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◾️7 続・スパダリ課長と妄想受けの孕ませ生活 〜やっぱり課長の赤ちゃんが欲しい!〜
男性産科病院、新生児室のガラス窓の前。
白い壁に柔らかな照明が反射し、まるで夢の中にいるような穏やかな空間だった。
俺は課長の腕にそっと寄り添いながら、ガラスに額をくっつけるようにして中を覗き込んだ。
「ハルカ、もう来てたのか」
後ろから低く甘い声が降ってきた。
振り返ると、課長が立っている。
いつもの厳しい表情はどこへやら、目元が優しく緩んでいた。
「遅いですよ、課長。どこへ行っていたんですか?」
「ちょっと教会の方へ。結婚式を挙げているカップルがいて、気になってな」
「結婚式ですか」
「ああ、白いタキシード同士……俺達と同じ。懐かしかった」
「そうなんですか……」
課長が俺の肩を引き寄せてくれる。
その温もりに胸の奥がじんわりと熱くなった。
すると、隣にいたカップルがこちらに気づいて声をかけてきた。
「それじゃ、俺たちはこれで」
「はい、お気をつけて」
俺は慌てて頭を下げる。
部屋を出ていく二人の会話が耳に入る。
「行こうか、ユウジ」
「まってくれよ、マサヤ」
妊娠中のパートナーをいたわりながら寄り添う姿が、とても幸せそうだった。
二人の後ろ姿を見送りながら、俺は自然と微笑んでしまった。
「ハルカの知り合い?」
「ううん、さっき知り合ったばかり。もうすぐここで出産ですって。健診に来たみたい」
「そうか。ずいぶん若そうだったな」
「ええ、学生ですって」
俺は再びガラスに視線を戻した。
「あ、見て見て! あの赤ちゃん、すごく可愛い……」
「本当だ。いいなぁ……」
名札には『ミキヤ×ツカサ ベイビー』と可愛らしい文字で書かれている。
「俺も出産したら、『タカヤ×ハルカ ベイビー』ってなるんだよな……やばい、テンション上がる」
課長が小さく笑って、俺の頭を優しく撫でてくれた。
二人でガラスにくっつきながら、未来の我が子を想像して胸がいっぱいになる。
「ところで、体はいいのか?」
「はい。子宝の実の定着は順調だって」
「そうか。良かった。体を大事にしないと」
俺は少し勇気を出して、課長のシャツの裾を握った。
「ねぇ、課長」
「どうした?」
「……もう、してもいいって」
「ん? 聞こえなかった。何?」
「子作りして……いいって。ぽっ」
課長の目が一瞬細くなり、すぐに熱を帯びた。
「そうか。じゃあ今夜からいっぱいしよう」
「はい……課長の精子、俺の中にいっぱい下さい……!」
「ああ、いっぱい、いっぱい。愛し合って、愛に満ちた可愛い赤ちゃんを授かろう」
「はい」
課長が身を屈めて、俺の唇に優しくキスを落としてくれた。新生児室の柔らかな光の中で、そのキスは甘くて、未来への約束のようだった。
****
病院からの帰り道。敷地内の公園をゆっくり歩いていると、ベビーカーを押したカップルとすれ違った。
「……シンイチ、俺だってたまにはぎゅっとされたいんだからな」
「ふふふ、相変わらず子供っぽいぞ、ユキオ」
パパ同士で、子供がいる風景。
口喧嘩のように聞こえても、二人は手をぎゅっと握り締め、笑顔を浮かべている。
ベビーカーの中の赤ちゃんが小さな声を上げると、二人が同時に優しい目になる姿が、本当に愛おしかった。
(好きな相手と愛を育み、そして二人で子育て……素敵すぎる)
俺は胸の奥が熱くなって、思わず足を止めた。
「俺も、あんな風になりたいな……」
「どうした? ハルカ」
課長が心配そうに顔を覗き込んでくる。
「何でもないです……」
ニコッと笑う。
「さぁ、行こうか」
「はい、課長。あ、そういえば、男性の売れっ子アイドルのアサヒって知ってます?」
「いや」
「今度、マネージャーと結婚ですって。アサヒって、すごく綺麗な男の人で、息をのむくらいの美形なんです」
「もしかして、男性同士?」
「はい」
「そうか……幸せの風が吹いているのかな」
「ええ、そうですね」
俺は課長の大きな手に自分の手を重ね、そっと指を絡めた。公園の木漏れ日が優しく二人を包む中、これから始まる俺たちの新しい人生に、胸が静かに高鳴っていた。
****
帰宅後、リビングのソファに腰を下ろすやいなや、課長が俺を優しく引き寄せた。
「愛してるよ、ハルカ」
「課長……俺も愛してます」
低く甘い声とともに、熱いキスが落ちてくる。
最初は優しかった唇が、次第に深く、貪るように重なった。
舌が絡み合い、甘い音が部屋に響く。
そのままソファに押し倒され、俺は課長の熱と重みに包まれながら、甘く喘いだ。
「課長……んっ、あ……」
「今日はずっと……お前のお腹のことばかり考えてた」
服が乱され、肌が露わになるたびに課長の唇が這い回る。
胸、腹部、そしてまだ平らなお腹を特に丁寧に、愛おしそうに何度もキスされた。
甘く激しいひとときは、長い時間をかけて続いた。
──事後。
荒い息を整えながら、俺は課長の胸にもたれかかっていた。課長の大きな手が、俺のお腹をゆっくりと優しく撫で回している。
「今日の課長……すごくエッチでした……俺、感じまくって……連続でイッちゃって……」
「ははは、ちょっと頑張り過ぎだったかな」
課長が笑いながら俺の髪を指で梳く。
俺は恥ずかしさを堪えつつ、課長の手に自分の手を重ね、お腹を一緒にさすった。
「さぁ、俺のお腹……赤ちゃんになーれ……」
「ふふふ、一回じゃまだダメだろ」
「そんな事ないです……課長の濃い精子なら、絶対……」
真剣に言うと、課長は少し照れたような笑みを浮かべ、俺の額にキスをした。
「ハルカは、本当に俺の子が欲しいんだな」
「はい……すごく欲しいです。課長と俺の赤ちゃん……」
しばらく甘い余韻に浸った後、課長がふと思い出したように体を起こした。
「そうだ、ハルカ。これ」
課長がソファの横に置いていた小さな紙袋を取り出し、俺に手渡した。
「え……何ですか?」
「今日は妊活開始記念日だからな。開けてみて」
「はい……」
袋の中から出てきたのは、透明なケースに入ったリアルな形状のディルドだった。サイズも形も、色合いも……まさに課長のものと瓜二つ。
「これって……」
「ははは、作るのちょっと恥ずかしかったけどな。オーダーメイドだ」
俺はケースを両手で持ち、頰を真っ赤にしながら見つめた。
「課長のとそっくりの……すごい、本物みたい……」
「先生が言ってただろ? 子宝の実の影響で性欲が爆発して我慢できなくなる時があるって。だから、絶対に作っておいた方がいいって勧められたんだ」
「嬉しい……! ありがとうございます……大切にします」
俺は課長に飛びつくように抱きつき、頰をすり寄せた。
「あの、課長……」
「なんだ?」
俺は恥ずかしさと期待で声を震わせながら、小さく囁いた。
「さっそくなんですが……これ、使っていいですか?」
課長の目が熱を帯び、口元に艶やかな笑みが浮かんだ。
「ふふふ、いいよ。入れてみてごらん」
****
課長の声が低く艶やかに響いた。
俺は頰を真っ赤にしながらベッドの上に四つん這いになり、息を潜めてディルドの先端を自分の後孔に当てた。
「ん……っ、はぁ……これ、すごい……課長のと同じ……形も、太さも……奥まで、入ってる……」
ゆっくりと押し進めていくと、課長のものとほとんど変わらない硬さと熱感が、俺の中を満たしていく。子宝の実の影響で敏感になっているせいか、入れるだけで腰がびくびくと震えてしまった。
「気に入った?」
「はい……すごく……課長がいつも俺の中にいるみたい……」
俺は後ろを振り返り、潤んだ目で課長を見つめた。
「あの、課長……」
「なんだ?」
「……これ、お尻に入れたまま……課長のをおしゃぶりしても……いいですか?」
一瞬の沈黙の後、課長の瞳が獰猛に輝いた。
「……いいぞ。こっちに来い」
俺はディルドを深く埋めたまま、ベッドの上で向きを変え、課長の前に跪いた。
すでに固くたくましくなっている課長のものを両手でそっと包み、先端に唇を寄せる。
「ん……れろっ……じゅる……はむ……」
(ああ……おしゃぶりしながら……バックで突かれてるみたい……)
頭の中で妄想が膨らむ。
ディルドが奥をえぐるたびに、課長の太いものが後ろから突き上げてくるような錯覚に襲われて、声が自然と漏れた。
「じゅぽ……れろれろ……んっ、じゅるる……」
「ハルカ……上手い……」
課長が低く唸りながら俺の頭を優しく撫でる。
俺は夢中になってしゃぶり続け、ディルドのせいで締まりきったアナルが疼いてたまらなかった。
「もう我慢できなくなってきた……」
課長が俺の体を押し倒し、四つん這いのまま後ろに回った。
「ディルド、抜くぞ……勃起チンポ、ぶち込んでやるから」
「待って……課長……ディルドはこのままで……一緒に挿れてください……」
「…………本気か?」
「はい……このまま、課長のと一緒に……」
課長が息を呑むのが分かった。
すぐに熱く硬い本物が、ディルドが入ったままの狭い穴に押し当てられる。
「あ……ああぁっ……!」
「くっ……ディルドと俺のを2本同時って……流石にきついな。本当に大丈夫か?」
「あっ、ああっ……アナル、壊れちゃいそう……でも、すごく……気持ちいい……大好きな課長ので……犯されてるから……」
課長が腰をゆっくり動かし始めると、俺はシーツを握りしめて泣きそうな声を上げた。
異常な圧迫感と快感が混じり合い、頭が真っ白になる。
「エロい顔してる……感じ過ぎじゃないか?」
「いいんです……感じるセックスの方が……妊娠しやすいって、先生も……あっ、あぁっ……!」
激しく突かれるたびに、ディルドと課長のものが同時に奥を突き、俺は何度も連続で達してしまった。
「やばい……やばい……俺、もう……あっ、あぁぁっ……!」
長い長い時間、課長に翻弄された後、俺はぐったりとベッドに崩れ落ちた。
課長が優しく俺を抱き寄せ、汗で濡れた額にキスを落としてくれる。
「可愛かったよ。好きだ」
俺は荒い息のまま、課長の胸に顔を埋めて甘えた。
「あの、課長……」
「なんだ?」
「……このディルド、あと2本欲しいです……」
「2本?」
「課長がいない時……お尻に2本入れて……お口にも……」
「こら、欲張り過ぎだぞ」
「ぷー……だって子宝の実の影響で……」
「嘘つけ」
課長が笑いながら俺の鼻を軽くつねった。
でも目は優しくて、すぐにため息混じりに頷いてくれた。
「ははは、仕方ない。都合しよう」
「やった……!」
俺は嬉しくて課長の首に腕を回し、甘えるように体をすり寄せた。
「でも……ディルドなんて使わなくても、お前が望むなら何度でもしてやるからな」
「はい……毎晩、課長の精子でいっぱいにして下さい……お願いします……」
「こんなエッチな顔で頼まれたら、断れるわけがないだろう」
課長が再び俺を優しく押し倒しながら、熱いキスをくれた。
****
夜も深くなったベッドの中。
俺は課長の広い胸に頰を預け、満足しきった体を預けていた。
さっきまでの激しい快楽の余韻がまだ体中に残っていて、時折小さく身体が震える。
課長の大きな手が、俺の背中を優しく、ゆっくりと撫で続けている。
その手の温もりが、ただただ愛おしくて、胸の奥が熱くなった。
(課長に可愛がられて……たくさん愛されて……)
気がついたら、俺の中の父性が、こんなにも強く目覚めていた。
課長と俺の子供が欲しい。
どうしても欲しい。
その想いが、苦しいくらいに、切ないくらいに、胸を締め付ける。
ずっとずっと、男同士だから諦めるしかないと思っていた。
家族を持つこと、赤ちゃんを抱きしめること、そんな未来は俺には許されない夢だと思っていた。
なのに——
子宝の実のおかげで、課長との子供を授かることができるなんて。
「……夢のようだ」
小さな声で呟くと、課長が俺の顎を優しく持ち上げてくれた。
「どうした? ハルカ」
俺は潤んだ目で課長を見つめ、素直に気持ちを溢れさせた。
「課長……大好きです。愛しています……本当に、愛しています」
課長の目が優しく細められる。
「俺もだ。愛しているよ、ハルカ」
熱いキスが落ちてきた。
さっきまでの淫らなキスとは違う、深くて、穏やかで、魂まで溶かされそうな愛情に満ちたキス。
唇を離した後も、額をくっつけたまま、課長が低く囁く。
「これから毎日、俺がお前を幸せにする。俺たちの赤ちゃんが産まれるその日まで……いや、その後もずっと、そばにいるから」
俺はこくりと頷き、課長の胸に顔を埋めた。
お腹の中に、課長の熱がまだ残っている。
これからここに、二人だけの命が宿るかもしれない。
その想像だけで、幸せで胸がいっぱいになって、涙がこぼれそうになった。
「……神様。ありがとうございます。
こんなにも深い愛と、奇跡のような未来を、俺に与えてくださって……
俺は今、この世界で最も尊い幸せを、抱きしめています」
課長が俺の涙を優しく指で拭い、額に、目元に、そして唇に、祈るようなキスを繰り返してくれた。
タカヤとハルカの、愛に満ちた新しい物語は——
これから、聖なる命とともに、静かに、けれど確かに始まったばかりだった。
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