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第1話 総務の主さん
総務の主さんの胸ポケットに今日も僕は挟まっている。
書類に、メモに、付箋に。
迷いなく使ってくれる手つきが僕は好きだ。
でも、忙しい朝。
芯を戻しきれなかった僕のせいで、
真っ白なワイシャツに、赤い線を引いてしまった。
ごめんなさい。
それでも主さんは僕の頭を優しく小突いて
「次は気をつけような」
って胸に戻してくれた。
大切にされるってこんなにもあたたかい。
僕は一生懸命働く主さんの仕事のパートナーとして、これからもたくさん未来を書き続けるよ。
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