3 / 3
第3話 公開セックスのお仕置き。僕が愛したのは、最低なアイツでした。
それでも栞がクラスメイトとふざけていると颯は静止に来る。
「栞っ!! こっちに来るんだ!」
「いやっ……何? お前何……?ん むぅっ……!!」
あろうことか、颯は大勢が見ている前で栞に派手に口付けた。
「見ての通り、栞は俺のものだ。男だろうが女だろうが、手を出したら殺すぞ」
「ふざけるな、はっきり言っただろうっ?! 俺はお前何て好きでもないし、恋愛対象でもないんだよ。何でここまで言われてわからないんだよ? どうやったらほっといてくれるんだよ。毎日毎日しつこく……本当にほっといてくれ」
そう言われても颯は栞を離さない。みんなに見せつけるように抱きしめる。
「栞、お願い、お願い、お願い……」
颯の瞳からは涙が溢れはじめていた。
「お、おい、栞、ちょっとかわいそうだぞ。少し話し聞いてやれよ……」
「流石にかわいそうかも……」
周囲が颯に同情し、ざわつきはじめた。
「……何っでここで俺が悪者みたいになんの? こいつが無理矢理レイプしてきたんだけど? 何で俺が責められんの? 意味わかんね……」
結局この後も栞は空き教室に連れて行かれ、身体中を貪り尽くされた。
──────
「あぁ……栞、愛してるよ、栞」
颯は自分のモノを栞の弱いところに当てながら激しく腰を振った。
『ぎしぎしぎしぎし……』
古い机は音が大きい。
「はあ、はあ、はあ、はあ、……」
栞は声を出さないように肩で息をしていた。こんな男のモノで感じてイかされるなんてまっぴらごめんだ。栞は意地になり耐えた。
「はぁ、はぁ、あっ、んぅっ……くっぅ……」
考えとは裏腹に栞はすぐに達してしまった。颯はラストスパートをかけるように栞の中をめちゃめちゃに突いた。
「やめ……?! イったばっかっ……あっ、んっ」
静止を聞かずに一心不乱に腰を振った。
「栞、栞、気持ち良い、気持ち良い……んっっ」
颯もイった。栞は諦めた。結局こいつは話しなんて聞かない。やはりヤるだけの最低野郎だ。
──────
颯が告白された。相手は1年の女子だ。1年の中でもかわいいと騒がれている子だった。もちろん颯と栞との関係は有名だし、当然知っているだろう。それでも告白してくるとは、相当自信があるようだ。
「颯先輩に好きな人がいるのは知ってます。だけど付き合ってはいないんですよね? 私にも可能性がありますよね」
「ごめん、全くない。栞以外なんて考えられないから。男とか女とかそう言うんじゃなくて、栞しかダメだから……」
「私、諦めませんから。これから、よろしくお願いしますっ!!」
「(うぜぇな、この女。そーとー自分に自信持ってんだろうな。断然栞の方が上だけど)」
『ガラガラ……』
やって来たのは栞だ。
いつも昼休みは化学室に連れ込まれるから、習慣だ。
だが、今日は空き教室に颯は女といる……人気のないこんなところで、女と二人きりでいるところを見られて、颯は怒鳴られ、叩かれるのを覚悟した。
ところが、何も起こらなかった。
「あ、悪い。いつも呼び出されるから今日も来ちゃった。でももう来なくて良いみたいだなー。じゃあなー。二度と話しかけてくんなー」
栞はヒラヒラと手を振り出て行ってしまった。
「(何あれ何あれ何あれ……!! せめて何か言っとけよ!! 俺、あいつが他の女と会ってるとこに行くなんて馬鹿じゃん! さいてー。あー、恥ずかしい……何で俺がこんな思いを……やっぱもっと早くあいつ切っとくべきだったよ。セックスだけの関係なのに……なあなあにし過ぎたな。まあ、今後は体だけの関係やらなくて良いんだから結果的に良かったか……)」
「…………っ栞っ!!」
「先輩、待って! お願い、行かないでください。先輩のことなんとも思ってない人なんてやめて、私と付き合ってください! 先輩、セックス好きだって聞きました。私、上手いですよ。試してみません? 今、ここで」
「ごめんね、俺も前は馬鹿だったから、いろんな人とやって、傷付けたりした。けど、栞だけは絶対に傷付けないし、悲しませたくないから、君とは出来ないし、付き合えない。ごめんね、栞を追いかけないと」
「はぁ? あんな女みたいな男のどこが私より優ってるのよ? さいってー」
颯は栞を追いかけて栞のクラスへ向かった。あろうことか、栞はふざけてクラスメイトの男子の膝の上に乗り、後ろから抱き抱えられ、別の男子とポッキーゲームをしていた。
『ガターンっっっ……』
勢いよくドアを開け、颯は叫んだ。
「栞っっっっ!! お前何してんだよ! ふざけるなよ?! すぐに降りろっ! お前らもふざけんじゃねーぞ! 栞に触んなっ!」
「っっ!! お前が言うなよ! さっきの女子とは何してたんだよ?
はっ、どうせあれがお前だよ。お前が誰とやろうが俺は何とも思わない。その代わり俺にも関わんな。勝手にさっきの女子とヤってろよ。もう俺はお前に付き合いきれねぇ。
俺に二度と触んな。誰にでも触る手で、ベタベタすんな。気持ち悪いんだよ!!」
栞を宥めるつもりで追いかけてきた颯は栞の言葉に流石にショックを受けた。
颯は泣きながら栞の手を引っ張った。
「お願いだから……信じてよ……あの女は何でもない……栞、愛してるよ……栞がいないと本当に生きていけない」
「──お願い、どっか行って。顔見たくないから」
「──今は教室帰る……けど放課後、いつも通り迎えにくるから。先に帰らないで」
栞はカチンときた。
「だから、お前話し聞いてんの? いっつも何も聞いてねぇよな? 迎えにくんな。ばっかじゃねーの?」
カッとなった颯は泣きながら栞を無理矢理引き寄せて連れて教室を出た。
「離せよっ!! もう本当にいい加減にして……」
栞も泣き出してしまった。
「お前といるの疲れるんだよ……俺はちゃんとした恋人が欲しい。お前に邪魔されたまんまじゃそれが出来ない。幸せになりたい。両親みたいに、互いに好きな人と。お前とじゃ無理だ。お前のことは絶対に好きにならない!」
颯は土下座して言った。
「栞の恋人になれるように頑張るし、栞を大切にする。どうかチャンスをください。」
栞はかなりの間沈黙し、涙が止まった頃、ゆっくり口を開いた。
「──はぁ……友達か……それならばなっても良い。
その代わり、っっんんっ、ふぁっ……!!
お前、今こういうことすんなって言いたかったの!」
颯は話を聞かずに思いっきりキスをして抱きしめた。
「ごめん、それは無理。栞の前では俺は発情した動物みたいだ。今からセックスするっ……!」
「はぁ……お前ばかじゃねーの? 本当何も聞いてねえのね」
そして、栞は颯の下で思いっきり喘がされた。
──────
他学年や、クラスのみんなを巻き込んでの盛大な痴話喧嘩の後、栞と颯は何とか落ち着きを取り戻していた。
放課後、中学の頃からあまり評判の良くはなかった颯はたまたま出会した悪友と談笑した。
「お前最近成宮のこと追っかけ回してんだって? うける、あいつ可愛いけど、一応男だぜ? 正気かよ? お前みたいな女なら誰でも良いヤリチンがよ、信じらんねー」
「(……栞との噂、そんなとこまで広がってんのな……まぁ、そっちの方が都合が良いか)
お前らには関係ないだろ。栞には絶対に手を出すなよ」
「出すかよ?! 俺らは何もしねーけどよ、中学の頃に米塚っていたの覚えてる? あいつ成宮のこと好きだったらしくって、今相当お前のこと恨んでるらしい。
まじでやべーらしいから、お前もだけど、成宮にも気を付けるように言ったが良いと思う。
成宮一人にしない方が良いと思う。てか、今日はお前一人なん?」
「んなわけねーだろ。栞が今アイス買いに行ってる……あ、栞! こっち! こいつら覚えてる? 中学の時の……」
「覚えてるに決まってんだろ。久しぶり」
「え?! 成宮? 何か、中学の時よりむちゃくちゃ可愛くなってねー? やべー! こりゃ、颯が参るはずだわ。すげー美人……」
「お前らマジで何なんだよ。誰が可愛いとか……そういうことしか頭にないわけ? んぐっ?!」
颯は栞を引き寄せてキスをする。
「もう、本当に勘弁して……知り合い全員の前でキスしないと気が済まないのかよ……」
「こんだけキスして牽制しても、どんだけ抱きまくっても不安だわ」
「だっ?!……ほんと外でそういうこと言うな!」
「マジで颯、成宮好きなんだねー。じゃあ、くれぐれも米塚に気をつけろよー!」
「米塚? あいつが何かあんの?」
「あー、何かお前のことすげー好きらしくって、俺もお前も気をつけろよってさ。今相当やばいらしいから。一人になるなって言ってたぞ」
「──昔告られて、襲われかけたことがある」
「はぁ?! ちょー危険だろ!! 絶対に一人にはしない!!」
颯は栞を強く抱きしめた。
──────
後日、案の定、米塚は校門で栞を待ち伏せていた。栞と颯が門の所に差しかかると米塚は二人に話しかけた。
「成宮! 久しぶり! 相変わらず可愛いな。いや……綺麗になったね。……俺まだ全然お前のこと忘れられなくって……
けど、獅堂がお前のこと追いまわしてるって聞いて、お前迷惑してんじゃないかと思ってさ。……で、何でお前が一緒にいんだよ? 獅堂。成宮にいつも付き纏ってんのか?」
「はぁ? 俺は栞といつも一緒なの。な、栞」
そう言うと颯は栞を引き寄せ激しくキスをした。栞はもう颯の|『牽制の為のキス』《・・・・・・・》は諦めているので何も抵抗はしない。もう面倒なのだ。小さくため息を吐く程度で終わっている。
「なっっ?! お前、成宮に何てことっ!!」
「栞は俺のもんだよ。ごちゃごちゃ言ってねぇで、失せろよ。お前、栞のことレイプしようとしたんだってな? 噂になってるぜ? しかも俺のとこにまでお前に気をつけろって話が回ってきてる。
お前相当やばいみたいだな? そんだけイケメンなんだから、普通に可愛い女でも見繕ってよろしくやってろよ? 栞に関わんな」
「はぁ? そっくりそのまま返してやるぜ。俺は昔から成宮が好きなんだ。お前みたいに女を取っ替え引っ替えしてる奴に言われたくない。成宮を解放しろよ。お前が束縛してるって噂になってるぞ?! なぁ、成宮、そうなんだろ? こいつに無理矢理恋人ごっこさせられてんだろ? でもこいつは成宮のこと必ず裏切って適当な女のところに行く」
颯はカッとなって言い返した。
「勝手なこと言ってんな!! 俺は栞以外好きになったことも愛したこともねぇよ!! 他の誰にでも股開くバカな女どもの所なんか行くかよ?! 栞だけだ。だから邪魔すんな。帰れ」
米塚は颯を無視して続けた。
「成宮、二人だけで話がしたい。こいつ抜きで。話しにならない」
「栞! こいつ危ない! 絶対ダメだ。許さない」
「まぁ……落ち着けよ。獅堂。お前から見えるとこなら二人で話しても問題ないだろ? 米塚、カフェでも行く? 獅堂、離れて座っとけよ」
颯は不服そうだが、渋々了承した。
見せつけるようにして、栞を愛おしそうに抱きしめて優しく長くキスをした。
米塚は舌打ちをし、苦々しく見ているしかなかった。
──────
「成宮、時間取ってくれてありがとう。さっきも言ったように、俺お前のことが諦められない。高校入ってからそれなりに可愛い子から告白もされたし、何人か付き合ったりもしてみた。だけど、違うんだ……成宮みたいに好きになれない。俺は男が好きな訳じゃないと思う。セックスは女と問題なくやれる。ただ……やってる時に考えるのがお前のことばっかりなんだ」
栞はその話を聞くとゾッとした。
「あ、の……もう、ごめん……」
栞が立ちあがろうとすると米塚が手を掴んだ。
「最後まで聞いて。成宮があんな獅堂みたいな下半身で生きてるようなバカに付き纏われてるって聞いて、居ても立っても居られなくなった。俺がお前のこと守りたい。あんな奴……迷惑してんだろ?……何キスとかやられ放題なんだよ? 何で俺のことは拒否しといてあんなバカには許してんだよ? 俺にも権利はあるだろ? 俺もお前にキスがしたい!! お前を抱きしめたい!! お前と一緒にいたいんだ!!」
米塚は栞の手首を握りしめて叫び始めた。
米塚の怒鳴り声に周囲はざわつき始めた。
颯は栞に駆け寄ると米塚から引き剥がした。
「おい! 獅堂! 成宮に触るな! 離せよ! 成宮お前のこと嫌がってるんだろ? 厚かましいんだよ?!」
「お前大丈夫かよ? そう思うならきちんと落ち着いてから栞に聞いてみろよ! ってか栞怖がってるだろ? 良い加減にしろ!」
颯は栞を大事そうに抱えた。
「お前に栞は近づけない。栞が怖がる。……行こう、栞、大丈夫? 怖い?」
「や……びびったけど……まぁ、大丈夫。あ、獅堂降ろして。米塚に言うことがある。
ごめん、米塚。中学の時にちゃんと言えてなかったけど、お前とは付き合えない。好きにはならないよ。恋愛対象じゃないんだ。友達ではいられないかな?」
「……獅堂は? そいつは成宮の何なの? 恋愛対象なの? 俺と何が違うの?」
「……それは……獅堂も恋愛対象じゃない。俺の恋人でもない」
「はっ。なのにキスしたり、ヤったりしてんだ? 成宮も結構貞操観念低いんだね。じゃあ俺も良いじゃん。俺にヤらしてよ。彼氏になれなくても我慢するから」
栞はカッとしたが、言い返せない。
颯が口を開いた。
「てめぇ……ペラペラとうっせぇな。栞は俺以外とはヤんねぇよ。貞操観念ちゃんと持って、俺としかシねぇんだよ。そしてもうすぐ付き合って、俺と大恋愛するんだよ。栞は俺としかこの先一緒に居ねえんだ!! てめぇ、女々しい、うぜえ、さっさと帰れよ。このストーカー。二度と栞の前に現れるな」
栞はわかっていたがズバリと指摘されたことにショックを受けて涙が出てきた。付き合ってなくてもやる軽い奴……
「栞っ! 栞っ! 大丈夫? お前っ、栞泣かせるなよ?! 何しに来たんだよ?! 好きな奴泣かして何してんだよ?? もう帰れ……栞、俺たちも帰ろう? 抱っこしようか?」
栞は颯に抱き上げられると肩口に顔を押し付けて泣いた。流石に米塚は黙っていた。
──────
颯は栞を自分の部屋に連れて帰ると話をした。
「栞……お前軽くなんかないからな。セックスも俺が強要してるし……はは、言ってて情け無いな。
お前は大恋愛夢見てる。
俺はそれを邪魔しているかもしれない。
けど、俺はお前と恋愛したいし、愛のあるセックスがしたい。
今は快楽のためだけかもしれないけど……必ず俺のこと好きにさせるから。俺がもっと努力する。お前に選んでもらえるように……。
好きだ。栞。愛してるよ」
颯は栞をベッドに押し倒した。息を荒くし、ズボンを性急に脱がせると栞の穴を解し、大きく育ったものを後ろからゆっくりと押し込んだ。
「んん〜〜っ!! はぁ、あぁ。いい……獅堂、もっと、奥にほし……」
「ねぇ、颯でしょう? お願い。俺のこと颯って呼んでよ……セックスの時以外も颯って呼んで……お願い……あぁ、やばい……栞、そんなに締めたらすぐイっちゃうよ……」
颯はガツガツ腰を使い栞を追い込んでいった。
「あぁ……はやてぇ……はやてのきもちぃ……はやてのだいすきぃ……もっと奥にきてぇ……ふぁん……」
栞は先にイった。後を追うようにして颯も栞の中に出した。
「はぁ、はぁ、栞、はぁ、こっち向いて、キスして……栞から深いやつして……あの栞の好きなぐじゃぐじゃになるやつして……」
栞は朦朧となり、颯の名前を呼びながらキスをした。
「あむ、ふぁ……はやてぇ、はやてぇ……んむ……」
『ぐちゅん……ちゅぷっん……』
颯は栞の言動に再度屹立が大きく硬くなり、栞に這入りたくてしょうがなくなった。
「しおりぃ……挿れたい……こっち向いて……向き合ってしよ? キスしながらいっぱい奥突いてあげる……。愛してるよ」
『ずぷぅん……ぶじゅぶじゅ……』
栞はあまりの良さにのけ反り、甘ったるい吐息を漏らした。
「はぁ……ん、はやてぇ……すきぃ……はやてすきぃ……もっと……もっとはやてちょうだい……」
──────
「──」
……セックスの最中だったとはいえ、栞が颯のことを好きだと言った。
あれはその場の雰囲気にのまれたのだろうか?
……それとも本心? 怖くて栞本人には聞くことができない。
栞は言ってしまった……やってしまった……颯のことを好きだと言ってしまった。
これには頭を抱えた。
恐らく颯はこの話題を振ってはこない。こちらから何も言わなければ何事もなく済むだろう。
だが、颯を弄び過ぎている。そろそろ報いてやっても良いのではないのか?
──────
栞は珍しく颯を夜、食事に誘った。二人でいるのは面白いし、楽しい。これからは颯にきちんと向き合っていこうと決めた。
外を散歩しながら栞は改まって言った。
「あ……の、獅堂……いや、颯。俺、お前とちゃんと付き合う。お前のこと、好きなんだと思う。やっぱ俺、好きじゃない奴とキスやセックス出来ないし、米塚に性的なこと言われて寒気がした。俺ゲイって訳でもないと思うし、だからといって可愛ければ誰とでもするっていうのでもない。多分颯だけだと思う。……だから……俺のこと、離さないで……」
栞は泣き出してしまった。
「俺のこと沢山……ひっく……いっぱい愛してくれる? ひっ……く……」
颯はオロオロした。
「なっ!! 栞! 何の心配してんの?! 決まってるでしょ?! 栞だけだって!! お父さんとお母さんみたいな大恋愛しよ? 俺と……」
「はやてぇ……はやてぇ……」
「栞、愛してる」
二人は熱い熱いキスを交わして長く抱擁を交わした。
──────
「あ、俺、颯と付き合うことにしたから。みんな、これ言いふらしていいよーー」
次の日栞はクラスで大声で言った。
「えぇーーーーっっ?! どういう心境の変化?」
「何があったの?」
「あー、簡単に言うと、俺にストーカーがいて、そいつにはキモイと思うけど、颯に触られても気持ちいいから? 好きなんだよ。颯が」
「おぉ、簡潔(笑)」
「でもそのストーカー大丈夫なの?」
「んー。わかんない。対策の仕方がわかんないけど、取り敢えずは颯といちゃついてるとこ見せるくらいかなぁ?」
「神経逆撫でしそうだな……」
「そうか諦めてくれると信じてるんだが」
そこへ颯がやってきて話に割って入った。
「俺の栞と何話してんの? みなさん」
「お前らの話だよー。付き合うんだろ? おめでとさん。ストーカーって大丈夫なのかよ?」
「ちとやっかいでさ、顔よし頭よしなんだよなー、自分に絶対的な自信を持ってるから栞も自分を選ぶと思ってる」
「まじかぁ、校門で見かけたら速攻で連絡するわ」
「マジ助かるわ。さんきゅ」
──────
「おい、颯!! お前の言ってた他校のストーカーらしき奴が門にいる。気をつけろよ?!」
クラスメイトから電話がかかってきた。
「おう、わざわざサンキューな!
……栞、今多分あいついる。どうする? 俺は栞と付き合うこと宣言したいけど……」
「俺もそれで良い。てか見せつける。あいつの怒り煽ってでも良いから見せつける。
てか、何で俺があいつに怒られるの?」
「──それがストーカーだよ……」
──────
「おい、ストーカー」
「成宮! この前はごめん! 泣かせるつもりはなかったんだ……ただ俺に振り向いて欲しくて……」
「良いよ。むしろありがとう。あれで俺は颯が好きだって気付いた。だからちゃんと颯と付き合い始めた。唯一颯にだけは触られてもキモくない。お前はキモい。なぁ、颯……こいつにキス、見せつけて……」
「了解……」
そう言うと栞は颯の首に手を回した。
颯はしっかりと腰を抱きしめて、米塚の方をニヤニヤと見据えながら栞にねっとりとキスをした。
校門でこんなことをしているが、この二人は日常茶飯事なのでみんな驚かない。
(まぁたあの二人やってるよ)
(本当イケメンカップルいいわぁ)
(意外にも成宮くんが今回告ったらしいよ?)
(まじ? 成宮追いかけられてたじゃん)
(好きになったんだって、颯のこと)
(まあ。あれだけ堂々とキスやらセックスやらやってればね〜 嫌いな奴とはやんないか。あはは)
「成宮! お願いだ! 俺にもチャンスくれ! 顔なら負けない! セックスも負けないと思う。思いは俺の方が強い! 中学からずっと好きなんだっ!! 何でそんなポッとでの、しかも男なんかに捕まってんだよ? 俺にもやらせろよ!! このビッチが!! 獅堂にだけ突っ込ませるなんて不公平だろ? 俺ともやってから決めろよ? どうせ誰とでもヤんだろ?」
栞は俯いてしまった。そして言った。
「勝手なことばっか言ってんじゃねえよ? 何でそもそも俺がお前と試しにやらないといけないの? 俺、颯が良いって言ってんの! いつから好きとか関係ない。俺が颯好きなの!……良いよ? 俺が颯の上で腰振りまくるとこ、目の前でヤって見せても。空き教室くる?」
「見る」
「は? わあ……冗談通じなかった。……どうする?」
「……やる? はぁ……ストーカーってやっぱ怖い」
──────
いつもの化学室に米塚を連れてやってくると、すぐにキスをしながら、互いに制服を脱がせ始めた。栞はシャツ一枚になると自分の下半身を颯の顔に押し付けた。
「早く舐めて。我慢できない……」
颯は栞の昂りにしゃぶりつきながら、後ろをほぐし始めた。栞は颯の髪の毛に指を差し入れ、頭をしっかり掴み、自分で腰を振り始めた。
「ふっ……んん……はや……てぇ……もうでちゃう……はぁん!! あああ、イくっ!」
『ビュクッビュクッ……』
栞は颯の口の中に大量に精を吐いた。
「栞、今日は量が多いな……観客がいて興奮してるの……?」
「……そうかもね……ねぇ、早くそのぶっといの俺に突っ込んでよ……」
「……そのはしたない穴、大股広げてあいつに見せてやれよ。そこに挿れられるのは俺だけだけどな」
「んん……はやく……はぁ……また勃ってきた……ちんこいてぇよ……」
栞はいやらしくひくつく後孔を米塚に見せつけると、颯の反り返った肉棒をねだった。
「お願い……耐えられない……早くぅ……」
するといきなり凶暴なそれを栞の中に突き立てた。
「はぁはぁはぁはぁ……あぁん……はやてぇ……いぃ……おまえのよすぎ……なぁ、おれもう……ひぁ! ぃあん!」
颯は米塚によく見える様に下からガツガツと突っ込んでいる。二人の繋がりがよく見える様に……
「おい、栞、お前さっきイったばっかだろ?
踏ん張れよっ! おらっ!!」
颯は栞の腰を押さえつけて下からぐぐっと押し込んだ。
「やぁあん!! ふかい!! はやてぇ! もうイきたい……前触ってよ……」
「お前ちんこ触らなくてもイけるだる? ほら立ちあがって、ケツ出せ。あいつにそのだらしないちんこ見てもらえ」
米塚に向けて栞を立たせると、颯は背後から栞に突っ込み、激しく腰を振った。
「あっ、颯っ!! でちゃうっ!! やぁん!」
『ビュクッビュクッ……』
米塚は生唾を飲み下し、言った。
「……本当にケツだけでいった……。成宮……お前のちんこきれいだな……舐めたい……」
米塚はズボンをぱんぱんにして勃ちあがらせていた。
栞は鳥肌立てて言った。
「誰がお前にちんこ舐めさすかよ?! ばーかっ!! ケツにだって挿れさせねぇよ。颯だけだ」
「……成宮、俺今物凄い勃ってんだよね……扱くから見ててくれない? 頼むよ」
「はっ?! こいつ何?! きもい!」
「栞をおかずにしたいだけだろ? やっぱやめとけば良かったよ。何の牽制にもなってねえ。栞がおかずになっただけだ」
「颯、帰るぞ。じゃーな米塚。ここまで付き合ったんだ。これ以上付き纏ったら警察沙汰だからな」
──────
「はぁ、なぁにやってんだよ、俺ら? あんなクソ野郎の前でエッチするなんて。そしてどんどんキモさ増していってるぞ……」
「本当だな。しかもよく考えたら諦めさせるどころか、栞の裸を見せてオカズ与えただけだからな」
「今頃シコってんだろうな……」
「ぷはっ……キモっ!!」
二人は爆笑した。
(第1部 完結済)
ともだちにシェアしよう!

