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第7話
ひとしきりにピザを食べ終えて
片付けもそこそこに先輩が言った。
「映画でも見る?」
頷くしかなくて
そのままソファに並んで座る。
距離が近い
さっきまでテーブルを挟んでいたはずなのに
方が触れそうなほどの距離に
どうしても意識が向いてしまう。
映画が始まっても
内容なんてほとんど入ってこない。
隣にいる先輩の気配ばかりが気になって仕方ない。
そんな中不意に声が落ちてきた。
「もう入社して何年にもなるし
そろそろ君のことは
わかってるつもりなんだけど」
何の話だろうと視線だけを向ける。
そのまま先輩がこちらを見た。
「君ならー裸の付き合いくらいしてもいいよ?」
一瞬、言葉の意味が理解できなかった。
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