだけで、胸の奥がじわじわと熱くなる。
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