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◾️5 腐男子の夢が叶った後 ~これからも春華でいて?~
朝の陽光がカーテンの隙間から差し込み、スイートルームを柔らかく照らしていた。
ベッドの上は昨夜の激しい痕跡が残ったままだった。シーツは皺だらけで、精液の甘い匂いが薄く残っている。
春輝は怜司の逞しい腕に包まれるようにして横たわり、藍は春輝の胸に頰を預けていた。
三人とも裸に近い状態で、春輝の体にはキスマークが無数に刻まれていた。
「ん……っ」
春輝が小さく身じろぎすると、怜司の太い腕がさらに強く抱きしめてきた。
怜司はまだ眠そうに目を細めながら、春輝の耳元に唇を寄せる。
「……朝からもう硬くなってるぞ、春華。昨夜あんなにイッたのに、まだ欲しがってるのか? エロい男の娘だぜ」
「な……怜司、今はもう春輝だってんの! ったく、朝からそんな恥ずい事……言うなよな……!」
春輝の顔が真っ赤になり、慌てて藍の肩に顔を埋めた。
確かに、女装のウィッグはすでに外れ、ボーイッシュな雰囲気。
しかしこれはこれで悪くないと、怜司は眩しく見つめる。
藍は幸せそうに微笑みながら、春輝の頰に優しいキスを繰り返した。
「ふふ……アニキ、可愛い。昨夜は本当に最高だったよ。春華が怜司くんに犯されながら、俺のを一生懸命舐めてくれて……あの涙目で『チンポ……好き……』って言いながらイッちゃう顔、腐男子として一生忘れられない宝物になった」
藍の声はまだ興奮の余韻を残しつつ、甘く溶けていた。
春輝の乳首を指先で優しく撫でながら、怜司の方へ視線を向ける。
「怜司くんも、ありがとう。俺の妄想を完璧に超えてくれた……春華をあんなに激しく、でもちゃんと可愛がってくれて」
怜司は低く笑い、春輝の腰を引き寄せて自分の朝立ちした熱いものを、春輝の尻の谷間に軽く押し当てた。
「俺は遊びのつもりだったけど……本気になった。お前、想像以上にエロくて可愛かった。男の娘のくせに穴があんなに締まって、声があんなに甘くて……一度味わったら、もう離したくねえ」
春輝は恥ずかしさで体を丸めながらも、昨夜の快感の記憶が蘇って小さく震えた。
「……俺、男なのに……二人にめちゃくちゃにされて、泣きながらイッちゃうなんて……藍のせいだぞ? でも……藍があんなに喜んでくれるなら……また、時々……でいいなら」
藍の目がキラキラと輝いた。
「ほんとに!? やった、アニキ大好き……! 春華が怜司くんに後ろから抱かれて、俺の前で感じまくってる姿……また見たい。次はもっと過激なシチュエーションで、新しいBL妄想を叶えてほしいな。例えば、怜司くんが春華を壁に押し付けて立ったままバックで犯しながら、チンチンを壁に擦って潰しちゃう……とか」
怜司は春輝の首筋にキスを落としながら、独占欲を隠さない声で言った。
「俺はいつでも構わねえ。ただし、次からは藍だけじゃなく、俺も春輝を独占する時間を作れよ。3Pもいいが、二人きりでじっくり調教したい」
春輝は二人の間で挟まれ、顔を真っ赤にしたまま小さく頷いた。
「わ、わかったよ……二人とも、俺のこと好きすぎだろ……」
三人でシャワーを浴び、ルームサービスで遅い朝食を食べながら、昨夜の思い出を振り返る。
藍はスマホに保存した短い動画を見ながらニヤニヤし、春輝は死ぬほど恥ずかしがり、怜司は余裕の笑みを浮かべていた。
****
チェックアウトの時間。
ホテルを出る直前、藍が二人を抱きしめて言った。
「誕生日プレゼント、本当に最高だった。アニキと怜司くんのおかげで、俺の腐男子人生、完全に満たされた……これからも、時々でいいから俺の妄想、叶えてくれる?」
春輝は藍の唇に優しくキスをし、怜司の肩に軽く頭を預けた。
「……藍のためなら、俺、春華に何度でもなるよ。でも、ベ、別にアナルセックスが好きになったって訳じゃないんだからな!」
怜司と藍は目配せしてニヤリと笑った。
そして、二人で春輝のお尻の肉を摘み揉み上げる。
「ば、バカ………やめろよ……二人とも……んあっ」
感じやすくなっている体が何よりの証拠。
春輝は、潤んだ目で二人を恨めしそうに睨み、それを見た二人は大笑いした。
三人で手を繋ぎ、春輝は女装のままコートで隠して、ホテルを後にした。
春輝の心の中では、恥ずかしさと充足感、そしてこれから始まる新しい関係への期待が、甘く渦巻いていた。
――腐男子の妄想は、まだまだ尽きることがなさそうだった。
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