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第27話*

「うう、う……」  何故なんだ。何故世の中はこんなにも不公平なんだ。  自分たちは半永久的に生きていけるのに、どうしてナインにはあと三日しか残されていないんだ。  ナインは何も悪くないのに、何故ささやかな幸せを得ることすら許されないんだ。  何も知らず、「あなたはあなたとして幸せになって欲しい」と言っていた自分にも、腹が立つ。 「アクセル……」  泣きじゃくっているアクセルに、それでもナインは手を差し伸べてきた。 「ほら、行こう? なるべく早く終わらせるからさ……。きみの心が痛まないように、できる限り配慮するから……ね?」 「うう……ひっく……」  アクセルはのろのろと立ち上がった。ボロボロ涙を流しつつ、顔を上げてナインを見る。  彼の表情は、ほとんどいつもと変わらなかった。少し憐れんだ顔でこちらを見ているが、穏やかな雰囲気は同じだった。 「あ……あなたは、それでいいのか……? こんな人生で、本当に満足できたのか……?」 「……そんなこと聞かないでよ。変な未練が出来ちゃうじゃないか」 「ご、め……。でも……だって……」 「でも、そうだなぁ……。アクセルの甘い玉子焼きは食べてみたかったな。それさえ食べられれば、完全に未練はなくなるかも」 「……!」 「きみのベッド使うけど、いいよね?」  こくりと頷き、アクセルは自ら横になった。  シーツが肌に触れるだけでも少し感じてしまい、熱い吐息を漏らす。  元々下着一枚の状態だったがそれも最早面倒になり、雑にポイッと下着を脱ぎ捨てた。 「もう、こんなになるまで我慢して……」  ナインがそそり立った欲望を握り込んでくる。  アクセルのそこは勃起しているだけでなく、先端から体液を漏らしてぐっしょり濡れていた。始める前からべっとり濡れているので、手が滑ってやりづらそうだった。 「これじゃ相当辛かっただろうね……。今楽にしてあげるから、リラックスしてて」 「ナイン、そっちじゃない……」 「え?」 「前じゃなくて、後ろがいい……。早く欲しい……」  自ら脚を開いて太ももの内側を露出し、もどかしげに腰をくねらせる。  アクセルの後孔も既に準備完了しており、何もしていないはずなのにとろとろに溶けて花弁が勝手に蠢いていた。  心臓の脈動と共にひくん、ひくんと入口が痙攣し、早く肉棒を食べさせてくれとアピールしている。

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