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第4話 処女喪失と、キングサイズベッドの処刑台
窓の外に広がる東京の夜景は、このマンションの静寂をより際立たせていた。
都心の喧騒から切り離された2LDKの一室。
新生活の期待に胸を膨らませていた成瀬健人(26)は、
今、人生最大の危機――そして、人生最大の悦楽の渦中にいた。
「湊、お前……いい加減に、しろよ……っ」
リビングのソファに押し倒された健人は、
自分より一回り薄い身体の湊に組み敷かれ、呆然としていた。
ボクサーパンツ一丁という無防備な姿でビールを煽っていた先刻までの自分を殴りたい。
目の前の甥っ子の瞳には、昼間の愛らしさは微塵もなく、
飢えた捕食者のような暗い熱が宿っている。
湊の細い指が、健人の厚い胸板を這い、そのピンク色の乳首を執拗に弄り始めた。
「ひ、っ……! 湊、そこ、だめ、っ……やめろっ……!!」
「あは……。健ちゃん、声までエロい。……我慢しようと思ったけど、やっぱり無理だよ。健ちゃんがそんなにエロく僕を誘うから」
湊は、健人のパンツの中に容赦なく手を滑り込ませた。
未経験の場所を直接愛撫され、健人の背中が弓なりに逸れる。
「ま、待て……! ここ、リビングだぞ、湊……っ!」
必死の抵抗も虚しく、湊は健人の耳元で蕩けるような声を落とした。
「そうだね。……じゃあ、あっちに移動しよっか」
湊は健人の逞しい腕を引き、なかば強引に自分の個室へと連行した。
そこには、部屋の面積を半分以上占領する特注のキングサイズベッドが鎮座している。
「おい、待て……っ、湊……!」
「健ちゃん、こっちの方が広いよ。」
ふかふかのシーツの上に放り出され、健人は愕然とした。
逃げ場がない。
覆いかぶさってきた湊の「先っぽ」が、健人の入り口に押し当てられる。
そこから伝わる質量は、到底「可愛い甥っ子」のそれではなく、凶悪なまでに熱く、猛々しく拍動していた。
「ま、待て……! 湊、待て! せめて、ゴム……ゴムを着けてくれ……っ!」
絶望的な状況の中、健人が絞り出した最後のお願いに、湊は一瞬だけ動きを止めた。
「んー、仕方ないなぁ。最初だから、健ちゃんのお願い、聞いてあげるね」
湊は手早く、まるで呼吸をするように自然な動作で、
枕の下に隠していたゴムを取り出し、装着した。
一切の無駄がない、熟練したヤリチンのような手つき。
「……お前、ゴム……準備してたのか? お前、もしかして……ヤリチンなのか……?」
「あはは! 健ちゃん、こんな時まで僕の心配? 優しいね。……でも、僕がヤリチンかどうかなんて、今から健ちゃんの身体で、嫌っていうほど教えてあげるよ」
直後。
健人の言葉は、凄まじい衝撃によって掻き消された。
「あがぁぁぁぁぁぁッ!!」
落雷に打たれたような衝撃が、健人の脊髄を駆け抜けた。
ゴムとたっぷりの潤滑剤を味方につけた湊の「規格外」が、
解されたばかりの入り口を力任せに押し広げ、一息に最奥――
聖域までを貫いたのだ。
「っ、ぐ……ぅ、あ……っ、は、ぁ……っ!!」
健人は白目を剥き、肺にある空気をすべて吐き出した。
内臓を直接押し潰されるような、圧倒的なまでの「侵入感」。
自分よりずっと体格のいい叔父を、物理的な質量でねじ伏せる。
湊の腰が一度叩きつけられるたびに、健人の大きな身体が無様にベッドの上で跳ねた。
「……っ、ふ……あ……、健ちゃん、すごい……。こんなにデカいの、全部飲み込んじゃった……。ねえ、苦しい? それとも、気持ちいい?」
「みな、と……っ、やめ……、壊れる、っ、おれ、の中……っ、あがっ、あああああ!!」
健人の男らしい顔が、屈辱と快楽でドロドロに歪む。
湊は健人の腹に手を置き、内側から盛り上がる自分の「熱」の形を確かめるように、
さらに深く、より狂暴に腰を使い始めた。
しばらくして、健人の体力の限界を察した湊が、一瞬だけ動きを止めた。
「……ん、健ちゃん。……穴、切れてないよね?」
湊は健人の腿をさらに強引に広げ、
自身の根元と健人の入り口が密着している部分を凝視した。
赤く腫れ上がり、湊の太さに限界まで広げられた粘膜。
だが、湊の入念な準備のおかげで、幸いにも出血はない。
「よし。……大丈夫。まだまだ、これからだもんね?」
「え、……っ?」
健人が絶望に目を見開く。
確認が終わるや否や、湊の「執着」は第二幕へと突入した。
先程までの「丁寧さ」はどこへやら、湊は健人の腰をがっしりと掴み、
壊すような勢いで突き上げを再開した。
「あがっ! あ、っ、あああああ!! 無理、むりだ、湊! もう、だめ……っ!」
「だめじゃないよ。健ちゃんのここ、僕のこと、離さないようにギュウギュウに締めてるもん。……ほら、もっと声聞かせて? 僕の名前、呼んでよ」
湊の「攻め」は、もはや教育に近いものだった。
叔父としてのプライド、男としての矜持。
それらを湊の「質量」が一つ一つ丁寧に噛み砕き、純粋な「快楽」へと塗り替えていく。
耳元で囁かれる湊の愛の言葉が、脳を直接汚していく。
「あ、……っ、ぁ……、みな、と……っ、湊ぉ……っ!!」
ついに、健人の喉から湊の名前が溢れた。
それは拒絶でも、助けを求める声でもない。
自分をめちゃくちゃにしているこの甥に、
もっと奥まで暴いてほしいという、剥き出しの「求愛」だった。
「……あは。健ちゃん、可愛い。……大好きだよ、健ちゃん」
湊の腰が、最後の一際深い一突きを繰り出す。
健人の最奥にある「核」を力強く押し潰すと同時に、健人の身体が大きく跳ね、
真っ白な液体が健人の胸元まで飛んだ。直後、湊もまた、
健人の最奥に、熱い種をたっぷりと注ぎ込んだ。
「は、ぁ……、は、ぁ……っ……」
嵐が去った後のような静寂の中、健人は焦点の合わない瞳で、天井を見つめていた。
身体中が熱く、節々が痛み、自分の中が湊の熱で満たされているのがわかる。
叔父として、絶対にやってはいけないことをした。
けれど、その罪悪感さえも、湊の腕の中に抱かれている安堵感に溶かされて消えていく。
「お疲れ様、健ちゃん。……初めてなのに、すごく上手に受け入れてくれたね」
湊は健人の汗ばんだ額に、優しくキスを落とした。
翌朝、腰の激痛で目を覚ます健人の絶望と、笑顔で朝食を運んでくる湊の至福。
2LDKという名の監獄で、
がっしり体格の叔父さんが「可愛い嫁」へと改造される日々は、まだ始まったばかりだった。
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